どうしても、この時期になるとマライアキャリーがヘビーローテになってしまいますが、それは別に嫌なことでもないので、今年もマライアさんが大活躍なcocさんです。こんばんわ。
さて、今回はF1の話題です。
まず最初は、先日に正式発表になった小林可夢偉のザウバー加入についてです。
今季の僅か2戦という出場機会に見事なパフォーマンスを披露し、世界にその名を強く印象付けさせた可夢偉ですが、先頃のトヨタの撤退によって、ほぼ確定だったトヨタでの来期のレギュラーシートを失ったわけですが、なんとか無事に来期のシートを獲得。
しかし、正直言うと、ザウバーというのは…あまり喜べません。
何故なら、ザウバーは今季、BMWザウバーとしてエントリーしていたチームからBMWが撤退し、来期のエントリーに関して二転三転した挙句、ザウバーが再びチームを買い戻すことで、来期のエントリー申請にギリギリで飛び込んできたという状況なんです。
一応、ザウバーは2010年の新車に搭載するエンジンがフェラーリエンジンであると発表はしてますが、BMWが撤退を表明して以降、その決定を覆すかもしれないという非常に曖昧な時期が長引いたのは来期の新車開発に確実に悪影響を及ぼしてるでしょう。つまり例えフェラーリエンジンという戦闘力が期待できるエンジンを積んだとしても、完熟具合で他チームに大きく遅れをとることになるのではないかと思うわけです。
ですが、可夢偉がシートを獲得できたのだから、それだけでも良しと考えるのがベターなのかもしれませんね。
そして、ストーブリーグの目下の話題の中心はミハエル・シューマッハの復帰問題です。
現状では、今季ジェイソン・バトンがワールドチャンピオンを獲得し、それと同時にコンストラクターズチャンピオンも獲得したブラウンGPがホンダの財産(残存資金及び技術)を使い切った後にあたる来期でどうなるかと危惧されてましたが、ドイツの老舗コンストラクターのメルセデスがチームを買収し、メルセデスGPとして新たな出発をすることになったのですが、そのメルセデスGPがシューマッハと2000万ポンドで(約26億円)契約を交わしたという情報が今飛び交っています。
今季のフェラーリにおいて、フェリペ・マッサの負傷欠場を発端として浮上したシューマッハ復帰の動きですが、どうやら本当に彼は復帰するようです。
しかし、その復帰の場をフェラーリでなはなく、メルセデスGPにしたのは、彼の愛国心からではないでしょうか。
彼のキャリアの殆どは、ルノーとフェラーリです。前者はフランス、後者はイタリア。ドイツ人として、母国のコンストラクターチームのマシンに乗り、F1を走ってみたいという思いがあっても不思議ではないですし、まだ体力面でも技術面でも他のドライバーと対等に勝負できる余力がある内にという気持ちも今回の復帰を促した一因でもあるでしょう。
果たして、その決断がどういった結果をもたらすか、今から非常に楽しみです。(ただし、シューの復帰はこのテキストアップ時にはまだ正式発表されてません)
そして、最後に忘れてはならないのが、佐藤琢磨です。世間的には"終わった"人のような印象を持たれてるかもしれませんが、まだまだ充分戦えるはずです。先頃、来期から新たにエントリーすることになった新チームのロータスとの交渉が決裂したという発表がありましたが、彼の復帰に想いを寄せているのはファンだけでなく、本人自身もソコにむけて必死に動いてるのが判って嬉しかったです。交渉が決裂してるのに嬉しいというのはどうかと思いますが…。
ただ、彼は来期で復帰できなければ、本当に"終わった人"になってしまうでしょう。年齢的にもこれ以上のブランクを空けては復帰は絶望的です。ですので、まだ幾つもシートが獲得していないチームがありますので、何としてでもそのシート争奪戦に勝利して欲しいと切に願っています。
ちなみに現時点で決まってないシートは来期からの新規参戦チームでは【カンポス・メタ・1】が1シート未確定。【USF1チーム】が2シート未確定。今季から継続参戦のチームでは(組織変更により名称変更されたチームも含む)、【ルノーF1チーム】が1シート未確定。【ザウバーF1チーム】が1シート未確定。そして【メルセデス・グランプリ】もシューの復帰話がブラフだった場合、まだ1シートが未確定ということになります。
琢磨としては非常に厳しい状況ですが、是非とも…是が非でも…交渉をまとめて来期の復帰を決めてほしいものです。
そんなわけで、F1ストーブリーグもいよいよ佳境に突入です。琢磨の復帰を願いつつ、もう暫くは動向から目が離せないcocさんなのでした。
それでは今回はこれにて。
*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。