記事一覧

乙女日記Vol. 2325 急に語ってみた。



困りました。書くネタがありません。



なので、なんとなく独り言を。



マザー2がまたやりたくなってきました。以上!

って、これじゃTwitterじゃんw



ってなわけで、マザー2について軽くあれこれと書いてみます。



日本産のRPGの殆どが一本道のシナリオをベースとした読み聞かせ物語であるという現実の中、マザー2も顕著なソレだったわけですが、こういう読み聞かせ物語を作る場合、重要になってくるのが世界観です。



キャラデザイン、モンスターデザイン、マップデザインなどなど多岐に渡るゲームデザインが絶妙な化学変化を発生させるか否かがゲームにとって重要であることは当然のことなのですが、その当然を当然として認めた上で、更にその上の絶対的な要素として、世界観の構築、どこまでその世界を作り込むか、言い方を返れば、どこまで作り手はその世界を知っているのかっという点において病的なほどの情熱が注がれてる作品は、例えそれが読み聞かせ物語であっても名作と成り得ます。



その代表例がマザー2です



システム的には、当時では珍しい、フィールドと拠点(街等)がシームレスの一枚マップで処理されていたり、斜め俯瞰からの見下ろし演出だったりと斬新な点も多いのですが、なにより評価すべきは、マザー2という作品で作り上げられた、架空の世界を本気で一つの世界として作り込んだ情熱です。



嘘をどこまで暴くか、嘘をどこまで嘘で固めるか、その具合において、本気になって嘘を突き通す覚悟と言いますか、何もないところに一つの嘘を放り込む。創作の原点ってそういうことだと思うんです。



真っ白い紙に家を描いて、それが家であると、まず嘘を付くのです。けど、その一枚の家が描かれた絵に、色々なものを書き足していき、最終的には家の壁の建材に打たれてる小さな釘まで書き込むくらい緻密に描いたとしましょう。そこまでいくともうソレはあたかも実在してるかのような、存在感を感じるようになります。



絵から存在感を感じる。こうして言葉にするとなんか大したことのないように思えるかもしれませんけど、よくよく考えてください。絵ですよ。絵。存在感のある絵ってどういうことですか?w



存在してないのに、存在感を感じるなんて、極端に言えば気持ち悪いですw



けど、人が本気でその嘘に情熱を注ぎ込み、注ぎ尽くすと、不思議と存在感というのが感じられるようになるのも事実です。



マザー2は正にそういった本気の嘘を気持ちが悪いほど真剣に情熱を注ぎ込んで、存在感を感じるところまで達することが出来た作品だったとcocは捉えてます。



マザー2という世界がありましてっという軽い嘘を、どんどん、どんどん煮詰めていって、裏ごしして更に煮詰めてというのを繰り返し、真剣にその世界を作り上げたのだと思うんです。



結果、ただの読み聞かせ物語りだったはずのものに、存在感と実体感というものに説得力が加味され、人の心の中に居座るくらいの化け物じみた物語として世に登場し、今でも存在し続けられる力をもつことになったんだと思う次第です。



ビデオゲームでRPGを作るお手本というのは、ウルティマやウィザードリィ、マイント&マジックなどが残してくれてましたけど、物語を作るお手本ってマザー2以前は無かったように思うんです。



無論、これには異論はあるでしょう。けど、ハッキリ言えることはビデオゲームで物語を作るということがどういったことなのかっという問いにマザー2は満点回答したという事実です。



そんなマザー2は数年に一度、何故か無性にまたプレイしたくなるんです。正確にはプレイしたくなるんじゃなく、行きたくなるんです。旅行です。



さて、書くネタが無いからと、自分の中で思ってるだけで良いことをダラダラ書いてみましたが、果たしてこんなこと書いて良かったのかどうか…ちょっと後悔しつつも、ここまで書いたのなら、アップしちゃえという乱暴な選択をなんとなく選んでみたcocさんなのでした。それでは今回はこれにて。

トラックバック一覧

コメント一覧