最近、どっぷりハマッてる。"面白い"だけを連呼するのもどうかと
思いますので、このへんで具体的に【モンスターハンター】の面白
さとは何ぞや?そして最新作の【2】とはどういった昇華を果たし
てるのかって事を書いてみようと思います。
そもそも【モンスターハンター(以下MHと略記)】という作品はRPG
というジャンルの傾向よりも、アクションゲームとしての素養が高
い作品です。
よく有る、RPGの下地に取って付けたようなアクションが付随して
るタイプの物とは違い、アクションという要素をど真ん中に据え置
いてる点が、この作品を気に入った一番の理由です。
さらに、そのアクションのシステムも、最近のゲームに多くみられ
る、ユーザーに媚びたようなシステムではなく、ゲームの難易度に
上手く関連させた手動操作の多さが魅力の1つでもあります。
この【手動操作】というのは、例えるなら標的の自働ロックオンや
カメラ操作などです。
MHでは、主に近接武器と遠距離武器の2系統があるのですが、双方
とも、どこに攻撃を繰り出すかは全て手動で決定します。
近接なら武器を振り下ろす方向、遠距離なら射撃するポイント。こ
れら全てプレイヤー自らが手動で調整して攻撃を行います。
ですから、対象をロックオンした後は、攻撃ボタンなり、防御ボタ
ン、アイテム使用ボタンなりを押していれば戦闘が成立する様な、
なんちゃってアクションではないのです。
このシステムのお陰で、操作スキルというものがとても重要になっ
ていて、多様なプレイスタイルを産み出します。
そしてMHにはキャラクターのレベルという物が存在しません。
キャラクターの攻撃力、防御力は全て装備品に完全に依存していま
す。
ですから経験値もありません。しかし見えない経験値は存在します
。つまり、操作スキルですね。この操作スキルを経験と観察力で磨
いていかないと、上位クラスのモンスターと闘うことはできません
。
より強い武器、防具を作るには、相応の強さのモンスターを狩って
、そこから得られる素材が必要になってきます。
これは、装備品の性能だけに頼った戦闘というものを排除する上で
、とても良い意味で作用してるシステムだと思います。
なので、性能の良い装備品を身に付けてる人は、その殆どがそれら
の素材を狩るために必要な戦闘をこなして得てるわけですから、相
応の操作スキルも同時に身に付けていると言えます。
この様に、性能の良い装備を作るにも、上位モンスターから得られ
る素材を入手するにも、それらの対象と戦闘を行い勝利しなければ
得られないわけですから、先にも延べた"見えない経験値"が重要に
なってきます。
ただ、こういったシステムでは上手い人と下手な人の間で格差が生
じるのでは?っと考える人も居るようですが、cocは正直言って、
そういった奇怪な平等主義には頷けないタイプです。
格差生じて当然、上手い人、下手な人と別れることに何ら問題は感
じません。なぜなら、ゲームとは元来そういうものだからです。
ゲームは配給品ではありません。将棋だってオセロだって、トラン
プゲームだって、上手い人が勝利し、下手な人は敗北する。それが
ゲームの根本的な面白さの幹だとcocは考えています。
皆が平等に同じ結果を与えられる物には、勝ち得た喜び、達成した
満足感などは生まれず、あるとするなら作業を完了させたという意
味においての解放感くらいなものだと思います。
まぁ、与えられた作業を終わらせた時にも、一定の満足感はあるの
ですが、そこに高揚感は無いでしょう。
何故なら、誰でも同じだけの時間を費やせば、その段階まで行きつ
くのですから、特別な結果を生み出したとは言いにくいからです。
ですが、MHは違う。どれだけ時間を費やしても、それが結果に結び
付くとは限りませんし、その結果の規模も人それぞれ。それは一見
不平等に思われがちですが、誰にでもチャンスがあるという意味で
は最も平等だと言えるのではないでしょうか?
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話しの途中ですが今回はここまで、次回へと続きます。
*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。