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乙女日記 Vol.2116 汚いのはやっぱり嫌

すんごく今更っていうか、当たり前の事を敢えて考えてみたって感じの主旨で今回は書くんですけど、海外の文化で屋内でも土足っていうのがあるじゃないですか。

あれってね、もう当たり前な感じで、そういうものだって捉えてるけど、その風習の違いって結構大きいというか、そもそもの文化的な根源の違いに通じてような気がします。

日本人の感覚でいうと、屋外で歩き回った靴で自宅の床も歩き回るってのは、ちょっと変すぎるというか、どういう意識と感覚なんだろうって不思議に思うのです。

根本的にソレって"嫌"でしょ?

でも、土足習慣の人らは、それが"嫌"じゃないわけで…

それを嫌と感じるか感じないかって、結構大きな差だと思うんですよ。

一事が万事って言葉があるように、そういう日々の生活に密接した習慣での感覚の差っていうのは、民族とか国家とかそういうレベルの思想心理にま繋がってる気がします。

しかも不思議なのが、旧日本式家屋って、屋内と屋外の境目が結構曖昧な作りでしょ。縁側ってのがありますが、あれって屋内なのか、屋外なのかというと、非常に微妙だと思うんです。そして土間があったりするわけですから、屋内、屋外の垣根って結構曖昧なんですよね。

なのに、土足習慣ではない。

一方海外では、ドアというハッキリとした区切りで屋内と屋外を分けてるじゃないですか。インドア、アウトドアって言葉があるように、ドアを基準にして外と中を明確に分けている。にも関わらず屋外で歩き回った靴で屋内も歩くという、日本人の視点から見れば大きな矛盾を習慣としてる。

何故にその差が生まれたんでしょうね。

確かに海外では、屋内で腰を下ろしてくつろぐのが椅子やソファーといった物で、床に直接座ったり、寝転がったりしないからかもしれないけど、それって鶏が先か、卵が先かみたいなものだと思うんです。

床に座らないから土足なのか、床が土足で汚れてるから座らないのかってね。

cocは【床が土足で汚れてるから座らない】の方が基準になってる気がします。だって、床、つまり地べたには人種問わず座るっしょw

じゃ、なんで靴を脱いで家に入らないんだろうね?

家の中の床が外と同じでも気にならないのかな?

今の時代の先進国の都会なら、アスファルトで舗装されてる道が殆どだからあまり靴底も汚れないだろうけど、昔ならドロドロじゃん?

車社会になる前は馬が乗り物の主流で、そこかしこに馬糞が落ちていて、馬糞と混じった土の上を歩いてたわけでしょ。よくそういう状況で靴を脱がずに自分の家の中を歩こうって気になったもんだよね。

まぁ、基本的に日本人は昔から清潔好きというのがあるんで、それが土足習慣ではない一番大きな要因かもしれませんね。

かなり昔から日本人にとって日々の入浴というのは当然の風習でしたけど、昔の海外では滅多にお風呂に入らなかったようですし…。

お風呂に入らないんだから、家の中の床が汚くても気にならない…よねw

でも…、やっぱそういう日常的な習慣の差から生じる価値観の違いって、大きな物事にも繋がってる気がします。

ま、だからって土足習慣の国の人らがそうだこうだとか、日本はこうだそうだとかって言いたいわけじゃなく、国家、民族の違いって、高尚な議論をせずとも、たかが土足か否かってだけで、なんとなく根本が見えてきますよねってことを書いてみたかったのですw

つーことで、暗に今更な土足バッシングを行ってみたcocさんなのでした。

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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