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乙女のらぶらぶサッカー Vol.114 南アW杯 日本代表 最終メンバー選考が発表


本日、南アフリカW杯に乗り込む、日本代表の最終メンバー選考が発表されました。

選ばれたのは以下の23人。

GK
楢崎正剛(名古屋)
川島永嗣(川崎)
川口能活(磐田)

DF
中澤佑二(横浜FM)
田中マルクス闘莉王(名古屋)
今野泰幸(FC東京)
岩政大樹(鹿島)
駒野友一(磐田)
長友佑都(FC東京)
内田篤人(鹿島)

MF
中村俊輔(横浜FM)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎)
稲本潤一(川崎)
阿部勇樹(浦和)
長谷部誠(ヴォルフスブルク/ドイツ)
本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)
松井大輔(グルノーブル/フランス)

FW
岡崎慎司(清水)
玉田圭司(名古屋)
大久保嘉人(神戸)
森本貴幸(カターニア/イタリア)
矢野貴章(新潟)


選考結果の感想を言わせてもらうと、可も無く不可もなくといった感じで順当な選出ですね。

98年にカズと北澤を落選させた人と同じ人が選考したとは思えないくらいに手堅い選出です。

一部、マスコミの報道で、GKの川口が今回のサプライズ選出だ。川口の名前が読み上げられた時に会場はどよめいたって言われてますけど、全然サプライズでも無いし、会場もどよめいてませんw

確かに川口は代表から遠ざかってましたが、彼の選ばれた役割は第3GKです。この第3GKにはベテランを選ぶのが通例となっています。

その理由は、第3GKが出場を余儀なくされた際のチームの状況というのを考えれば判ります。

正GKが怪我か累積警告で出場が出来きず、サブGKも怪我か累積警告で出場できないという状況が第3GKが出場する場面となります。そういった状況に陥ればチームはうろたえています。

焦りや動揺、混乱などが交錯してる状況下で守備の司令塔であるGKで出場できるのが若手しか残っていないとなれば、そのネガティブなチームの空気に飲み込まれてしまい、まともな仕事はできないでしょう。

不足の事態において、その出場を課せられる役目の第3GKはそういった混乱したチームの中でも冷静さを失わず、動揺してるDF陣をまとめ上げて守備の組織を再形成できる為に経験豊富なベテラン選手が選ばれるのです。

なので、第3GKとして川口の名が出たのは、読み上げられて然るべきだったので(日本人GKで現在現役で経験の豊富さで考えると楢崎と川口以上の選手はいない)、全くサプライズでも何でもありません。

そして、選手発表の生中継を見ていましたが、会場がどよめいた瞬間などなく、岡田監督が淡々と矢継ぎ早に選手名を挙げていって、言い終わったあとに"っと言う感じですが、何か?"みたいな表情をしてたくらいですw

さて、川口選手のことはこれで終わるとして。他の面々ですが、とにかく手堅く固めてきたなぁって感じですね。

個人的にはFWで田中達也を入れて欲しかったなぁっとは思いますけど、現在の日本人戦力はどの選手でもそれほど変らないというか…、チーム自体のコンセプトが曖昧で、このチームの戦術を行使するにはこの選手が必要不可欠だ!って思えるような雰囲気もありませんし、完全な個人の能力で突出してる選手が居るわけでもないので、手堅く揃えたなぁっという印象くらいしか感じないのですw

唯一ほっとしたのは、松井が選ばれたことですね。個人的に彼の個人技の高さには期待を寄せてるので、是非ともW杯の舞台でのプレーを見たかったのです。随分前の海外視察で松井は当確組みらしいという報道をされてましたけど、やっぱ最後にどうなるかわからないので、不安でした。

ま、とにかく今回はサプライズを企もうにも、選べる選手が居なかったというのが正直なところでしょう。中村俊輔はピークを過ぎた選手ですし、個人的に好きだった(過去形です。その理由は10/02/13付けテキストを参照下さいませ)選手ですけど、今回落選させても良かったかなっとは思うんです。でも、彼を外した所で誰を入れる?ってなると、その代わりになるい選手が居ないw

98年のカズを落選させた事に関しては、未だに納得をしてませんけど、当時というかその瞬間の事だけを考えると、城がカズを越えるストライカーになる可能性は有ったと思うんです。僅かとはいえねw

結果はそうでなかったわけだけど、少しは望みがあった。結論を知ってる今では、あの判断は大間違いだったと言えますけど、あの瞬間でその可能性が脳裏に過ぎったときに、岡田さんはその可能性に賭けた。賭けるべきでなかったと思ってますよ。結果を知る今という時間の上から言うわけでなく、その瞬間にもそう思ってました。その判断は間違いだっと。

でも、ハイリスクかもしれないけど、ハイリターンになる可能性があの一件にはあった。

けど、今回の中村俊輔を落選させるというハイリスクを講じたところで、ハイリターンを望める可能性の存在が不在だし、さすがにリスクしか生じない落選劇を展開するほどあの人もバカではないでしょうから、今回は中村俊輔にしろ、他の選手にしろ手堅くまとめたって感じになったのでしょうね。


ってなわけで、手堅くまとめたこのメンバーで本大会に乗り込むことになりました。

普通に予想すれば、1分け2敗という結果でグループリーグ敗退が濃厚ですけど、僅かな望みとして1勝してくれること願うとします。

それでは、本大会開幕まで約一ヶ月。夢を見られる期間も残り僅かですので、皆さんしっかり夢をみて、本番の当然の結果に備えて起きましょうw

つーことで、今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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