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乙女のゲームのススメ Vol.124 14年ぶりの続編とかwww



開催中のE3にて発表され、すでにあちこちで話題になってるシェンムー3。



米国のファンド企画にて200万ドルを目標に投資の募集を開始すると、僅か8時間で目標額の200万ドルが集まってしまうという珍事(?)にw



今現在も投資枠は開かれており、投資額に応じて出資者には様々な特典が約束されています。一番少額の投資口は5ドルからありますので興味のある方は下記紹介記事内のリンクから投資サイトに移動し、出資をしてみてはいかがでしょうか。



シェンムー3がKickstarterで出資募集中-Gigazine-



個人的には14年前にあれほど売れなかったタイトルに、今更8時間で200万ドル以上も集まるというのが、なんとも滑稽に思え…(これを書いてる時点で234万ドル余り集まってる)、それほどの支持者が居るなら、当時のあの窮地を支えて欲しかったです。



そして、盛り上がってる所に水を差すのも何なんですけど、お金集まっちゃったから出すしかなくなったけど、ほんとにシェンムーに商品価値はあるのでしょうか?




シェンムープロジェクトの頓挫で未消化だったゲームコンセプトやアイディアなどは、シェンムー制作で培われた制作エンジンのノウハウなども含めて【龍が如く】に引き継がれ、後にシリーズ化もしてることから、既に消化しきれた素材だと思うんですよ。



いうなれば、龍が如くシリーズの原点たる作品を今更出すことに、cocはそれほど胸が熱くなりません。オープンワールドRPGの草分け的存在であるという代名詞も、肝心のオープンワールド系のタイトルが飽和状態になりつつある現状では、それほど魅力的な代名詞とは思えません。



まぁ、海外の方からすれば、アジアっというより日本を舞台にしたハイクオリティなオープンワールド系っというのは事実上シェンムーしかありませんから、そういう観点で人気があるんでしょうけど、日本人目線ではこれといって目新しかったり、唯一性をそれほど感じられるわけではないタイトルですから、正直なところ今更感というのが強いですね。



シナリオ的に未完だったからというのも、それほど重要に感じません。お父さんの敵討ちですから、どこにでも、だれにでも作れる物語ですし、14年ぶりにお話の続きが!っと盛り上がれるほど独創的なシナリオでもありませんから、未完であったことは寧ろ問題の範疇にすら入らないんじゃないかと…。



開発費丸々全て出資で募るというのであれば、開発できる金額が集まったから出しますということに関してあれこれ言うつもりはありませんけど、今回は制作費の一部を出資者に委ねるだけでしょ。いうなれば赤字分を先行して穴埋めしようというスタンス。



けれど、それで本当に赤字分が埋められるのかどうかすらも怪しいと思うんです。だっ
て絶対に売れないでしょ。シェンムーなんて知ってる人のほうが少ない。日本国内で10万本すら届かないと思いますです。



ワールドワイドでも100万本行くのは難しいんじゃないかな。最終的にどれほどの額が集まる分かりませんけど、目標金額の倍である400万ドルが集まったとしても、赤字は完全に潰せないと思うんですよ。開発が本格化すれば、またバカみたいに制作費用が膨らんでいくでしょうし。



14年前ならね、まだ夢があったから。あぁいうクオリティのゲームは少なかったし、新しい可能性を多分に含んでたから、大金を投じる意義も意味も強かったと思うんです(結果は別にして)



けど、オープンワールド系が散々出まくったあと、いうなれば手垢ビッシリのジャンルになった今、そこに大きな可能性なんてもうないわけで…。しかもゲーム性において他を圧倒するような作品だったのならまだ興奮もするだろうけど、シェンムーは入れ物こそ当時は斬新だったけど、中身の部分、つまりゲーム性に関しては凡庸な作品でしたし…。


ほんと、水を差しまくって申し訳ないんですけど、こんな今更なタイトルに金銭的、人的リソースを割くくらいなら、低予算で実験的な新規タイトルをいくつか作った方が…って思う次第です。



そして、何よりも一番の驚きは鈴木裕さんの狸化具合でしたw



っとまぁ否定的なことばかり書いてきましたけど、懐かしいかどうかと言われれば懐かしいし、3が出るというなら1と2をまた遊んでみようかなっと思ったりしてるのも事実です。それで満足して肝心の3が出る頃には興味が失せてるというパターンになりそうではありますけどw



出資額の到達額によって色々な要素を組み込んでいくという計画も公開されていて、250万ドル集まれば、1と2のストーリーダイジェストを入れるということなんですけど、いっそ計画の最高金額の400万ドルの上、例えば450万ドルラインなんかを追加して、そこに到達すれば、1、2、3全て収録の完全版でのリリースというのを設けてみても良いのではないかな。



14年ぶりにゴソゴソし出すんだったら、それくらいのことしてみせてよって思ったりもするcocさんです。



けど、感情論だけで言うと、ネタ化していたシェンムーに真っ当な光が射し込んだのはドリキャス大好きだったcocさんとしては素直に嬉しくもありますです。



なので、否定的だけど実は応援してたりもするかもしれないのです。えぇ、まさしくツンデレってやつですねw


べ、べつにいつかは3が出るって疑わず信じてたわけじゃないんだからね!ですw



それでは今回はこれに。また次回です。

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