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乙女のXbox360ライフ Vol.74

ようやく、アサシンクリード2を開封して遊び始めました。

つーことで、今回はファーストインプレッションという意味合いで、感想などを綴ってみるとします。

まず、肝心なプレイした感触ですが、1の心地良さをそのまま踏襲してくれていて、あの絶妙な操作感覚の良さは改悪などされていません。

そういう意味では、前作を遊んだ人なら、気味が悪いくらいスンナリとゲームに入っていけますw

さて、まだプレイの進行具合は序盤の序盤というところなので、詳しくあれこれと評価は出来ませんが、続編という意味で非常に誠実に作りこんだ作品に感じました。

1では、箱庭の中で暗殺者ゴッコで遊んでくださいという段階で完結してしまってたんですが、そこにゲーム的な要素を積極的に取り入れて、妙な言い方になりますが、キチンとTVゲームに仕上げてきたなって感じなんです。

だったら、1はTVゲームじゃないのか?って言われそうですが、何ともそれは言葉を選ぶのが難しいんですよね。

なにせ、1をTVゲームの"ゲーム性"という意味だけで評価した場合、単調で刺激の少ない凡庸な作品と言わざる負えないんです。

暗殺対象がボスから提示される→対象の居る街に移動→街にある支部に行く→暗殺の許可を支部長から得る為に情報集めのサブクエストが提示される→盗み聞き、スリ、恐喝のサブクエストをクリアする→暗殺対象への暗殺許可が下りる→暗殺実行。

この流れをずっと続けるだけなんです。

しかも、実際の街での活動も、マップデータがアンロックされてない地域の高所ポイントに登り、マップに一定周囲のデータがアンロックされる"シンクロ"というのを繰り返し行って、マップデータを更新していくというのを繰り返すことになるんです。

初めて訪れた街のマップを開いても、一切のデータが記載されてませんが、一箇所でも高所ポイントを見つけ、その一番上に登って"シンクロ"すれば、どこに他の高所ポイントがあるのかといったデータがマップにアイコンで記されます。

そのアイコンを頼りに、高所ポイントでのシンクロを行っていくことで、マップデータに詳細なデータが記されていくことになるんです。

ちなみに詳細なデータとは、サブクエストの場所や強力者の居場所などです。それらがシンクロすることで、マップデータにアイコンとして書き込まれていくという寸法です。

こういった単調な作業の繰り返しでゲームが進んでいってしまうのですが、それでもcocは1を結構高く評価してるんです。

その理由は2つ。箱庭の完成度と操作性の良さです。

とにかく、そこで活動してるだけで面白い。そんな風に感じるのです。走る、飛び降りる。よじ登る、忍び寄る。そういった一連の行動が、ただただ楽しい。

ゲームの内容は全然違いますが、【ゼルダの伝説 時のオカリナ】を遊んでた時も似たような感覚になりました。

謎解きの終わったエリアなんだけど、何故か行きたくなる。走って、泳いで、飛び込んで、馬で早駆けしてるだけで楽しい。そんな【時オカ】の時に感じた感覚と非常に良く似た感触を覚えたのがアサシンクリード1でした。

なので、ゲーム性という意味ではイマイチだったけど、ごっこ遊びをする上ではこの上なく上質な作品だったと思うのです。

さて、話を【2】に戻しましょう。

そんなゲーム性に乏しかった前作を反省し、小気味良くゲームとしての姿勢と挙動に序盤から満ちてるのが【2】です。

"お使い"という基本原則はそのままですが、そこにテンポの緩急などで味付けを変えたりしてるので、前作のような作業感は今のところ感じません。

操作性においても、前作で既に匠の域で完成していたものを変に弄らずに、完全互換な操作性を用意してくれてるので、非常に快適にプレイできます。

世界観に関しては、前作の舞台はルネッサンス前の時代で、エルサレムを軸に、イスラム教とキリスト教の宗教闘争が描かれていたので、色合いがハッキリとしてましたが、2はルネッサンス後の中世イタリアを舞台にしてますので、ちょっと猥雑とした色合いのバラ付きが気になったりもしますが、そもそルネッサンス直後の時代というのは、猥雑な文化の過渡期ですし、そういう意味では時代考証的に上手く仕上げてるんだと思います。

ただ、どうしても前作の時代設定ではコンサバティな考えが正しく、アバンギャルドな思想の者は異端者だという、バカげてはいますけど、世界観的には白と黒がハッキリしていました。しかし、ルネッサンス後というのは、コンサバティとアバンギャルどの対立という図式が前提にあるので、シナリオの進行過程が複雑化していきそうな予感はしています。

ダ・ヴィンチも登場してますし、彼を登場させたということは、彼も今後のシナリオに深く絡めて行くんでしょうから、やはり3部作としての落しどころは、シオン修道会などの秘密結社あたりの話になっていくんでしょうね。

ちなみに【3】の舞台は第二次世界大戦下のどこか…らしいです。っとなると…やはりドイツでしょうか?

けど、ナチスドイツは欧米ではタブーなテーマですし、ゲームでそこに突撃した作品はありませんから…、おそらくムッソリーニかな?

もしくは、そういった秘密結社の暗躍と裏で描いたシナリオの産物が後のゲバラになるというような、バッドエンディングみたいな感じで締め括るとかもあるかも。

ともかく、どこに落し所の狙いを付けてるのかはわかりませんけど、マルクス主義は絡めてくるんでしょうね。

って…、なんでまだ実体のない3の話になってるんだw

とにかく【2】は予想以上に好感触ですっていうのが、遊び始めた現在の率直な感想です。

それでは、今後もプレイの進行具合に合わせて、あれこれとアサシンクリード2を取り上げていくつもりですが、今回はこのへんで終わりとすることにします。

では、また次回です。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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