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乙女の掌にPSP Vol.42



さてさて、今回からcoc的というか、coc_room的というか、つまりは通常営業な雰囲気で更新停止期間中のアレコレを書いていくとしまする。

まずはPSP。今年に入って少ししてからゲームで遊ぶ精神的な余裕が生まれ始めたので、手始めに遊んでみたのが【セブンスドラゴン2020】っというダンジョンRPGです

プレイの動機はコレと言って特別ないんですが、DSでそこそこ評価されてたタイトルだし、とりあえず遊んでみようって感じの軽いノリで始めたんです。

ただ、前作にあたるDS版は全然遊んだこと無いので、PSP版との詳細な比較は出来ませんが、基本的に全く別のゲームで、世界観設定の骨子部分が共通してる程度でシナリオ的にもPSP版は外伝のような感じのようです。

元々は【世界樹の迷宮】のディレクターを務めた新納一哉氏を開発に迎えて、"ドラゴン退治" "見下ろし視点の2Dマップ" "コマンド選択式バトル"という、日本においてのオーソドックスなスタイルのRPGに世界樹の迷宮のテイストを置き換えて制作されたのがDS版のセブンスドラゴンだそうで、つまりは世界樹の迷宮で3Dダンジョンのマッピングを前提とした、ウィザードリー的なRPGの原点スタイルの掘り起こしというコンセプトを成功させ、大ヒットを記録したものの、やはり相当数の3Dダンジョンマッピングアレルギーなユーザーが存在し、そういったユーザーへのセルフアンチテーゼ的な意味合いで制作されたって感じなんでしょう。

で、DSで出されたセブンスドラゴンは4部作を予定してるそうで、今回取り上げるセブンスドラゴン2020はその本編シリーズとは別の外伝という位置付け。(今のところはね)

本家の方は純ファンタジーな世界観ですが、2020の方は舞台は東京。時代設定もほぼ現代に近しい感じです。

シナリオのあらすじは、地球外生命体のドラゴンに襲来された地球は壊滅状態となり、日本もその国土の殆どがドラゴンの支配下となってしまうが、特殊な力を持つ【異能者】を集め組織されたムラクモ特殊機関の力を借り、東京奪還の作戦に打って出る。っといった感じです。

シナリオ全体の流れは、サクラ大戦+ガンバレードマーチ÷今時の深夜アニメみたいな感じで、アニメ好きな人には王道連発な展開です。

掻く言うcocさんも、その王道連発な展開に煽られ、久しぶりにシナリオに引っ張られて最後までプレイしたタイトルとなりました。

個人的にシナリオ重視なRPGは好まないのですが、やはりアニメ的な王道でガツンと来られると…、ついついね…w

肝心のゲーム部分ですが、先に述べたように非常にオーソドックスな2Dタイプのダンジョン探索型RPGです。世界樹の迷宮から引き継いだキャラのスキルビルドをベースにキャラの能力の個性付けが可能になってます。

あとPSP版の特徴としては、キャラクリエイトの際にCVを任意で設定出来るようになっています。

で、参加されてるVAの方々は結構豪華で、阿部敦 石田彰 江川央生 岡本信彦 小野大輔 神谷浩史 黒田崇矢 櫻井孝宏 下野紘 杉田智和 竹内良太 中井和哉 中村悠一 福山潤 三木眞一郎 加藤英美里 桑島法子 佐藤利奈 沢城みゆき 竹達彩奈 田中理恵 田村ゆかり 茅原実里 豊口めぐみ 豊崎愛生 日笠陽子 堀江由衣 水樹奈々 悠木碧 ゆかな (敬称略)といった贅沢な顔ぶれ。

このVAの面々の効果をあって、よりアニメチックに楽しめてしまうわけです。

あと、やはり携帯機のダンジョン探索型RPGは2Dの方が良いですね。出先で遊ぶ際にマッピングノートを広げて遊ぶというのも大仰すぎますし。2Dだと携帯機だけでスイスイ遊べちゃうので楽チンです。無論、あくまで個人差の問題でしょうけどね。

それに、ゲームバランスも若干ヌル目になっていたので、本腰を入れて遊ぶぞっという意気込みがなくてもスイスイ進めてしまうから、ノンストレスでクリアまで行けました。この辺は好みというか、プレイヤーのモチベーションのタイミング次第で評価が分かれるのかもしれませんね。

ガッツリ手応えのあるRPGを遊びたいタイミングでコレを遊んじゃうと、ヌル過ぎて幻滅しそうですが、気楽にまったり遊びたい程度のモチベーションだと、丁度良い加減に感じると思われます。

まぁ、コンセプトが世界樹の迷宮へのセルフアンチテーゼでしょうし、携帯機というのも加味すれば、パッケージバランスはまとまってると思います。

ところで、個人的にはこの2020をアニメ化してほしいんですがw

ってか、ゲームのシナリオの内容がアニメそのまんまじゃんって言われてしまえばそうなんですが、それでも是非ともアニメかしてほしい。けど主人公とかの設定が難しいかな?

基本的にゲームでは主人公が誰々っと決まってるわけじゃなく、キャラメイクの時点で、職業とキャラクターの外見、そしてVAを任意でチョイスしてクリエイトするわけですから、プレイした人によってはそのクリエイトしたキャラの違いで、世界観の捉え方も幾分か違うでしょうしね。

ちなみに、cocさんは以下の3人でPTを作りました。(本作は3人PT制)

ファイル cocdiary20120710.jpg

ファイル cocdiary20120710-2.jpg

ファイル cocdiary20120710-3.jpg

ゲーム内では、サムライ、トリックスター、デストロイヤー、サイキック、ハッカーという5つの職業から選べ、外見容姿は各職業の男女パターンが用意され、10種類の中から選べます。

各職業をイメージして作られてる外見容姿ですが、サムライの外見を選んで職業はハッカーを選んだりするのも可能です。あくまで職業イメージとして男女のイメージパターンが用意されてるだけです。

CVに関しては、各職業ごとの決め台詞などが個別に収録されており、VAによっては、特定の状況下でメタ的に過去に演じた作品のキャラの決め台詞が入ってたりしますw

例えば三木眞一郎さんでトリックスターのエイミングショットを放つと「狙い撃つぜ!」っと【ガンダムOO】のロックオン・ストラストの決め台詞をその調子で言ってくれたりもします。

まぁ、メタ的なネタはVAさん達だけでなく、ゲームの各所にアニメ、ゲーム関連のネタが散りばめられてるので、いわゆるコッチ系?そっち系?どっち系?な人らには、そういうメタネタを探したりする楽しみ方もあったりしますw

あ、そうそう。楽しみ方と言えば、世界樹の迷宮宜しくといった感じで、スキルポイントの任意割り振りでキャラのビルドを個性付けしていけるのは勿論なのですが、上述のCV選択の観点からも繰り返しプレイを助長させます。

今度はあのVAさんで職業はアレでやってみようかなって感じね。ちなみにクリア後にしか行けないダンジョンなんかもあります。

ってなわけで、期待値ゼロでプレイを始めたというのも考慮しなければいけませんが、十分にオススメ出来るタイトルだと思います。

それでは今回はこれにて。


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