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乙女日記Vol. 2272 イスラム国の思うつぼにハマる日本人なんていませんよね?



ブログをやってて、この話題をスルーし続けることは、日本人としても不自然となってしまったので、今回はイスラム国が起こした邦人人質殺害事件について書くとします。



まず、cocの立ち位置として、殺害された二人についてですが、世間的には人命尊重論と自己責任派に別れて論議されていましたが、そのどちらにも違和感を感じてます。



先に殺害された湯川さんについては、確かに自己責任だと言える可能性はあると思うのですが、後藤さんに関しては果たして、そのレベルで収まる行為なのでしょうか。



ジャーナリストであり、紛争地域の取材を多くされていたというのですから、紛争、内戦といったものと政治との関連性については一般の人より本質的なものを知っていたはずです。



湯川さんも民間軍事会社を設立させたくらいですから、国家が渡航を禁止してる地域に入るということが、どういうことなのかという本質を知っていた可能性は高いのですが、敢えてそこは、知らなかったとします。政治に疎い一般人だったということにしておきます。



しかし、後藤さんは違う。立場が違う。知ってた、知らないの段階ではなく、知っていて然るべき仕事をされていたわけです。



ここで言う”知っていた”というのは、今回行った行動が、国家、そして国民に著しい損益を与える可能性があり、それを知っていたという意味です。



もっと具体的に言えば、刑法81条に定められてる外患誘致罪に”相当する”行いになるということを理解していた上での行動なのです。



拉致されば、日本国を苦しめる駒として使われる可能性、それに伴う日本と中東諸国、欧米諸国との摩擦。加えて日本政府の公的機関から中東に派遣されてる多くの方が連鎖的に狙われる可能性が高まることで、多くの人が帰国を余儀なくされることで生じる様々な損益。ジャーナリストならこれらの事は容易に想像出来るはずで、それを承知で行動したということは、意図的に日本国に不利益をもたらそうとした行為という解釈の範疇に入れられてもおかしくないです。



そういった意味で、それらを総合すれば外患誘致罪に”相当”する行為です。



この外患誘致罪というのは有罪が確定されれば、有無も言わさず死刑が確定する、とても重い刑で、現行法では存在しませんが、イメージしやすい言葉に代えるなら”国家反逆罪”ということなわけです。



無論、外患誘致罪に処せられた事案が今までに無いという事実と、外患誘致罪そのものが形骸化した刑法であるということは承知しています。なので本当にその罪に問えるか否かという点について言及するつもりはありません。



しかし、それに”相当”するほどの行為だったとcocは感じてます。



ですので、彼の行った行為について、自己責任がどうとかそういったレベルの話ではなく、重罪人という現実を踏まえて論議するべきだと思っていた次第。



ただ、ここまで書いてきたのは、彼が拉致されるに至るまでの彼の行為に対しての見解であり、その後、彼に訪れた残念な結末に関して、だから仕方ないことだなどと言うほど、cocは愚かではありません。



履き違えてはならないのです。彼がとった行動と、彼が殺害された件を一括りにしてはいけません。彼を殺害したのはイスラム国であり、彼らの行った行為は殺人であり、それが正当化されるようなことがあってはなりません。



そして、もう一つ大切な事があります。それはイスラム国という組織は、イスラムの名を語ったテロリストであり、イスラム教徒が今回の加害者ではないということです。



日本在住のイスラム教徒の方々を虐げるようなことは絶対にあってはならないことです。彼らは自ら信仰する宗教の名を勝手に使われた被害者であり、彼らを虐げる行為などを行えば、イスラム国と同じゴミカスと同じです。



多くの国に、その居を移し、世界中で暮らしてるイスラム教徒の方々と現地の民族が争うなどといった事態に陥れば、ゴミカスのイスラム国の思うつぼです。



ゴミカスに踊らされて、自分の知性の無さ、思慮の浅さを世界中に大声で吹聴するような、クズのカスのゴミのバカは日本に居ないことをcocは願ってます。



そして、起こした行動こそ問題はありますが、暴虐の限りを尽くし、世界中の神を冒涜しつづける殺戮集団に無惨な死を強要された故人と、再会を祈る願いが叶わず失意の底に叩きつけられた遺族の方々に、心からお悔やみ申し上げます。





最後に改めて、今一度書き記します。一連の出来事の全ての元凶は、イスラム教の名を語り、悪行の限りを尽くす殺戮集団のイスラム国(自称)のテロリスト達が全ての諸悪の根元です。何をどうひっくり返そうとも、その真実だけは揺るぎませんし、そこから目を反らしてはいけません。



そのような簡単な真実にすら目が曇り、筋違いの責任の所在の追求や迫害思想などを吐き散らかす、クズにならないようにしましょう。



それでは今回はこれで終わるとします。

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