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乙女のXbox360ライフ Vol.81

年間20戦を戦うキャリアモードを12戦まで戦い、それなりにゲームに慣れてもきましので、そろそろ【F1 2010】という作品についてあれこれ評価を書いてみようかなっというのが今回の主旨です。

まず、今回は結論から書いちゃいます。

"レースゲーム初心者でも上級者でも楽しく走れて、F1ドライバー気分に浸れる良作"ですネ。

この初心者でも上級者でもというのは、キナ臭く感じるかもしれませんが、ホントなんです。

それを実現してるのが【ドライビングアシスト】というシステムで、このシステムは【F1 2010】独自のシステムというわけではないんですが、最近のレースゲームには積極的に搭載されているようです。

cocが最初にそのシステムに触れたのは【フォルツァモータースポーツ3】の体験版でした。

このドライビングアシスト機能というのは、トラクションコントロールやABSなどの車体のメカニカルな設定がオン・オフで選べるんです。

トラクションコントロールというのは、ホイール、つまり車輪ですね。その車輪が空回りしないようにコントロール制御してくれる機能で、これをオフにすると最適な加減速をしないと、ストレートを走っていてもタイヤの内側でホイールが空回りしだして、制御できなくなってスピンに至ります。

なので、コーナー入り口で減速して、出口で加速しようとアクセルを踏み込んだ時に踏みすぎてしまった場合、その場で即座にスピインということになります。しかし、このトラクションコントロール機能をオンにしておくと、それを防いでくれますので、アクセルを気兼ねなく踏み込めるのです。ただし、スピンに至るほどの空回りをしなくなるだけで、空回りが完全に無くなるわけではありません。スピンはしないものの、急激な加速をすればホイールは空回りしますので加速効率が悪くなります。

次にABSですが、これはブレーキに関しての制御システムで、急激なブレーキングをするとタイヤは路面を捕まえる摩擦力を失い、そのままタイヤがロック、つまりタイヤが一切回らない状態になるんです。こうなってしまうと車体は曲がる事ができません。この機能をオフにしてる場合、最適なブレーキングポイントで更に最適なブレーキの踏み具合というのをしていかないと、すぐにタイヤがロックしてコースアウトということになります。逆にオンにしていれば、急ブレーキなどの激しい制動を行ってもタイヤがロックするケースが激減します。

この二つの機能をオンにした場合、操作感覚はレースゲームのソレになり、オフにして走ればレースシミュレーターのソレになるわけです。

更に、レコードラインをコース上に表示してくれる機能もあります。これを使えば、最速で走れるラインが一目でわかり、そのラインが緑からオレンジ、そして赤と色が変化していくので、赤色に近づくほど減速をすれば良いという、レコードライン+適切な走行速度の目安もわかるのです。

この3つをオンにすれば、レースゲームちっくにガンガン攻めれるわけです。

しかし、レースゲーム程度の難易度になっても難しくて出来ないよって初心者も居ますので、そういった場合も想定し、自動でブレーキが掛かるシステムもあるのです。

コースを走っていて、ブレーキポイントになれば自動で速度を落としてくれるのです。ですから、プレイヤーはレコードラインを辿ってアクセルを押しながら走るだけで、それなりの走りができるようにもなっているのです。

こういった機能を活用する事で、初心者も上級者も自分が楽しいと感じられる難易度でF1が楽しめるわけです。

ちなみにフラッシュバック機能というのもあって、走ってる最中にふつ集中力が切れてミスをしてしまいコースアウトしてしまったなんて時も、数秒前の事故るまえの段階まで巻き戻してレースを再開できたりもするんです。

こういったように、間口が非常に広いのが本作の特徴です。

しかし、そういった機能が充実しすぎてることで、ゲームが簡単過ぎて面白くないんじゃないの?って思う方もいるでしょう。無論、そういう場合は各種のアシストをオフにすれば良いのですが、それ以外で難易度を調整してくれてる絶妙な要素があります。

それは、サーキットです。

ゲーム用に作られたコースではなく、F1ドライバーが走るコースですから、コースレイアウトがハナっから難しいのです。幾ら車の制御で楽が出来ても、肝心のコースの難易度が高めなので、そう簡単に攻略はできません。

まぁ、自動ブレーキを使えば話は別ですがw

車を真っ直ぐ走らせるのにも苦労するくらい繊細な操作を要求された上に、実在のF1のコースを攻略しろというのは、初心者に到底無理です。だから、せめて車の制御は楽にできるようにして、コースを攻略する事に専念できるようにドライビングアシスト機能が備わってるわけです。

気楽に遊べるようにも設定できるし、繊細な操作でリアルシミュレーターとして遊ぶ事もできる振り幅を有してる本作は、最初に書いたように、万人向けのレースゲームです。

難しいセッティングも、クイックセッティングという楽チンな方法も用意されてますし(無論、事細かく調整することも可能)、とにかく走ることに関しては至れり尽くせりです。

F1ゲー=マニアックゲー=難しゲーという印象を持たれやすいですが、本作に限っては絶対にソレはありません。是非ともレースゲームが苦手な人に遊んで欲しいです。

そして、F1のコースの特徴を体感して、F1中継を見れば楽しさ倍増です。

とにかく、cocが強く押したいのは、今までにレースゲームで挫折して、そのジャンルを避けてしまってる人に是非ともオススメしたい作品ですということです。

なんか宣伝広報みたいな内容になってしまいましたが、検索などでこのテキストい辿り着いた方などは、是非機会があればプレイして欲しいなっという思いで書いてみた次第です。

ちなみに、cocはモナコの難しさに心が折れそうになりましたけど、相性が悪いコースは無理に攻略しなくても良いと思います。キャリアモードは年間20戦ありますし。ダメな時はダメと諦めるのも良いと思います(cocは諦めない人ですがw)

尚、これらの評価はXbox360版の評価であり、PS3版やPC版については判りませんので、その点は留意下さいませ。(PS3版は360版とほぼ同じだと思いますけど)

では、今回はこれにて終わるとします。それではまた次回です。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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