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乙女のアニメ独り言 Vol.103 アルドノアゼロ #2



1クール最終話まで見ました。なんか色々言いたいことはあるけど、とりあえず”なんだかなぁ”って感じです。



分割2クール放送故に、2クールの開始を期待させなきゃいけないから、あぁいう中断の仕方したんでしょうけど、ちょっと…あからさま過ぎるかな。



結局、あぁいう風にしてしまうと、結論としては”大丈夫でした”と”大丈夫じゃありませんでした”の2択になるわけで。



で、シナリオの今までの展開を考察すれば、当然”大丈夫”でしたという形になるでしょう。つまり、キラやアスランと同じですね。



シナリオのあちこちのSEEDシリーズの臭いがプンプンしてたけど、そういうところまで真似ちゃうのはどうかなぁ…。



あぁいう描写で”大丈夫でした”ってやられると、見てる側が醒めちゃうんだよね…。緊張感とか緊迫感とかそういうのが薄れちゃう。



もし…。まぁそれはないだろうけど、もしも”大丈夫じゃありませんでした”という風に2クール目が開始されるなら、個人的には賞賛しますよ。



そういうのはやりたくても、普通はできないからね。



幸いに、その”大丈夫じゃありませんでした”というのをやるとした場合、それなりに都合の良い下地。つまり、主人公がヒーロー然としてないし、有る意味で無色透明なので、やりやすくはあるんです。



ただ、それをやるには、伏線が決定的に不足してるし、とってつけたような感じになってしまうのは避けれないから、やはり普通に”大丈夫でした”という形で進めるんでしょうけどね。



方法論の可能性としては、”片方だけ大丈夫でした”というのもあるかもしれませんね。



1クール目のスレインが余りに空気だったので、スレインにとって重要な方だけ”大丈夫”でしたってことにして、彼主体で物語を進めていって、最終的に彼は業に押しつぶされてグチャグチャに破綻していって物語は破滅的な結末を迎える。でも蚊帳の外だったり、その他大勢のモブにとってっというか、民衆や群衆らは何もかも失い、ゼロになった世界に残されるんだけど、それでも僕らは生きていく…みたいな。



何もかも失い、地球だ火星だなどという線引きが無意味になり、荒廃した世界と群衆だけが残され、それでも、そしてそこからでさえも人々は前に進んでいくみたいな。そんなエンディングにもっていくことも”片方だけ大丈夫でした”の落とし所してはアリかもしれませんね。



なんにせよ、2クール目への期待値や関心を高める為とはいえ、あのやり口はハッキリいって三流のやり口です。関心を高める手段として一番簡単で安易なやり方ですから。

人気が落ちた女性アイドルや女優が脱ぐとか、売り上げが落ちた飲食チェーンが値下げ発表するとか、自分らへの関心度が低下してきたなと感じたらミサイル撃ったり、無慈悲な制裁をするぞと言ってみたりとか、そういう三流のやり口と同じです。



安易にそういう手を使わずに関心を集めてこそのクリエイターじゃないの?っと制作陣に問いたい気分なcocさんなのでした。


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