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乙女のXbox360ライフ Vol.56

さて、今回は前回で予告したとおり、高評価できる点について書き進めていきます。

で、何から取り上げるか…迷います。とにかく高評価ポイントが多い良作なんで、絞るが難しいです。

しかし、敢えて絞って、最初に取り上げるのは【没頭できる】という点について書くとします。

"没頭できる"という表現では、漠然としすぎてますよね。具体的にいうと、攻略本や攻略サイトの助けが必要にならないんです。

RPG史上最大の広さを誇るフィールド。500以上のサブクエスト。数は計り知れないアイテム、スキル性のキャラ育成は全て任意性。

こういったセールスポイントを含む作品が攻略データを必要としないというのは俄かに信じられないと思いますが、本当に必要になりません。

スキル周りのシステムが説明書でやや説明不足だったりするので、その点だけはwikiなどで調べるのを推奨しますが、それさえ調べてしまえば、後は一切のデータは必要ありません。

何故なら、決まった攻略ルートなどありませんし、効率云々でそれらをプレイヤー側がルート化したとしても、殆ど意味がありません。

どのタイミングでサブクエストを受けるか、メインクエストを進めるか等に関してはプレイヤーの任意性に全て委ねられれいるから、効率を重視して進める意味が無いのです。

効率プレイとは、何か統一された目的に向けて、無駄を省いた行動を構築していくということになりますが、セイクリッド2でそれらを求めるにしても、ゲームプレイの目的を統一するのが困難且つナンセンスなんです。

サブクエストを一切無視してメインクエストのみを消化していくのも、サブクエスト探しを重視するのも、マップの踏破を目指すのも、キャラのビルドに励むのも、トレハンに拘るのも、自由なんです。自由だからどういった遊び方をしても構わないのです。

だから、効率よくクリアを目指したいっていうのなら、メインだけやれ!。

ビルドであれこれ試したいんだけどっというなら、ひたすら経験値稼げ!

マップの踏破を…、ひたすら歩け!

っと、当たり前の答えしか出てこないわけですw

ですので、攻略ルートなんて物を作る意味は全くなく、それを求める人も居ないので、攻略というデータを傍らにおいてプレイするということをしなくていいのです。

ひたすらに広大な世界で、自分の好奇心だけを指針にして、好き勝手動き回る。延々とそれを受け入れてくれる作品ですので、ゲームの世界に没頭しきれてしまうのです。

この没頭を生み出す過程で一番強く作用してるのは【冒険心の助長】だと感じます。

この作品で感じられる"冒険"の疑似体験感覚は今までに類を見ないといっても過言ではありません。

その一番の要因は広大なマップにあります。歩いても、歩いても世界の果てには辿り着きません。

この世界の全てを知りたい。そんな好奇心に目覚めてしまったらドロ沼ですw

現在cocさんのプレイ時間は45時間を超えましたが、マップの踏破率は10.2%までしか進んでいません。踏破を一番の目的にしつつ、サブクエストは発見次第受けるというプレイスタイルで遊んできても、たった10%です。

普通のRPGの全体マップ分くらいはとっくに歩ききったと思います。

ちなみに、メインクエストは殆ど進めていません。チャプターが存在するのですが、まだチャプター1のままですw

そして、クリアしたサブクエストは100を超えました。しかし、クエの総合達成率は9.5%ですw

これだけやって、まだ全体の一割弱でしか無いのです。

そして、まだまだ広がる未開の地をどう歩いていくか、そして歩いた先で何を見つけるのかはわからないわけです。そのわからないってのが良いのです。

公式サイトでは全体マップがDL出来るようになってるんですが、当然の事ながらcocはDLしてません。ゲーム内のマップでも未踏破エリアであっても大きな町などは、その存在が判別できるのですが、集落やそれに準じた規模の町の存在までは見えないようになってるので、それらを発見する面白さを守る為に、マップのDLはしてないんです。

だから、凄く楽しいですよ。どっちに進むかと考えても、手元にあっちには村があって、ダンジョンもあるのか、こっちは神殿があるんだねっと判った上で切り開いていくのじゃなく、何も判らない状態で切り開いていくんですから、冒険感覚が半端ないですw

この面白さは、アトラスシリーズのあの白地図を埋めていく楽しさに通じるかもしれません。

そして、ディアブロ2のように、ハック&スラッシュの代名詞ともいえる、圧倒的な物量で襲い掛かってくるモンスターを蹴散らす楽しさ。

で、その冒険の旅を阻害せずに組まれてるクラシカルなゲームシステムの安心感。

打ち上げ花火のような派手さや刺激はありませんが、地味ながら確かな煌びやかさで弾ける線香花火のような味わいを楽しめる作品。そんな風に総括しても良いかもしれません。

個人的には、今まで遊んできたゲームの中で高評価出来る作品は?っとピックアップしていった場合、このセイクリッド2は十指に入るかもしれません。

そんな、名作認定を既に押せてしまうこの作品に関してのテキストはこれからも色んな角度から書いていくつもりです。

高評価部分も不満点もまだまだありますしねw

それでは、今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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