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モンスターハンター探険記 Vol.110


本日、都内でカプコンが新作発表会を実施し、そこでようやくPSPソフト【モンスターハンターポータブル3rd(MHP3)】のお披露目が行われました。

公開された情報は2分強のトレイラームービーだけでしたが…w

で、その公開されたムービーから得られた情報をcoc的にまとめるたのが以下です。

■発売は2010年末。

■拠点の雰囲気が一新し、MHP3では和風テイストになる。

■新フィールドが少なくても3つは登場。

■新大型モンスターとしてアルマジロ形態のモンスターが登場。

■MH3(tri)からギギネブラ、ロアルドロス、ベリオロス、ドスジャギ、クルペッコ、ボルボロス、アグナコトル、リオレウス(*1)の参戦が確定。

■MH3以外のシリーズからの参戦では、ティガレックスが確定。

■登場武器は、大剣、太刀、片手剣、ハンマー、ランス、ボウガン、スラッシュアックス、ガンランスが確定。

■お供アイルーの引き連れ数が1匹から2匹に増加。

■お供アイルーの防具、武器のカスタマイズ化が可能。

(*1)行動パターンが旧シリーズのレウスではなく3で登場した新レウスでした。

以上が大まかですが、今回のトレイラーから得られた情報のまとめです。

基本的にPシリーズはその新作が出る直前の据え置きハードのナンバリングタイトルをベースにして作られてきたシリーズですので、今回もその例に漏れず、Wiiで発売されたMH3をベースにして、Pシリーズの特色を加えて仕上げてきたという感じの作品になりそうです。

個人的には双剣の復活があるんじゃないかとヒヤヒヤしてましたけど、今回のトレイラーでは映っていないので、少し購入に意欲が湧いてきましたw

武器ではガンランスが復活してます。しかも新アクション付きで。

それ以外で特筆すべき点は…お供アイルーの件かな。連れて行けるのが1匹から2匹になったわけですが、個人的にこれはあまり歓迎できないです。

お供はシングルプレイにしか連れていけませんから、ソロ狩りの時に使うNPCキャラということになるわけですが、1匹ならモンスターの敵対心を自身に移してくれるので、比較的有意義に活用できるんですが、2匹となると、今度は敵対心が散ってしまう可能性があります。

お供アイルーは火力面で一切期待出来ない存在ですので、2匹となって敵対心が散ってしまうと、討伐時間が長引いたり、立ち回りが難しくなったりするかもしれないという懸念を抱いてしまいます。

まぁ、2択から3択に敵対心の割り振り先が増えた事で、危険度が減る事は確かでしょうけど、殲滅力と速効性がどれほど犠牲になるかの天秤の具合は実際にプレイする人によって差が出るでしょうし、一概に改悪だとは言い切れませんけどね。

それよりも個人的に一番気になるのは、マルチプレイですね。

今回はトレイラーの公開だけで、マルチプレイ周りに関しての情報は一切出てないのですが、個人的にはどうしてもインフラストラクチャーモードへの対応というのを実現して欲しいです。

確かに、本体とソフトを持ち寄って、アドホック通信で「対面に位置取りして!」とか「このあとの着地を狙うよ」とか「特攻するから一旦散って」など、ワイワイ言いながらプレイするのは楽しいですし、Pシリーズのメインターゲットである学生層に関してはそういったアドホックでのマルチプレイの方が集客率は高いんでしょうけど、そういった環境ではない層のユーザー、一緒に遊ぶ人が遠方の人ばかりであるとか、そういった人達のインフラストラクチャー対応への期待というのは確実にありますし、尚且つCFW潰しにも貢献できます。

昨年末に発売されたファンタシスターポータブル2(PSPo2)では、インフラストラクチャーでのマルチプレイに対応し、多くのユーザーにその機能は好意的に受け入れられました。

更に、インフラで遊ぶ場合、PSNへのログインを間に挟む仕様にしたことで、公式FWのヴァージョンアップが発生した場合、そのFWのアップデートをしなければPSNにはログインできない。PSNにログインできなければインフラストラクチャーでのマルチプレイは出来ないっていう図式で、CFW潰しに成功しています。

現在、PSPの公式FWは6.20が最新ヴァージョンですが、6.0辺りから、CFWの開発が追いつけず、6.0をハックする前に6.1が登場と言った具合に矢継ぎ早に公式FWの更新をすることでCFWへの牽制を行っていました。

その矢先に注目作品であったPSPo2ではインフラするにはPSNへのログインが必須。PSNへのログインには最新FWが必須という連携攻撃で、CFW陣営を封じ込めました。

この方法はとても効果的だと思います。

ゲームデータの改竄やFWの改造といったものは、実際の法律に照らし合わせて考えても、グレーゾーンであることは確かです。

販売権と頒布権を持つパブリッシャーがユーザーの私的財産であるソフトの扱いにどこまで介入できるのか。そこらへんが争点となり、中々判断が難しい問題となります。

しかし、PSNへのログインが必須で、それには公式FWが必須ともなれば、それをCFWで突破した時点で不正アクセス法違反という完全な犯罪となり、グレーどころか真っ黒になります。

MHP3のようなミリオン確定の人気作でインフラストラクチャーでのマルチを導入し、そのインフラモードで遊ぶにはPSNへのログインを必須にしてしまえば、CFW使いの人達へ相当な威力の牽制になるでしょう。

実際、CFWを使ってる人で、自分で導入した人は非常に少ないです。導入済みのPSPを買って遊んでる人が大半です。なので扱い方を理解してません。つまり再導入の仕方、それに伴う物理的なリスクなどは理解してませんので、公式FWに戻さなければ遊べないという状況を作ってしまえば、相当数を排除できるのです。

こういったこと、つまり…、敢えて死語を使いますが、アングラなツールを一般のライトユーザーにまで蔓延してしまうのは異常な事態です。DSのマジコンも然り、wiiのハック然り、とにかく一般人や初心者が手を出しすぎです。で、そういう人らが問題を起すんです。

なので、MHP3にインフラモードを搭載して、そういう分不相応の物を使ってる人らを一掃するというのも良い結果を生むと思うのです。

でなければ、MHP2Gのように、アドホックでXlink-Kaiに繋いで遊んでも、チートしてる人ばかりで全く面白くないという状況の繰り返しになってしまいます…。

そして、何よりも純粋にインフラモードで遊んでみたいとcocは思うのです。

PSPo2はアドホックとインフラストラクチャーの2つのマルチプレイに対応してみせました。PSP最大のヒット作であるMHPシリーズがその成果と結果を無視してまで、既存のPシリーズのアドホックオンリーという仕様に固執するのは得策ではないと思うのです。

しかし、カプコンのことです。バカプコンと揶揄されるほどのメーカーです。空気が読めてるようで、実際は全然読めてないという事が間々あります。ですので果たしてどうなるか…。

インフラストラクチャー(インターネット接続)プレイで遊んでもらうなら、MHFやMH3というタイトルをウチは抱えてますし、そちらで遊んでもらうという意味の棲み分けでMHP3は今回もアドホックのみですっとエヘン顔で言い切るかもしれません…w

どうなるか…、非常に興味深々なcocさんなのでした。

それでは今回はこれにて。



■追記

公式サイトのイメージイラスト。リアルモードの風来のシレンかとオモタw


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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