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乙女の掌にPSP Vol.29


一昨日に取り上げた【ファンタシースターポータブル2 インフィニティ】の紹介記事が出ましたね。

紹介記事/http://www.famitsu.com/news/201008/26032555.html


大きく変化した点は、新種族追加、既存種族のデザインが変化、PSOのビジュアルロビーを移植、文字入力に携帯電話方式を追加、すれ違い通信でミッションコードを交換といったところでしょうか。

注目すべき点は、ビジュアルロビーとすれ違い通信でしょうね。

まず、ビジュアルロビーでが、PSOをプレイしたことのある人ならおなじみですね。あれが殆どそのまま導入されるそうです。1ロビーの入室可能人数もPSOに近い人数らしいです。

このビジュアルロビーの導入で、PSOの特色でもあるコミニュケーションネットワークの強化を図りたいというのが狙いのようですが、果たしてPSPでどれほどの効果が期待できるでしょう?

最近の子らはキーボードでチャットをすることすらスルーする傾向が強いのに、いくら入力方式に携帯電話方式を追加したとはいえ、文字入力がやりにくいというのは前作と同様でしょう。

そういった苦痛を乗り越えて、果たして多くの人がビジュアルロビーでチャットを活用するのかっという点については大きな疑問がのこります。

アイテム課金系のPCのネトゲーのユーザって年齢層が結構低めなんですが、PCでキーボードは確実にある環境であっても殆どチャットしません。問いかけてもガン無視されますw

今の子らは、ネトゲーではヴォイスチャットが第一の選択肢で、第二が存在しない感じですから…。以前に知り合いと話してたんですが、ウチらがネトゲーを始めた時はキーボードでのテキストチャットしか選択肢がなかったし、ソフトによっては、そのキーボードすら使えず、ソフトキーボードオンリーのケースもあったくらいですが、今の頃は普通にヴォイスチャットが当たり前だから、わざわざ慣れてないキーボード操作で会話するよりも、ヴォイスチャットを選択するのが当然なんですよね。

そういう意味で、果たして今作にビジュアルロビーを導入する意味と、その効果がどれほどのものか…ってのに疑問を感じるのです。無論、良い結果になってくれることを願いますが…。

さて、次に注目するべきは、すれ違い通信にて行われるミッションコードの交換でしょう。

これについて、ハッキリと言うなら、ドラクエ9のパクリです。

交換したミッションコードは組み合わせることが可能だそうで、特定のモンスターが出現するミッションコードと、特定のエリアのミッションコードや特定のアイテムがドロップしやすいコードなどと組み合わせて特殊なミッションを生成することが可能となるようです。

この機能を、本作では【すれ違い通信】と表現しており、雑誌のソフト情報にも【無線LAN機能(アドホックモード、インフラストラクチャーモード)対応、すれ違い通信対応】と表記してあるんですが、これについて少々疑問が…。

すれ違い通信とは、どういった状態のことを意味してるのかイマイチ理解出来ないんです。ドラクエ9のパクリなので、それだと判ってもらうために敢えてそういう名称にしてるのかもしれませんが、すれ違い通信という名称はDSのそれを大衆は連想しますが、ハードの設計上、PSPではDSと同様のすれ違い通信は出来ないはずです。

スリープモードに関しても、ハード側で省電力モードにしておき、内部のソフト側は起動を継続し続けるということは出来ないはずです。ソフト側の設計でそれを可能にできるかもしれませんが、現実的に考えてPSPのスリープはハード側の設計で完全に固定されてる機能ですから、ソフト側でどうこう出来るはずはないと思うんです。

何故なら、PSPのスリープモードはデータを一時的にステートセーブした上で、OSの処理を停止させてスタンバイ状態にするものです。

DSのすれ違い通信とは根本的に仕組みが違います。DSのすれ違い通信はというのはOSは動いています。必要な処理部分だけを起動し続け、他の部分を停止させることで、省電力モードを維持しているのです。

ですから、PSPのスリープモードですれ違い通信を可能とする場合、省電力モードの制御そのものをアップデートしなければ不可能なはずです。

なので、今作が【すれ違い通信】と表現してるのは、DSのそしてDQ9のソレとは違い、実際にゲームで通信プレイをしてる時に行われるものではないかと思います。

例えるなら、MHP2Gのオトモアイルーの交換のような感じでしょう。外部にエクスポートさせるデータを各自が持ち寄った状態でアドホックなり、インフラストラクチャーなりのマルチプレイで合流すると、それぞれのエクスポートデータが別のユーザーにインポートされるというやつです。

そのデータ交換の制限や条件をどこかに定めるんでしょう。例えばフレンド登録したもの同士がマルチで出会うと、エクスポートデータが自動で交換されるって感じ。

おそらく、そういう仕組みでやるんだと思います。で、結果は特殊ミッションの生成になるわけですから、ドラクエ9のすれ違い通信と共通した結果を得る機能だし、事実すれ違ってデータを交換するわけだから、すれ違い通信対応って言っておくほうが、宣伝効果あるんじゃね?っていう企みの結果が、こういう表記なのではないかと…w

まぁ、ドラクエ9を一年遅れでスタートし、現在進行形なcocさんにとって、リアルでのすれ違い通信には苦労させられてるので(ソレを多くしないとゲットできないアイテムなどがある)手軽にインフラストラクチャーで交換可能なほうが嬉しいです。

つーことで、それなりに期待できる作品ではあるんですが、発売が今冬らしいので、MHP3とモロ被りしますw

MHP3がインスラストラクチャーでのマルチプレイ対応するのかはまだ判明してませんし、どうせあのカプコンだから、今回もDLクエストや特典データのDLのいにインフラストラクチャーを使って、肝心のマルチプレイには対応させないかもしれません。

ですが、もし、MHP3のマルチプレイがインフラストラクチャーに対応しようものなら、このPSPp2インフォニティは超大爆死になるんじゃないでしょうか…

つーか、MHP3のマルチプレイがインフラに対応するかどうかに関係なく、発売時期が被ってる時点で勝ち目皆無でしょうけど^^;

ですので、内容の変化、機能の追加云々の詳細よりも、一番の問題は発売時期ですね。

こちらが11月で、MHP3が2月とかならギリギリですが、MHP3の発売日が2ヶ月以内で被ると終わりでしょうね。つまりMHP3よりも2ヶ月以上先に発売しないと、売れる見込みが極端に無くなるということです。

果たして…どうなることやら…。

いっそのこと、来年の夏くらいに発売すれば良いのにね…、っと無責任なことを言いつつ、取り合えず今後の動向に注視していくつもりのcocさんなのでした。

それでは今回はこれにて。




*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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