coc room
電脳系のコラムもどきとか、もどきとか、もどきとか…
目次
戻る
RSS
管理者用
記事一覧
乙女のNintendoDS 漫遊記 Vol.77 3DSの奥行き感にテンション上がりまくりw
SDSの詳細が公表され、それを素材にしてテキストをどう書こうか、かなり悩みました。技術的な方面で染めるか、タイトルラインナップの方面で固めるか、3DSそのものの存在意義についてという切り口にするかと、延々悩みましたが、結局シンプルに行くことにします。
Nintendo3DSは、間違いなく"買い"の逸品です。
もう、あれこれ言う前に結論を出したほうが判り易いです。買いです。買い。
3Dと言うと、その効果について"飛び出す"という現象を最初に想像する人が多いようですが、その認識はある意味では正解ですが、包括的には不正解です。
映像が立体的になることに生じるのは、飛び出す現象の発生だけでなく、奥行き感と空間のリアリティが益すという現象も同時発生します。
この奥行き感の向上というのはゲームにとって、とても相性の良い効果です。
3D映像を見る場合、その立体的な映像。飛び出してくるような感覚に驚かされ、それが3D映像の効果と誤認識する人が多いです。それは"見る"だけだから、飛び出て見える現象に意識が向きやすいからです。
しかし、ゲームはキャラクターや自機などを操作して遊ぶ物ですから、飛び出すことよりも、まずはその立体感と奥行きの広がりに強い印象を受けることになります。
3Dが浮き出てくるだけのものではないというのは、10年ほど前に流行った3D模様を見て遊んでた人なら覚えてると思うんです、あのQRコードの様な模様の中心に焦点を合わせてみると、突然その模様が立体的になるってやつです。あれを思い出せば3Dの本質的な効果が明確に判ると思います。
3DSは裸眼で、しかも特殊な見方をせずとも完全な立体映像効果を発揮します。そして、3D映像は3Dゲームにとても相性がよく、逆説的な言い方をすれば、今までの3Dゲームは不完全な3Dだったのです。その不完全さを大幅に補完してくれるのが3D映像なのです。
まぁ、ゴチャゴチャ言うよりも、実際に見てもらえば判ると思いますのです。動画を貼り付けておきます。ただし、くれぐれも「飛び出してない」などと言わないでくださいねw
実際に3D映像は物理的に飛び出してるわけじゃないんですから。
動画で注意深く見てもらいたいのは3DSのスクリーン上に映し出されてるデモ映像の立体感です。奥行きに関して意識的に見てもらうと、その立体感と空間の広がりが半端無いことが伺えます。
上の動画でイマイチ判らないという方向けに、もう一つ動画を貼り付けておきます。
これに加えて、任天堂の公式サイトで公開されている【
社長が訊く
】コンテンツ内の開発者インタビューも見てもらえば、3DSの持つポテンシャルの高さが実感できるのではないかと思います。(ちなみに、E3の
プレゼンテーション動画
も合わせて御覧になる事をオススメします。1時間超えというボリュームがネックではありますがw
そして、3D映像がゲーム導入されて、何がどう変わっていくかという点についてですが、私たちが想像する以上に大きな変化を生み出すことになるとcocは考えてます。
映画のように、ただ"見る"だけではないゲームにおいて、そのインタラクティブ性に与えるインパクトは映画のソレとは比較にならないほど大きなものになるでしょうし、不完全だった3Dゲームを大きな割合で補完することにより、3Dゲームが抱えていた平面という絶対的なジレンマを取り払い、3Dゲームが本来表現したい演出だとか、グラフィックを起点とした仕掛けの発展は加速度的に発展していくでしょう。
更に、3DSにはモーションセンサーとジャイロセンサーが標準装備されています。これに3D映像を合わせたことに大きな意味があるのです。
モーションセンサー、ジャイロセンサー、3D映像効果。そのどれか1つを搭載したゲームコンテンツ、ハードウェアコンソールは数々存在しますが、この3つを全て搭載した環境でゲームが動くというのは今までに無かったことです。映像を立体視させ、動きを感知し、重心の移動も読み取るわけです。
これが意味することに関しては、また日を改めて深く掘り下げて書くことにしますが、視覚と平衡感覚に触覚を加えて遊べるゲームが作れる環境が3DSなわけです。
単に現行のゲームが立体的に見える。立体的に見えるゲーム機で提供されるソフトは結局のところ現行のゲームと同じでしょ?ってことにはならないと、cocは断言しちゃいます。
それこそ、モーションセンサーもジャイロセンサーも無く、ただ3D映像機能が追加されて、基本スペックが上がっただけのDS後継機だったら、ここでボロカスに叩いてたでしょう。
しかし、そうではなかった。モーションセンサー、ジャイロセンサー、3D映像の三位一体ということに大きな意味と、その価値を高める理由があるのです。
そして、3DSは今後のゲームハードテクノロジーの発展の方向性を示す、重要なコンソールにもなるでしょう。それらの事柄についても日を改めて書き上げるテキストの中で語りたいと思ってます。
とにかく、cocは初見で「欲しい!」って感じました。cocのゲーム遍歴を御存知の方なら、その反応が珍しいことだと思われるでしょう。でも当然の反応なんです。だって3DSはその先を、つまり今後のゲーム機コンソールの未来に対しての予告機のような存在なんですから、そういうスタンスの端末は大好きです。
まだ発売日も価格も発表されてません。発売は早くて今年の11月下旬。遅くても来年の2月中旬には店頭に並ぶでしょう。価格は恐らく、安くて24800円。高くても29800円位でしょう。もしかしたら、19800円という凄まじい攻めの価格にしてくるかもしれません。
そして、品薄がまた続出するでしょうね。店頭の展示モデルで沢山の人が3D映像に新鮮な驚きを感じるでしょうし、売れ行きはDSを軽く超える速度になるのではないかと思います。
多くの人がそうであるように、cocも発売日が楽しみです。
それでは、今回はこれくらいにして、上述した"日を改めて"のテキストを書き始めることにします。
では、また次回です。
*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。
2010年06月16日(水)00時00分
この記事のURL
NDS::NDS全般
コメント(0)
トラックバック(0)
トラックバック一覧
この記事にトラックバックを送信する
コメント一覧
この記事にコメントを投稿する