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乙女の掌にPSP Vol.34


新しい"電車ゲーム"を始めました。

電車ゲームといっても、電車でGOとかって意味でなく、通勤電車で遊ぶゲームという意味です。

で、始めたタイトルは【モンハン日記 ぽかぽかアイルー村】です。

P3との連動もあったりするのと(オマケ程度の連動ですが)、モンハンという素材を二次利用して、外注で製作された(カプコン製作ではありません)モンハンのスピンオフタイトルってどんなのかなぁっていう興味が少しあったので、このタイトルを選びました。

さて、どんな内容のゲームかと言いますと、MH2から始まった拠点の村の施設拡張システムってのがあるんです。その後MHP2やMH3に引き継がれつつブラッシュアップされていった、いわゆる施設育成的な遊びです。

アイテムだったり、クエストだったりと、その都度用意されてるフラグを消化していくことで、施設の拡張などが行え、それを主体とし、そこにアイルーの可愛らしさと、動物の森シリーズや牧場物語シリーズのノンビリとした雰囲気が加えられ"ゆるカワゲーム"に仕上げたのがこの作品です。

基本的に、採取や採掘、釣りなどでアイテムを入手→そのアイテムをポイントに交換するか、村の仲間にプレゼントして友好度を上げる→ギルドでクエストを受け、最大12匹のアイルーで編成したチームで狩りに出発(アイルーの能力は友好度に依存)→クエストで各種素材を入手→それらの素材はポイントに交換するか、村の仲間にプレゼント→貯めたポイントで村の施設を拡張。

以上が、このゲームの大まかな流れです。

クエスト(狩り)は、本家モンハンのようなアクションゲームではなく、横スクロールの任意選択式ゲームになっています。狩りがスタートし、画面がスクロールする際に、アイルー達が何かを発見すれば、吹き出しで行動の提案が出されます。例えばキノコを発見した場合、【採取】【食べる】【通り過ぎる】といった感じで、行動の選択肢が提案されます。

モンスターを見つけた場合も同様に【戦う】【通り過ぎる】【地面に潜る】などの選択肢が出ます。

これらの提案は、チームに編成した仲間アイルーの職業によって、出される提案の頻度や傾向が決まるようになっています。

仲間アイルーには冒険家、ハンター、釣り師、菜園家、音楽家など、色々な職業がいて、それらの面々をチームにどれだけ加入させるかで、チームの戦闘力や採取能力が決まります。

で、強いチームを作るには、仲間の友好度を上げなければいけません。友好度を上げるにはアイテムを上げたり、ポイントを消費して村で行う事が出来る宴などを利用することになります。

つまり、採取でアイテムを入手し、ポイントに交換しては施設を拡張し、それと並行して仲間の友好度もあげていくというのがゲームの本筋になります。

ゲームバランスについてですが、シビアさは全くなく、タイトルの"ぽかぽかアイルー村"からイメージされるとおり、ユルい作りになっています。しかし、その"ユルい"というのは悪い意味ではありません。良い意味でユルいのです。ノンビリしていて、ほんわかとした気分になれる癒し系に仕上がってます。

特にデフォルメされたアイルーがとても愛らしいですし、サンプリング音声によぅて加工された"~~にゃ"っといった感じのネコ語も可愛いので、ついついマッタリと遊び続けてしまいます。

シビアな操作性を要求されるわけでもなく、難易度の高いステージが用意されてるわけでもない、加えてやりこみ要素がてんこ盛りってわけでもないので、ガッツリと本気でゲームを遊ぼうという気になってる人には向かないタイトルだと思います。

意味や必然性、明確な目的、ゴールなど求めず、マッタリとユル可愛いアイルー達と戯れて遊ぶことに興味が沸く人にはオススメできる作品ですね。

動物の森のように、リアルタイムとの連動によるイベントの時間制限や、プレイ頻度が落ちた際の煩わしいペナルティ(ゴキブリ退治や雑草抜き等)もありませんので、いつでも気軽に、ほんの数分でも遊ぼうかと思い立てばすぐにプレイできるし、すぐに終わりにすることもできる気軽さがこのゲームの強みなんじゃないかなっとも思います。

通勤電車の中、学校や会社のお昼休み、またはちょっとした空き時間。気分転換にとお茶を入れた時のような僅かなリラックスタイム、就寝前のお布団の中でのマッタリした時など、少しの合間に少しの癒しが手軽に得られる作品ですので、肩に力を入れず、腰を据えて遊ぶほどの気構えも要らない、そんなタイトルが欲しいなって方は遊んでみる価値有りますです。

MHP3との連動だと!よし、P3発売前にガッツリ遊びこんでMHP3にアイルーデータを引き継いでやるぜー!とか、モンハンのスピンオフか!アイルーで狩りするんだな。よーし!ガンガン狩りまくってやるぜ!ってな人には向いてませんw

そういう意味では、即物的な思考が先に働く子供よりも、大人向けの作品ですね。


ま、そんなわけで。このソフトのお陰で、電車を待つホームでの退屈な時間が癒されタイムになって、ゴキゲン様なcocさんなのでした。


それでは今回はこれにて。




*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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