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乙女のアニメ独り言 Vol.107 デュラララx2承



五年の歳月を経て、さらに原作の完結を待ってからという節も有るような無いようなタイミングで、いよいよ満を持して第二期がスタートした【デュラララ】



今回は変則3クールで、原作の完結部分までアニメ化してくれるそうですね。



ちなみに原作は完結していますが、ダラーズ関連の出来事が終焉してから一年半後の池袋を舞台に、メインキャラも新たにしたシリーズの二部となる【デュラララ!!SH】が昨年の春から刊行されてます。(全作の登場人物も勿論登場する)



さて、五年振りのアニメ版【デュラララ】ですが、結構心配してたんです。一期の出来が良すぎましたし、あの雰囲気とシリーズ構成の巧みさ、つまり味ってやつなわけですけど、それを台無しにしてしまうんじゃないかと…ね。



けど、蓋を開けてビックリ。もうね、シビレましたねw



だって、シレっと25話ですよってな雰囲気で放送してるんですw(前期はTV未放送のOVAが2話ありますが、それは話数にカウントしてません)


まるで、先週に24話を放送したかのような勢いでw


何もかもが、良い意味で、あのままなんです。OPの作りもEDの構成も、作中の演出も、何もかもが前期アニメ版【デュラララ】そのまんまw



正に素晴らしいの一言に尽きます。



あの、異常に個性が立ってる沢山の登場人物が、何でもないような(最近、愛想尽かされて捨てられそうだから、ゴネてなんとか元鞘に納めようと必死な人をディスってるわけではありません)出来事を時間軸と場所を入れ替わり立ち替わりで複雑に交差しながら物語が肥大していくという作品の持つ”らしさ”もそのまんまです。



シリーズ構成や脚本の繋がり云々ではなく、あの空気感をそのままもってきて繋げちゃうというのは、案外難しいものなんですよね。何せ五年の月日が流れてますから。



あの時、あの場所(ゴールデンタイムで元気ハツラツに性交渉の申し込みをして茶の間を凍り付かせたものの、女性の著しい社会進出に伴う性の解放を背景に絶賛されたドラマをオマージュしている訳ではありません)、あの時代だったから作れた空気感っというのがあるわけで、それをそっくりそのままっていうのは言うほど簡単じゃないんですよね



そういう意味でも素晴らしいなっと思うわけです。



あと、個人的にこういう作風の作品好きなんですよ。登場人物が多くてゴチャゴチャしてる感じのやつw



あくまで私的感覚ですが、デュラララって00年代の【うる星やつら】だと思ってるんです。



ちょこっとSFが混じりつつ、大した事でもないような出来事を大仰に奉り上げて、個性の強い多くのキャラ達がドドドってそこに絡んで、わ~って騒ぎになっていくところとかねw。



そんな作品が変則3クールで復活。一期の雰囲気を踏襲してくれてるんですから、それはそれは大変嬉しいわけです。



ただ、難点としては…、一期を見てないと…ちょっとキツいところかな。ストーリーとしては、一期の最終回で一区切り付いてますから、二期から見ても物語としては問題なく見れると思うんですけど、各登場人物の相関関係とか因縁とか遺恨とか諸々を知った上じゃないと、ちょっと面白味半減しちゃうと思うんです。そういう意味ではファン向けの続編アニメな立ち位置になっちゃってますから、そこが残念ではあるんだけど…。



でも、それは仕方のないことです。だって二期なんだもんw



仮に雰囲気ぶち壊しな感じで、二期冒頭で2話くらい使ってアニメオリジナルストーリーで顔見せ興業みたいな新規さんいらっしゃいませ♪みたいな事をやっちゃってたら、ボロカス言ってただろうしw



なので、一期見てない人は、とっととTSUTAYA行ってこい!ってやつです。



近所にTSUTAYAがない?そんなの知ったこっちゃない。なら、あれだ!「でぃでぃでぃ!アニメででぃー!でぃでぃでぃスマフォででぃー!」のやかましいCMでお馴染みの脚のみじ…げふんげふん…。



さて…w、そんなわけで、変則3クールのインターバルはどれくらい開くのか、気になって仕方のないcocさんなのでした。それでは今回はこれにて。また次回でぃでぃでぃ!w

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