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乙女のNintendo3DSの嗜み Vol.4 ガチャレーシング



【ガチャレーシング】というDL専売タイトルの体験版を遊んでみました。



ゲームの概要を要点にまとめると以下のような感じです。



・視点はトップビューで懐かしのファミリーサーキット風



・ガチャでパーツなどを獲得してマシンを強化していける



・操作はアクセルとブレーキとステアリングのみの簡単設計



・価格は700円とリーズナブル



といった感じです。



で、肝心のプレイしてみての感想ですが、あくまで個人の感想ですが、coc的には最悪でしたw



つーかね。クソゲーでしたお。このクソゲーって、最近の間違った使い方ではなく、本来の真っ当な意味でのクソゲーです。つまりゲームになってない、ゲームとして成立してないといった正しい意味でのクソゲーです。



まず、二画面を使って走るのですが、下画面に自車が映し出されてます。上画面はコース前方が映ってます。


この文言だけを読むと、トップビューのレースゲームの難点である、前方の様子がわかりずらいという点を事前に把握出来るから良いんじゃない?って思うかもしれませんが、肝心なのはトップビューのスケールです。



上画面で前方の様子を確認しつつ走れるほど、引きの距離感を取っていません。なので、上画面で急なコーナーを確認してから、下画面の自車の位置を確認し、コーナーへの進入ラインの調整等をする暇がありませんww



もっと決定的な表現をすると、従来のトップビューレースゲームのスケールそのまま、それを2画面に分割して遊んでるだけです。ただただ遊びにくいだけです。



ただ、快適に走る方法はあるにはあるんです。それは上画面だけを見るんです。上画面にはライバル車がその区間に居なければ、路面をトップビューで映しただけの画面となります。そこだけを見て、コーナーが迫れば下画面に映ってる自車と上画面との距離の差、つまり僅かなライムラグを感覚的に計算して、上画面でコーナーを確認してから、少し遅らせる感じで減速なり、ステアリング操作なりをすればいいのです。



ただし、上画面しか見ませんから、ゲームのウリでもある、ガチャでカスタマイズしてグラフィックにも変化がでる自車を全く見ず、路面だけを見続けて遊ぶことになりますwww



そうです。破綻してるんですよ。コンセプトそのものがw



上画面と下画面を同時にチェックし続け遊ぶことできなくはないでしょうが、十中八九気持ち悪くなるとおもいます。



何故なら、上画面と下画面の大きさが違うでしょ。すると下画面は左右がその分カットされて表示されてるんです。けれど大きい方の上画面には下画面でカットされてる左右の余剰部分も表示されてるわけで…。



この情報量の不一致が発生した状態のまま、上画面と下画面を同時に見ながら、早い速度で画面の様子が変化していくトップビューのレースゲームをすれば…良くても違和感で頭痛、酷い場合は気分が悪くなって吐き気襲われるかもです。



これが縦STGなら、カットされて差異のある画面の情報量に対しても、縦にスクロールするだけだから、なんとか耐えられるかなって思うんですが、トップビューのレースゲームですから、スクロール方向は一定じゃないんですよ。



だから、悲惨としか言いようがありません。トップビューレースゲームを楽しんで貰おうというコンセプトも破綻し、下画面を注視すればコーナリングが間に合わないので、ガチャでマシンをカスタマイズして、それを視覚的に楽しんで貰おうというコンセプトも破綻してるのです。



更に言うなら、トップビューレースゲームのことが全然解っていません。トップビューレースゲームの面白さの核は、自車を軸にして画面をハイスピードでグリングリン動かし、俯瞰的な疾走感と、空間への征服感を楽しむものです。



よって、ジャンルへの理解度は皆無。コンセプトを微塵も生かせてないシステムで、評価する価値は全くなく、ゲームとして成立してないっというのがcocの結論なわけです。



とりあえず、ファミリーサーキットを100時間くらいプレイしてから出直してこいって感じですw

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