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乙女日記 Vol.1949 怒れば怒るほど言う事を聞かなくなるよね

ふと思ったんですけど、幼い子供を怒鳴ったり、叩いたりして頻繁に、そして雑に怒ってる親の子供ほど、いう事を聞かないですよね。

あれは、親の言う事を聞かないから、親が喧しく怒鳴ることになってるのか、言う事を聞かせるという教育を怒ってるから、言う事を聞かないのか、どっちなんでしょうね。

ってかさ、怒る親が多いでしょ。それがね、そもそもおかしいんだよねぇ。何で怒るの?子供と対等の立場なの?

普通は叱るよね。叱る場合、何故叱ってるのかキチンと相手に伝えるでしょ。例えば職場の後輩とかに注意するときでも、これは叱らないとマズイって時は、緩急というか、飴と鞭というかね、厳しく私的した後に、相手の立場になって"そうしてしまうのも判るんだよ"っと、フォローって言うと媚びへつらうような感じに聞こえるかもしれないけど、やっぱ叱るって対話だと思うんですよ。

対話の中で、相手の考えと自分の考えを擦り合わせつつ、正論と現実の間の妥協点を着地点として認識させ、とりあえずまずはその妥協点では行ってみようよって。そんでもうすこし行けそうなら正論により近づいてみようっと対話しつつ、相手の問題点を認識させつつ、改善への方向性を話し合うのが"叱る"ことだと思うんです。

子供だってバカじゃないからね。ちゃんと叱れば、子供は子供なりの世界でキチンとその約束を守ろうと努力してくれると思うだけどなぁ。

一方的に「こらー!」「ダメでしょ!」「静かにしなさい!」「触らない!!」って怒鳴るだけじゃ、子供は言う事聞かなくて当たり前だと思うんです。

だって、子供の時思いませんでした?大人にあれこれ言われたときに「何で?」って。

別に反抗するつもりじゃなく、素朴にそう感じてましたよ。

別にね、その「何で?」に対して、まともな大人の理屈で答えろとは思いません。子供にも理解できないしね。なので子供の世界の言葉で子供に理解できる程度の理由を言い聞かせてやれば、それで大抵の子供は理解すると思うんです。

最悪なのは「誰々さんに怒られるから、やめなさい!」とかって怒り方。

そういうのを口にしてる親を見ると、あぁ~あ…って思っちゃいます。

子供ってね、そんなに扱うの難しいですか?

大人の都合でコントロールしようとするから上手くいかないんだと思います。

何かに固執して執拗に同じ行動を取り出したら、その子供の感じてる不思議とか固執するそもそもの核心とかに同意して、一緒に固執してあげれば、子供って普通に素直に言う事聞いてくれますよね。

例えば、窓とかショーケースとか、とりあえずガラスとかベタベタ触るの好きでしょ。だったら一緒にベタベタ触ってあげれば良いと思うんです。で、ベタベタに触り倒して汚くしたのを見せて、一緒に綺麗にしようって、磨くのもやらせて、綺麗なの気持ちいいねぇって。それだけで、外出先でベタベタとガラスを触って汚す事は激減するはず。

よく言うじゃない、"子供の目線で"って。でも、そのフレーズは有名過ぎるほどポピュラーなフレーズなのに、子供の目線に降りる方法を知らない親が多すぎるね。

簡単なんだけどなぁ。だって自分の子供の頃を思い出せばいいだけだし。

どんな風に大人を困らせてたか、どんな迷惑をかけて怒られてたか。そして、怒られた時にどんな気持ちになっていたか、口答えじゃなくて本当に疑問だったから聞いたら、口答えするな!とか、屁理屈を言うなとかって、怒気を含めて威圧されて押し付けられた時の気持ち悪さとかね。たぶん殆どの人は覚えてると思うんだよね。

その時の自分、つまり子供だった時の自分に大人になった自分が出会ったら、どんな風な言葉を掛けてあげたいかって想像したりすれば、目の前の子供のコントロール出来そうにない行動にも臆することなく対応できると思うんです。

まぁ、唐突にこんな話を書いても、読んでもらってる人には「??」って感じでしょうけど、とにかく子供は怒るな。キチンと叱りましょうっと、どうしても言いたかった夜なのでした。

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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