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乙女のXbox360ライフ Vol.87


最近、妙に気になって、そして気に入ってるバカゲーがあります。

で、そのトレーラー映像がこちら




ぶっ飛んでます。作る側の心意気や首や色々なものがw

開発は海外メーカーかと思われがちなソフトですが、実は日本のデベロッパー【グラスホッパー・マニファクチュア】が開発を行ってます(販売は角川ゲームズ)

グラスホッパー・マニファクチュア(cocは勝手にグラマニと略してます)といえば、トワイライトシンドロームシリーズのディレクションで世に出た須田剛一氏(別名義SUDA51)率いる開発会社で、グラスホッパー・マニファクチュア設立後の作品では、【killer7】や【花と太陽と雨と】【NO MORE HEROESシリーズ】などが有名ですね。

そんなグラマニの野心作(?)っというか、グラマニらしいアバンギャルドな作風として完成しつつあるのが、この【ロリポップチェンソー

50'sオールディーズの名曲を背に、カワイ目な女の子がゾンビ相手にチェンソーで大暴れw

トレイラーの虹エフェクトを見た瞬間、「あぁ、これ名作だわ」って確信しましたw

緊張と緩和、現実と虚構、つまり落差という意外性というのは、奇をてらうには常套手段なのですが、その落差加減というのが、こういう物作りをする側の人の場合重要なんですよね。

ゾンビを真っ二つにチェンソーでぶった切るという、非常に残虐的でグロテスクな場面の直後に虹を持ってくるセンスは、意外性というよりも、その落差加減の調整の絶妙さが際立ちます。

あの加減は素晴らしいと思います。虹にした瞬間にこのゲームはバカゲーとして完全に成立しちゃってますからね。

正に切り札というか、アーティファクトなロンギヌスの槍を見つけ、惜しげもなくそれを振ったって感じですっというのは言いすぎでしょうか?w

けど、名作ゲーって、勿論プレイしてから気付く場合もありますけど、見た瞬間にコレはいったなっと、魔球投げやがったなっと感じるのが多いのも事実で、このロリポップチェンソーは、正にソレでしょう。

強いて類似作品を上げるとするなら、アリス・イン・ナイトメアシリーズなんかがソレに該当するかなと思います。ってか、オマージュは完全に込めてあるんじゃないかな。

ただ、アリスの方は、グロに趣を傾けただけで終わってるんですよね。つまり、アリスというキャラクターに似つかわしくないグロテスクな世界観を重ねることでの違和感を意外性に転用させてるわけですが、正直なところソレだけではオチが弱い。

なのでっというか、そのアリスの惜しいところを意識したのかどうかはわかりませんけど、ロリポップチェンソーはもう一枚の意外性を被せて、グロのちゃぶ台をひっくり返して遊んじゃった作品のように感じます。

そんなベタ褒めなロリポップチェンソーですが、まだ発売日は決まってません。(プラットはPS3とXbox360のマルチです)

2012年とだけ発表されてるので、とりあえず来年までは遊べなさそうです。

つーか、早く作って出しちゃって欲しいですね。こういうバカゲーを理解できない、リアルバカな良識戦隊キセイダーの連中がクレームとか付けてきて発売中止とかになったら…悲しすぎます。

日本産だけにそういうのがありそうで、ホント心配…。

なので、静かに期待と応援をしていきたいデスw

それでは、今回はこれにて。



*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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