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乙女のモンスターハンター探険記 Vol.123

今回はMHP3で変化した、武器の攻撃力の数値表記について書くとします。

MHP3の武器の攻撃力数値は既存シリーズと大きく異なる表記がされています。

簡単に言えば、武器倍率を加算した数値が廃止され、本来の攻撃力をそのまま表記されているのです。

MHを遊んだ方の無い方用に説明しますと、既存シリーズのMHでは各武器のカテゴリーに武器倍率数値というのが設定され、その数値を武器固有の基本攻撃の数値に加算した形で攻撃力が表記されていたのです。

不変な数値では無いと思いますが、MH2(ドス)の時の武器倍率数値は以下のようになっていました。(cocが確認した限りではMHP2Gまではこの倍率が適用されていたという確認は取れています)

大剣/太刀:4.8倍
片手剣/双剣:1.4倍
ハンマー/狩猟笛:5.2倍
ランス/ガンランス:2.3倍
ボウガン/弓:1.2倍

例えば、基本攻撃力が100の大剣の場合、その数値を4.8倍にした数値、つまり攻撃力として表記される数値は480だったわけです。

そして、同様に基本攻撃力が100のボウガンの場合、表記されていた攻撃力は120だったのです。

この武器倍率というのは、こうした武器の固有ステータスに表示される数値のみに反映されていたもので、攻撃力がその倍率分加算されているというわけではありません。

では、何故そのような表記方法がなされていたかという点ですが、これはあくまでcocの推測ですが、各武器の見た目から受ける印象を強める為だったと思います。

大剣やハンマーなど、見た目が強大で攻撃アクションも豪快なタイプの武器の威力をより強く印象付けたいのと、基本攻撃力が同じ数値だったとしても、ハンマーと片手剣が同じ攻撃力表記なら、説得力に欠けると判断した為だったんだと思います。

ただ、この基本攻撃力だけで実際の攻撃力が決定付けされるわけではないのがMHでして、この基本攻撃力はあくまで各武器の攻撃力計算の基本ベースとなります。

そこに、肉質耐性、部位耐性、属性耐性、攻撃モーション倍率といった複雑な加減数式によって、繰り出した一撃のダメージが計算されるのです。

もう少し詳しく説明すると、モンスターには肉質というものがあり、堅かったり、軟らかかったりします。その肉質に対して攻撃の種類の有効性が数値として設定されています。斬撃、打撃、弾丸の三種類の攻撃の種類のどれが一番効くかといった具合です。

加えて、部位耐性というものがあり、モンスターには上記の説明した肉質耐性と同様に、各部位にも同様の耐性が備わってます。頭部は斬撃に強いけど、打撃に弱いとかそういった耐性設定がされており、それを元に弱点の部位というものが存在します。

そして、武器には火、水、雷、氷、龍といった属性が添付されてる場合があり、その属性を添付された武器で攻撃した場合、その属性が対象のモンスターに有効か否かという意味の数値が設定され、更にそれは各部位ごとに効果の程度が個別に設定されています。

最後に攻撃モーション倍率です。各武器には固有の攻撃モーションが備わっています。そして、それらの固有モーションには倍率が設定され、その倍率は武器の基本攻撃力に加算されます。

この他に特定の状態で補正数値がボーナス数値が加算されたりする要素があるのでが今回は割愛します。

こういった用に、実際の戦いでどのように戦うか、モンスターのどの部分にどのような攻撃を加えるかで、与えるダメージは非常に大きく変ります。

ですので、基本攻撃力が100の片手剣とハンマーが同じ威力を持っているというわけではないのです。

しかし、そういったダメージ計算式の数値が見れない以上、武器のステータス表記で差を付けておけば、直感的なイメージで各武器の威力を演出できるかなっという主旨だったんだと思うのです。

で、そういった表記がMHP3では廃止され、基本攻撃力の数値のみを表示するようになっています。(ちなみに属性数値は1/10で表記されるようになってます)

実際にMHP3に登場する武器を例に幾つか書き出します。

大剣/ゴーレムブレイド/攻撃力:150
ハンマー/ブレス・コア/攻撃力:150
片手剣/ブラッドタバルジン/攻撃力:150
ライトボウガン/ヴァルキリーファイア/攻撃力:150

これらを従来の武器倍率表示に置き換えると以下のようになります。

大剣/ゴーレムブレイド/攻撃力:720
ハンマー/ブレス・コア/攻撃力:780
片手剣/ブラッドタバルジン/攻撃力:210
ライトボウガン/ヴァルキリーファイア/攻撃力:180

どうでしょう?どっちの方が良いですか?

これは色々と意見が分かれると思います。

実際に数値の演出としては成功してたと思いますが、逆にボウガンや片手剣などが弱いという偏見を生み出す結果も導いてしまってましたから、偏見を持たれた武器を愛用していた方、そうじゃない方でこの数値の表記変更に関して受ける印象は随分と差が出ると思います。

まぁ、結局のところ、どの武器が強いか弱いかというのは、その武器のポテンシャルを常にハイアベレージで叩き出せる熟練度があるか否かで結論が出るんですw

なにせ、全武器は各ランク(レア度)ごとに全種おおよそで同じ基本攻撃力が設定されてるわけですし。

ただ、この表記方法の変化で「ハンマー、物凄く弱体化してるし」とかって言い出す人とかも居るので、結局のところ、どっちもどっちかなぁっとw

まぁ、確実にいえるのは、モンスターの大幅な弱体化ですw

それだけは確かなことですw

ですので、どの武器でもOKなわけですよw

シビアな与ダメを追求しないと倒せない相手なんて存在しませんからねw

あ、どの武器でもOKというのは撤回します。連打し続け、ぶん回しまくる太刀と足元に張り付く双剣は除外しますw

ここで何度か話してますけど、太刀ってホントにヤバイんです。

特にPシリーズではプレイヤースキルの低い人が多いので、据え置きの方の地雷太刀を想像されれてる方は甘いです。それの3倍はぶん回してきますw

いや、大袈裟じゃないんですって。そういう太刀が入ってくると、攻撃しにいけません。行けばこかされるだけですからwww

いや、ホントなんですよ。これw

頭張り付きのランスも邪魔って言う人が居るけど、個人的には全然それはOKです。安定して頭部にダメージ溜めてくれますからね。

でも、太刀は支離滅裂に振り回してるだけですからw

モンスがダウンして転倒してるのに、尻尾斬りにいかず、胴体の真ん中あたりで振り回したりしてるんですもんww

幼稚園児の喧嘩みたいな感じですw

据え置きだったら、一戦終わったあと、太刀以外の人が全員「フレに呼ばれたので移動しますね」って確実に言い出しますw

お陰で、以前から太刀があまり好きではありませんでしたけど、今回のMHP3で大っ嫌いになりましたw

なので、太刀がPTに入ってくると、cocさんは半分以下のヤル気に抑えて、基本的にあまり攻撃しにいきませんw

イライラしたくありませんから、自己防衛ってやつですね。

ただし、部位破壊を意識しない人が多いので、前半の時間帯で部位破壊をしにいかねばならず、その時に太刀が邪魔をしまくるので、どうしてもイライラするんですけどね^^;

ま、そんなわけで数値の演出が廃止され、大剣、ハンマー使いが激減するというバカ臭い状況になっている中、太刀の猛威は依然勢力を拡大しているのでしたっという裏テーマを密かに忍ばせて、既存シリーズとの数値の差を書いてみた次第です。

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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