今回のテキストは前回に引き続き、PS3版のDIABLO3日本語版の体験版をプレイした感想の続きです。
前回では既存作と今作においてのビルドシステムの差異について書きましたが、今回はそれ以外の点について書き進めていきます。
プレイを始めて、嬉しかった点としては【共有倉庫】システムですね。
その名の通り、同一アカウントで作成したキャラ全てと共有して使える倉庫の事です。(一部制限がありますが、それは後述で)
バーバリアンをプレイ中にドロップしたウィザード向けの装備品を共有倉庫に入れておけば、ウィザードでプレイしたしときに引き出せるってわけです。
そんな当たり前の機能…って言わないでくださいよw
1や2では倉庫は別々で、しかも容量が少ないので物凄く苦労したんです。2では一体いくつの倉庫キャラを作ったことか…。装備カテゴリー毎のキャラを作ってアイテムを管理してたのですが、それでもリストを作って管理しておかないと、「あの槍は、どの槍倉庫キャラにもたせたかなぁ?」ってなってましたからw
そういう苦労から解放されるだけでも非常に嬉しいものなのです。
次は操作性について。
随分昔のことですが、1がPSに移植された時は、その操作性が…非常に厄介でしたが、3に関しては素晴らしいと断言して差し支えないでしょう。
マウスゲーをコンソールに移植すると、大抵は違和感だったり貧雑さが目立ってしまいがちですが、全くもってノンストレスです。
むしろ、PS3のほうが良いんじゃないかと思えるほどですw(北米版のみリリースされてるXbox360版はわかりませんが)
次に難易度ですが、とりあえず、ノーマルモードで初めてみたんですが、適正レベルで進んでいる限り、結構ハラハラさせられたりもするんで、かなりバランス良く調整されてると思います。まぁ、ソフトコア(いわゆる通常モード)ではデスペナルティが殆ど無い(装備の耐久度が10%低下する。修理可能ですが、耐久0になると装備できなくなる)ので、死にまくってもその場で復活できたりするんですけどねw
なので、強いボス戦に適さないLV装備で挑んだ場合、死にまくりつつ、その場復活を繰り返し倒すことも可能ではあります。ただし、予備装備が無い場合10killで装備品の耐久値が0になるので装備不可能となり裸で戦闘することになりますから、基本的に連死の力押しには限度があるという感じで捉えてください。
あとディアブロで重要な点としてここで一つ注釈です。
ソフトコア(通常モード)は、あくまで練習モードであるということです。勿論ソフトコアにもヒルやインフェルノといった上位難易度(難易度が高まるほどトレハンできるアイテムの質が上がる)も存在するし、そのソフトコアでオンラインマルチプレイも楽しめます。
ですが、あくまで練習モード。言い方替えればカジュアルモードって感じかな。では本番というか、ガチモードってのは何か?
そのガチモードといえるのが、ハードコアモードです。
体験版ではそのハードコアモードは遊べないので、体験版の感想からは逸れますが、ついでなので、ハードコアモードについても少し書いておきます。
そもそもハードコアモードというのは何か?
それは、死亡したらそれまで。復活も蘇生も不可能で、何十時間掛けて育てたキャラであろうと、問答無用にキャラロストになるモードです。
こう書くと、一部のドMな人向けのモードと思われがちですが、実際それほどマニアックなモードではありません。
まず、大前提として死なないプレイに徹さなければいけないので、通常モードとはプレイスタイルがガラッと変わります。
力押しなんてもってのほか、場面によってはどの方角に一歩進むか(その一歩で敵がこちらを検知する範囲に入るかもしれない)までも考慮して慎重に進まないといけないときもあります。
PTプレイだからといって、一人くらいちょっとしたヒーロー気取りで無茶な力押しなんかをされてしまうと、PT全滅の危機に直面しますから、全員が慎重に死なない事を最優先してプレイしなければいけません。
こうなると、通常モードとは別のゲームに変貌するといっても言い過ぎではないでしょう。ドキドキ感は比べ物にならないし、ボスを撃破した時の達成感と安堵感は文字に起こせないほどです。
ただ、3では既存作と違って、少しだけ救済措置が施されています。
既存作では、ハードコアで死んだ場合、問答無用にキャラデータがデリートされてたんですけど、3では共有倉庫の中身は残ります。
今回のテキストの冒頭で書いた共有倉庫について、ここで一つ補足しておくことがあるのですが、同一アカウントのキャラで共有する倉庫ではあるのですが、ソフトコアとハードコアでは共有できません。
ソフトコアのキャラで共有してる倉庫はソフトコアキャラのみ出し入れできます。ハードコアキャラで共有してる倉庫はハードコアキャラのみで出し入れできます。
要は双方のモードは完全に隔離されてるわけです。ですので、ソフトコアで育てたキャラでハードコアに行くこともできません。ハードコアで遊ぶには、ハードコアモードでキャラを作成して遊んで行くしかないわけです。
そういった意味ではソフトコアは各職業の操作の仕方、スキルの使い方、各actボスとの戦い方などを学ぶモードで、そこで得た経験を生かして遊ぶのがハードコアモードといった感じですね。
どうしても、キャラがロストするという点において、過剰なほどのアレルギーを発生させてしまう人が居るんですけど、何度か遊べが必ずハマると思います。
逆説的に言うなら、死んで終わり。何も残らないなら、後腐れなく気軽に遊べるカジュアルモードじゃんっていう見方もできるわけですよw
しかも、3では倉庫の中身は残るんだから次に作るハードコアキャラに装備品を残せるわけですし、より気軽に遊べるモードになってるとも言えるんじゃないかなって思います。
とは言っても、やはり遊び始めるのはソフトコアからがオススメ。そもそもソフトコアでレベル10に達した実績がないとハードコアモードで遊べない仕様ですし。
で、そのままハードコアモードの上位難度も有る程度遊んで、死なない行動の熟練度を上げてからハードコアやるってのが無難かな。
ってなわけで、2回に分けて体験版の感想を書いてきましたが、結論としては文句なく買いのソフトですね。キチンとディアブロの雰囲気は守ってくれてるし、ビルドシステムも良い方向に簡略化してて、戦闘とトレハンに集中出来るようになってるのは個人的に大歓迎ですし。
発売日の1月30日が待ち遠しくて堪りません。悶絶ものです。
まぁ、個人的にはモニターの件でも悶絶してるわけですが…^^;
それについてはまだなんとも…です。
と、と、とにかくディアブロ3楽しみなのです!
では、今回はこれにて。