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乙女日記 Vol.2028 むしろ、微風だったんじゃねーの?w


以前にも似たようなことを書いたのですが、日本の音楽業界、特に流通に関しての新体制というのをホントに確立したほうが良いと思います。

オリコンランキングや、CDセールスランキングが、今最も支持されているアーティストのランキングとして機能しなくなってから久しいでしょ。

特に近年では、DL販売であちこちの提携サイトから拡散放出しちゃってるから、実際に今一番売れてる曲は何なのかって判らなくなってるでしょ。

特に携帯ユーザーをターゲットにした"着うた"などの配信サイトは自社のサイトが最も利用率が高いってことを各社が詠ってるでしょ。つまりその実態を明かしたくないのが本音なんですよね。

全ての楽曲のDL総数の集計を出してしまうと、どのサイトが利用者数ナンバー1なのかが判ってしまう。知られてしまえば、ナンバー1の集客率のサイトに人はゾロゾロ集まり出すから、他のサイトは立ち行かなくなる。だから各社のDL総数は明かされない。明かされないから、正確なランキングが打てなくなるっという状態がここ数年続いていて、現状ではオリコンでアニソンが上位になったりして、それを売れてる!みたいな解釈で騒いでたりとかする状況にまでなってしまってる。

確かに売れてる曲が良い曲かどうかは別。ランキングを正確に出したところで曲自体の評価に大きく変化がおきるものではないっというのは当然承知してるんです。

しかし、統一された集計の元でランキングが発表されるというのは、そんなにマズイでしょうか?

現状のように、あちこちにナンバー1ヒット曲が溢れかえってるよりかは、ずっと正常な状態だと思うんですよ。

特に、今回これ(http://www.riaj.or.jp/data/others/gdlist/gdlist_24th.html)を見て、ほんとに新たな集計の組織化をしないとマズイよって思ったんです。

このランキングをみれば、CDがどれほど売れてないか判りますよね。

こんなのをランキングで出す意味はもうなくなってるじゃんって思うほどです。

まぁ、あちこちでナンバー1ヒットと詠われる曲が乱立することで、ビジネスチャンスというのが広がるのはわかりますよ。

極端にいえば、ユーザー登録者数が3000人しかいないDL配信サイトで、週間DL数が250とかになって、ナンバー1ヒットですって言っても、嘘ではないですしね。

そうすることによって、ナンバー1という肩書きで更にビジネスチャンスが広がっていくというのは判るんです。判るんですけど、なんかそれってサブカルチャーを更にミニマム化していってコアカルチャーに切り刻んでいってるような感じがするんですよ。

だから、ビジネスチャンスが広がるって言っても、利益率は全く変らないか、下手をすれば萎んでしまってるケースもあると思うんです。

やはり、統一されたランキング形式の中で、支持率を競いあったほうが健全だし、建設的な仕事に繋がると思うのですが、どうでしょう?

各レーベルからの自主集計では水増しが当たり前に起きるし、各配信サイトは自サイトの稼働率の実態に直結するDL数の詳細などは明かしたくないだろうし、でも第三者機関が集計しないと、その集計の結果に意味はなくなるし…

やはり難しいですね。着うただけのランキングとかはあるんだけど、それだけじゃないでしょ。配信形態って。iTuneもあればwin系もあるし、各レーベルの独自配信もありますしね。

キチンと各配信サイトの詳細数値は公表しません。各社で集計して出した総数しか発表しませんという協定を作っても、情報は当たり前のように漏洩する時代だしねぇ。

まぁ、さほど売れてないのに、天下取ったみたいな"どや顔"してる人らのはしゃぎっぷりにイライラしないようにすれば、良いだけなんでしょうけど、そのどや顔に騙されて騒いでる人らが、やっぱりさ…、鬱陶しいわけですよw

で、ね、1つ教えて頂きたいのです。結局去年はどの曲が一番売れたの?勿論CDとDL配信併せてね。

確実に判ってるのは、それが嵐ではないということくらいですw

ま、そんなわけで…

一体どれだけ売れてるか判らない世の中じゃ ポイズンっ!ってことですw

じゃ、そういうことで(どういうことかの真相は銀河の果てにポイっ!)今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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