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乙女のゲームキューブロード Vol.28 風のタクト#3





10日程前にクリアしてたんですけど、総括を書くのを忘れてました。



っていっても、先の2回のテキストで書いた内容がそのまま総括みたいな感じなんですよ^^;



最後まで進めれば何かしら印象が変化する部分があるかと思ってたりもしたんですが、当表題カテゴリの前回、前々回で書いた感想に大きな変化はありませんでした。



やっぱり"風"というギミックは序盤でこそ楽しくもあるけど、中盤に差し掛かる頃から、面倒で鬱陶しい要素になっちゃってますね。



帆船なんだから、風向き次第の航海になる、だから風を操るという論法は至極最もで、ゲーム開始直後は"ソレ"が楽しいんだけど、"移動"という常状時に頻発する当然な行動がスムーズに行えないというのは、どうしてもストレスになりますね。



それこそ、中盤位に電動モーターとかが登場してくれれば良かったのですがw(WiiU版にはソレに相当する風向きに影響を受けない快速の帆というアイテムが登場するそうです)



謎解きに風向きの要素が絡むという点に関しては全く文句はないんですけど、やっぱ、本作のフィールドが海で通常移動が帆船というわけですから、船に乗る→装備アイテムを航海用にチェンジ→タクト振って風向き変える→出発という行程を何度も何度も…何度も強いられるのは…ね^^;



あと、海上戦闘もイライラしましたね^^;



追い風で進んでる時はかなりの速度で進んでるんですけど、海上戦闘になった場合の位置関係の調整が非常に煩わしいんです。



回り込んで攻撃したくても、回り込んだ時点で向かい風になるから、船は停止状態になるんです。すかさずタクトで風向き変えて追い風にしたら、勢い有り過ぎて、戦闘対象を追い越してしまう。なので回頭することになるんだけど、そしたらまた向かい風なわけで…w



こういった"風"というギミックに変にリアリティを持たせ過ぎたのが、タクトのマイナス点ですね。



そもそも、ゼルダシリーズにリアリティなんて要らないんです。



ブーメランの軌跡だっておかしいし、ヘビィブーツで歩けるリンクの脚力しかり、ダンジョンに何故か存在するアイテムを活用する為に有るオブジェクト等など、リアリティとは掛け離れてます。



けど、それがゼルダです。



なのに、今作ではやたらとリアリティ然とした"風"というギミックが強調されることによって、ゼルダらしさの邪魔をしちゃってるとcocは感じるのです。



まぁ、この"風"が関与した移動のストレス要素、そして航海の度に装備アイテムを総替えしないといけない煩わしさ、そして帆船の移動速度などの、ゼルダらしさを阻害してる要素は、全てWiiU版では改良されてますので、製作側もそれらの要素は失敗だったと自覚してるんでしょう。



自覚してるなら…仕方ありません。許しますw



これが自覚もせずにベタ移植みたいな感じでリメイクされてたら、もっと文句を書いてたと思いますw



間違いは誰にもでありますしね。認めてるんですから、それは許してあげないとって感じですw





さて、そんな"風"に関してネガティブなことばかり書いてますが、"風のタクト"という一本のゼルダ作品として、どうだったか?という結論ですが、"風"の問題は一先ず棚に上げた上での評価ですが、時のオカリナの成功を受けて作られた作品として、正に正常進化であり、作品の拡大する方向性としては成功したと言えるのではないでしょうか。



フィールド(海)を大きくし過ぎて、整然とした美しさは時のオカリナよりかは薄れてしまったけど、冒険感というのは十二分に盛り込めてますし、シナリオから発生するプレイヤーへの束縛もそれほどきつくないので、自由度もそこそこ確保できてましたので、及第点以上の出来栄えと言って差し支えないと思います。



もっと端的且つ具体的に言うなら、時オカ以下、黄昏姫以上という感じです。



けど、そういう風に書いちゃうと、時オカからタクト、そして黄昏姫と、順当に面白くなくなってるという事実が殊更強調されてしまいますね^^;



ちなみに、スカイソードは対応デバイスがWiiリモコンのみという仕様なので、遊んでませんし、今後も遊ばないのは確定してるので、その順当な流れが止まってるのか否かはわかりませんです。



そんなわけで、11年も前のタイトルについての結論というのも何か変ですけど、ゼルダ好きなら遊んで損はしないでしょうと言える完成度は保ってる作品ですし、未プレイでWiiU持ってる方は、是非HD版で遊んでみてください。



それでは、今回はこれにて。

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