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乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.18 E3 飛び出す未来の破片

おとついの日記では、昨日にE3レポートを
載せるといってましたが、日付の凡ミスにより
1日、ずれちゃいました。ごみんなさい。

さて、本題開始。

いや~。今回のE3は例年に無く、
かなり盛り上がったようです。

なにせ「マイクロソフト」「任天堂」の
新機種構想と、PS2の今年の展望ですから
ある意味、熾烈を極めたショーでした。

そして、たくさんの驚きがありました。

まず、噂で内定していた「XBOX」の価格が
正式にアナウンスされました。

噂どうりの299ドルに決定。
発売日は米国で11月5日
(日本発売日は未告知)

それにしても・・・実際に299ドルで
発売されるということが確定したらしたで・・・
大丈夫かな・・・って思いますよ(^^;

だって・・・安すぎ(笑)

なんだかんだいって、価格は戦略的に
重要ですけど、それでも、安すぎだよ(笑)

さて、その「XboX」のソフトも同時に
多数、発表されました。

カプコンからは、「幻魔 鬼武者(仮)」
「ディノクライシス3」
「ブレインボックス(仮)」の3本。

ブレインボックスというのは
ロボットシュミレーターだそうです。

このソフトで人型ロボットをリアルに
操作できる専用コントローラが
用意されているそうです

カプコン三上氏によると
「スイッチ、レバー、フットペダルなど40~50ものスティックやボタンが搭載されており、専用コントローラがあれば、ロボットをよりリアル動かせるので,期待してほしい」とコメントされていました。

次にテクモは「DEAD OR ALIVE3」を発表。
なんでも、本体同時発売を目指し
開発されてるそうです。

それらソフトの発表以外にも
ネット端末としての「XBOX」に対しての
準備も進められており、その周辺機器である
「Xboxコミュニケータ」が発表されました。

これは、マウスやキーボードがなくても
ゲームをしながら気軽にチャットや会話が
楽しめるヘッドセットです。

そして「XBOX」で、ネッワーク機能を活用した
ソフトを現在開発しているメーカーの
アナウンスも同時に発表されました。

Acclaim Entertainment Inc.
Activision Inc.
ArtDink Corp.
Atlus Company Ltd.
株式会社バンダイ
株式会社カプコン
Codemasters
Crave Entertainment Inc.
Electronic Arts Inc.
Eidos Interactive
FOX Interactive Inc.
Gathering of Developers
INFOGRAMS Inc.
Interplay Entertainment Corp.
コナミ株式会社
LucasArts Entertainment Co.
Midway Games Inc.
株式会社ナムコ
Rage Software
Rockstar Games
株式会社セガ
Sierra On-Line Inc.
株式会社タイトー
Take-Two Interactive Software Inc.
TDKシステムズ
THQ
Ubisoft

さあ、そして、次は任天堂の「GAMECUBE」です

残念ながら、価格は発表されませんでした。
既報のとおり価格の発表は同社が5月24日に
開催を予定している決算発表時に公表することに
なるようです。

しかし、発売日に関しては、
先の発表の念押しって形で
日本での発売は9月14日。
米国での発売は11月5日。
欧州での発売は2002年になると
アナウンスされました。

さらに、松下電器産業との提携による
GAMECUBEソフトが使えるDVDプレイヤーの
モックアップデザインも紹介されており
近日中に松下電器産業から正式なカンファレンス
があるそうです。

そして、今回のE3で、一番盛り上がったのが
この「GAMECUBE」の開発中ソフトの発表です。
(タイトルは米国向けの為、日本発売時に変更される可能性があります)

●任天堂

SUPER SMASH BROS. Melee

Luigi's Mansion

PIKMIN

Animal Forest

Diddy Kong Racing

Eternal Darkness

Kameo:Elements of Power

Legend of Zelda

Mario Kart for Game Cube

Metroid Prime

Mickey for GameCube

NBA Courtside 2002

Raven Blade

STARFOX Adventure:Dinosaur Planet

Waverace Blue Storm

●Acclaim

18 WheelerAmerican Pro Trucker

All-Star Baseball 2002

All-Star Baseball 2003

Crazy Taxi

Dave Mirra Freestyle BMX2

Extreme G3

Jeremy McGrath Supercross World

Legends of Wrestling

NFL Quarterback Club 2002

Turok Evolution

●Ubi Soft

Batman

Donald Duck

Largo Winch

Rally Simulation

Rayman Tribe

Rogue Spear

Tarzan

●THQ

Hot Wheels(Working Title)

Jimmy Neutron Boy Genius

Rugrats(Working Title)

Scooby-Doo(Working Title)

Tetris Worlds

●Electronic Arts

Madden NFL 2002

SSX Extreme

●Midway

NHL Hitz 20-02

●Activision

Spider-Man Movie

Tony Hawk's Pro Skater 3

●LucasArts

Star Wars Rogue Squadron II

●BAM!

The Powerpuff Girls

●Sega of America

Phantasy Star Online Ver.2

Monkey Ball

以上47作品がE3で、発表されたタイトルです

ここで、一番目をひくのが

セガ「Phantasy Star Online Ver.2」でしょう

これには、正直、あたしも驚きました。

勿論、DC版の「PSOv2」とGC版「PSOv2」の
ユーザーが同一のゲーム空間で遊べるように
他機種間同期を実現すると発表しました。
これにより、DC版、GC版どちらのユーザーでも
ネットワーク上では同じプレイヤーとして
プレイ出来ることが可能になります。

(DCからGCへのセーブデータの引継ぎは不可能だと思います。なにせ、DC間でも、セーブデータに互換性が無い程ですから)

なお、このGC版との調整を行うため、
DC版「PSOv2」の発売日が5月31日予定から
発売日未定に変更されましたた。
調整が済み次第リリースされるとのこと。

一部の噂で、GC版と発売日を合わせるのでは?
っていう意見が飛び交っていますが・・・

それはないでしょう・・・(笑)

最大限に早くて、GC版は9月14日の
本体同時発売というのが最速なわけで・・・

仮に、GCのインフラ面を話しの都合上無視して
発売が本体同時だとしてもですよ、9月まで
DC版が延期って事は無いと思いますよ。

それに、現実問題としてGC版の発売日が
本体同時ってのは、限り無く0に等しい可能性
ですから・・・ね(^^;

と、一部の混乱を招いてる噂に
警笛を鳴らし終え (笑)

まず、この「PSOv2」の意義について
しばし書かせてもらいます。

以前から、コンシュマーでのハードの垣根を
飛び越えられる有効なメディアが
インターネットなんだと、言われ続けてました。

まさに、その通りなんですが・・・
いざ、具体的な実現にはってなると・・・
話しだけが先行して・・・
見えてこなかったのが、現状です。

そのコンシュマーでは「夢」とされていた
他機種間同期を実現したことに、強い驚きと
今後の期待感が膨らみます。

更に、このセガの驚きの発表以外に
たくさんの、期待出来るソフトラインナップに
会場は、凄い盛り上がりをみせていました。

特に「Metroid Prime」がアナウンスされた時が
凄かったです。
(あたしも、大はしゃぎしてました(笑))

だって、メトロイドですよ!!

ずっと待ってたんですもん。

残念ながら、このメトロイドシリーズは
リリースという面で、日本国内では
あまり、受けません・・・・。

すっごく、おもしろいんですけどね・・・・

でも、米国では、凄い人気あるんですよ!

そのメトロイドがGCに!!

涙、ちょちょぎれまする(笑)

それ以外にも、任天堂は、スマブラ、マリカ
ゼルダ、等の人気作を当然開発。

個人的には「Luigi's Mansion」と
「Animal Forest」が気になります。

「Luigi's Mansion」はルイージが主役の
ゲームなんですが、内容は、ルイージが購入した
洋館にお化けが出るそうで、それを退治する。
3Dホラーアクションだそうです。

多分、映画「ゴーストバスターズ」みたいな
ノリじゃないかな?って思います。

掃除機と懐中電灯で戦うそうですし(笑)

それと「Animal Forest」ですが
これは、先頃N64で発売されて、高評価を
受けている「どうぶつの森」のGC版だそうです

容量とグラフィックが強化されることにより
どんな進化と、自由度(箱庭度)の拡張が
されるのか興味深々です。

それにしても、GCってグラフィックが
非常にハイクオリティーですね。

各所の情報サイトで、じゃんじゃんGCの
ゲーム画像が、公開されてますので
是非、見てみてください。

さて、最後にソニー「PS2」の今年の展望ですが

・・・・正直
これといって、驚くような発表は何も・・・
有りませんでした。

今年の秋から、本格的にネット対応が進むとか

未だに価格が決まらないHD関連の仕様発表とか

ソニーの全体的な印象は・・・
あまり、良いものではありませんでした・・・。

マイクロソフト&任天堂を牽制するに至る程の
発表もなく・・・迷走度合いが増したな・・・
っていう印象を持ちました・・・。

今回のE3は終わってみれば、開催前の
マイクロソフトの勢いも、全部、任天堂が
食っちゃったって感じがしました。

なにせ、宮本さんが壇上に立つだけで
異様な盛り上がりをみせてましたし(笑)

やはり、アメリカでも、企業家より
クリエイターの方が格が上って事ね(笑)

それと、質疑応答の時間で交わされたやり取りの
中で、ちと、俗っぽい話題ですが・・・
1つ、ご紹介。

・スクウェアの参入について

スクウェアソフトは確かにサードパーティーとしてメジャー。しかし,CUBE用ソフトは開発中かというと……将来は分からないが,お互いに信頼関係をもってビジネスができるかどうかがカギなので,その形でわれわれは判断すると思う。

やっぱ、「ごめんなさい」で解決することと
しないことがあるよね(笑)

完全撤退は、マズったね・・・スクウェア。

と、最後に、皮肉っぽい、
話題になってしまいましたが

結論として、GCはかなり期待も出来るし
十分、セールスという面でも勝負が
かけられる素材だという事が、ひしひしと
伝わってきたE3でした。

GAMECUBEは(不振の)ゲーム市場を救う!と
任天堂の岩田氏が壇上で宣言したように
事実、ゲーム業界の変革はゲーム屋に
任せるのが一番かも知れませんね。

前次世代ゲーム機競争の中で
最後発ながら、N64で、利益を上げ
確実にシェアを獲得しつづけてきた任天堂は
土台の広さが違うなって感じです。

「凄いゲーム」ではなく
「遊べるゲーム」を作りつづけられる
土台を持ってる会社は、こういう混迷な
時期だからこそ、多方面から期待を向けられ
それを自覚し、この業界の活性化に
一番の力を発揮してくれると、あたしは思います

それでは、今回のE3レポートを
取り敢えず、ここで、締めさせて貰います。

また、このE3に関して、何らかの形で
掘り下げて、書かせてもらうかもしれません。

とっ、いうことで、今日はこの辺で

では、明日また、お会い致しましょう。

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