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乙女日記 Vol.2129 11月3日発売だそうです


先日、FMから流れてきたとある曲にドキっとさせられました。

曲の冒頭部分が耳を通り過ぎてる時点では、殆ど意識の片隅で感じてる程度で「うん?懐かしい。小山田圭吾の初期の頃の曲かぁ」なんて思ったりもしてたんですが、意識がキチンと曲の方に向いた途端、そしてその歌詞が耳に奇妙なほどスルリと滑り込んできた瞬間から、その色が意識のど真ん中を占拠しちゃいってましたw

さて、その曲というのは、【世界の終わり】というギターバンドの曲で【天使と悪魔】という新譜です。




ちなみに是非歌詞も参照していただきたいので、それも貼っちゃいます。




この曲と彼らをどこをどう気に入ったかというのを具体的に表現するのは難しいです。世代的にネオアコの台頭をタイムリーに経験しているから、こういった曲調に弱いという部分もあるとは思うんですが…。

理屈っぽい彼らの世界観の着眼点に感銘を受けたというほど、cocさんは幼くはありませんし、21世紀のボブ・デュラン光臨!ってなことをゴシップ誌ばりに書くような恥知らずでもないし…。

でも、気に入ったんだよね。なんだろう?

上手く言えないんですけど、彼らみたいな存在っていうのは必要で、彼らのようなバンドにドキっとさせられる、そんな感性がまだ自分の中にあることを知れてホッとしたような感じでもあるんです。

あと、良くも悪くも彼らは素直なんだなっとね。嘘はそこにないんだろうなって感じたことも大きいかな。声高に何かを主張するわけでなく、こうじゃなきゃいけない、このままじゃダメなんだ!っと叫んでわけでもない。ただ感じたままのことを感じたままに唄ってる。でもそうやって唄うこと自体がどうなんだ?という疑問も自分らで自分らに向けている。

そんな曖昧さと正直さと、ブレない芯の強さという相反するものが、何故か彼らの強い骨組みになってるような感じがして、説教臭いとか、青臭いとか…、言葉を選ばずにいうなら、多感な年頃の中高生に宛てた熱病増長剤的な楽曲としてではなく、普通のことを普通に唄ってるだけの彼らがやけに素直な人達なんだなぁって感じたのです。

理想とか夢だけで生きれた時代はとっくに通り過ぎて、現実というシビアで殺伐とした冷たさも時に感じる中で生きる今となっては、彼らが問う普通の疑問に、舌打ちだけで返答することも可能なんだけど、そうはしたくないなぁってね。そう思えた自分に安心したんです。

つまり…、こうじゃなきゃねって思えたんです。思えたんだから仕方ないし、思ったんだから好きになってしまうわけですよ。

最近、こういうバンドは少ないし、居てくれなきゃいけないとも思うので、彼らには今後も長いスパンで活躍してほしいなぁって思ったりしてるcocさんなのでした。

それでは今回はこれにて。また次回です。



*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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