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乙女のルーンジェイド冒険記 Vol.17

ついに来ました!Last Day

発売日から数えて13ヶ月の稼動期間を経て
今日、そのサーバー活動に幕を下ろすRJ。

今日の日を迎えて思うことは・・・
このゲームに出合えた事の幸福感と満足感感です

この幸福感と満足感に含まれているものは、
初めてネットロールプレイグに触れたのが、
この作品で良かったということです。

RJでは、非常に沢山のことを教えてくれました

実感のレベルで、ネットロープレの短所と長所、
そして、そこに眠る可能性を強く感じさせて
貰えました。

そして、近年稀に見る、本格的なゲームでした。

ユーザーフレンドリーという、呪いにも似た
フレーズが、ゲーム業界からゲームを押し出して
しまって、その功罪として、ゲームをプレイする
人でなく、ゲームをなぞる人を量産してしまい、
結果、ゲーマーは、どんどん欲求不満になっていました。

そんな中で登場したRJ。

システムの仕組みだけで制覇できるゲームでなく
プレイヤーの技能が大きく反映される作品。

一部の人には、ゲーム後半の凄まじい難度に
「ゲームシステムが悪い」
「ゲームバランスが悪い」
「ク●ゲーだ!」と罵られる時期もありました。

RJを遊ばれた方の大半は御分かりと思いますが
ゲームシステムにもバランスにも問題は有りません。

最近では、上にも書いたユーザーフレンドリーと
いう、まやかしのフレーズでなぞるだけのゲーム
ばかりが市場に溢れているので、少しプレイヤー
技量を要する作品がでると、文句言われます。

「難しい」からといって、すぐ『ク●ゲー』と
騒ぐ人も居ます。

ゲームはある種の競技に近い性質をもってると、
あたしは思っています。

上手い人が居れば、下手な人も居る。
そして、下手な人は上達すれば上手くなれる。

これって、競技だと思うんですよね。

でも、その競技を否定されちゃう(^^;

「難しい!」
「これじゃ、出来ない人をないがしろにしてる」
などなど・・・(^^;

高圧的な言い方ですけど・・・

出来ないなら、出来るように練習すればいいし、
難しいと思っても、学習すれば突破できるし。

RJは、アクションRPGですから、
アクション性があるのは当然で、操作する人の
技量でゲーム難度が変化するのも当然。

テキスト&ビジュアルのロードオンリーな
ゲームなら、操作の技量は関係ありませんが、
アクションなり、シューティングなり、
操作の技量が必要な作品はすべて、練習は必須
です。

フライトゲームしかり
レースゲームしかり
対戦格闘ゲームしかり
音ゲーしかり

すべてはプレイヤーの技量に左右されます。

この大前提を否定する人らが、一時期RJに
結構いました(^^;

そのことで、論争も起きていたし(^^;
(つうか、論じる以前の問題だと思うけど)

その稚拙発言を見ている時に感じたのが・・・・
ゲーム業界でのゲーマーの空洞化でした・・・。

あくまで、推量で語るので正確な数字は
出せませんが・・・

現在15~20才位の世代が一番、
『与えられるゲーム』に毒されているのでは
ないでしょうか?

丁度『与えるだけのゲーム』が氾濫した時代の
SFC中後期からPS時代をゲーム世代として
通ってきた世代です。

その世代の人達にとって、ロープレの
「お使いフラグ立て」は、標準なシステムで有り
それが基本として根付いてしまったので、明示が
明確でないと、ゲームを進行できないという、
状態になりやすいのでは無いかと思います。

そうです。良く目にする
『次何をしたらいいの?」ってやつです。

この発言を見聞きする度に、あたしは少なからず
ショックを受けます(^^;

あたしは、ゲームは遊びたい衝動によってプレイ
する、いわばツールでした。

遊びたいわけですから、自分が遊びたいように
遊ぶのが当然の大前提だったりします。

しかし『次何をしたらいいの?』では
肝心の「遊びたい」が、そのプレイヤーに
有るのかどうか、疑問に思えるのです。

ゲームを遊ぶ立場から、
ゲームに操られてる立場に逆転してるように
思えてしかたないのです。

しかも、現状ではソフトの発売とほぼ同時期に
攻略本が発刊されることも珍しくなくなってきてます。

これも、ゲームをプレイでなく、なぞるだけの
環境を助長していると思います。

あたしがゲームを遊び始めた頃は、攻略本なんて
殆ど意味を持っていませんでした。

なにせ、ソフトの発売から数ヶ月後の発刊が
当たり前でしたし、雑誌の攻略記事の掲載も
その展開速度は非常に遅く、その記事を目にする
時には、とっくにその段階を過ぎてからっていう
のが実情でした。

ですから、ゲームを進める、攻略していくには、
自ら、探求し実験し、暴いていくしかないわけで
それが、「遊び」を刺激する大きな要素でもありました。

この世代環境のギャップって、かなり大きいと
思えるのです。

このギャップを個人レベルで試すのに
一番適してるゲームが存在します。

それは「MYST」シリーズです。
この作品をガイドブック無しで暴いていけるか
いけないかで「なぞる」ゲームに毒されているか
毒されてないかの判断が出来ると思います。

で、その「なぞる」ゲームに毒されてしまった
ユーザーはゲーマでは無いので、本格的なゲーム
に対峙すると、身じろいでしまうのだと思うのです。

今まで、明確な提示の流れをなぞってきたわけで
すし、自らの発想を必要するゲームに出合って
なければ、本格的なゲームを目の前にすると、
立ちすくんでしまうのは当然です。

そして、そういうユーザーを作ったのが
メーカーなわけです。

このメーカーも無責任なんですよね・・・。

散々、与えるだけのロープレを量産しておいて、
時流が「ネットゲーム」になったからって・・・
いきなり、本格的なロープレを出してくる・・・

自主性を関与させないロープレを量産してきたの
に、ネットロープレにしたとたん、マナーや、
プレースタイルに「自主性」を求める。

はっきりいって、勝手すぎます。

そう、ロールプレイングはやったことがなく
「RPG」だけは経験有る人達に、いきなり
オンラインでロールプレイングを提供しても
まともにプレイ出来ないって・・・。
(ロールプレイングとRPGは別の意味になってるという意味です)

その証拠に、RJでもそうでしたし
PSOでもそうなんですけど・・・

公式BBSとかで
「泥棒について」
「PKについて」
「ネカマについて」
「取引詐欺について」の意見、愚痴、暴言が
絶えません・・・。

ロールプレイングを経験してる人ならば
舞台がネットロープレになっても上記の事柄に
対して、なんら問題視はしないでしょう。

オフで、ロールプレイングを遊んでいるなら、
それは自主性の中で遊んでいるので、全てが
自分発信の行動なわけです。

オフでロールプレイングでなく、和製RPGしか
遊んだことがなければ「なぞる」だけなので、
全てがメーカー発信でメーカーの意図の中で
意図どおりに動いていたので、自主性はなく、
行動にも自分発信の要素がない。

この差が、ネットでよく聞く「事故責任」に
繋がると思えるのです。

PKや泥棒や、取引詐欺に会うのは
100%被害にあった人の落ち度でしょう。

ネットゲームでの泥棒や取引詐欺が、サーバーで
さばかれる事柄でないかぎり、事故責任の元での
自衛を意識するのが当然ですから。

プレイヤーを擁護するシステムで
「なぞる」RPGをプレイしていたら
けっして、プレイヤーに不利なことは起きません

しかし、ロールプレイングゲームのほとんどは、
プレイヤーを擁護してはくれません。
その結果、例えば、何十時間もかけて育てた
キャラがトラップにかかり死亡、そして永久に
消滅ってこともあるのです。

悔しいですが、そのトラップに不用意に近づいた
自分が悪いわけで・・・(^^;
落ち度はこちらにあるってことですね。

そう、事故責任の世界ですね。

こういう、ロールプレイングを経験してれば、
ネットロープレに存在する危険にも嗅覚が効く
わけなのです。

その経験が無い人を作ったのはメーカーであり
そのメーカーがプレイヤーに変革の準備期間も
なしにコンシュマーにネットという新しい機能を
追加させるにあたって、本来のロールプレイング
をリリースしてくることに問題有り有りだと思う
わけです。

そして、サーバー感では、プレイヤーの間に
溝が生じるのです。

ロールプレイング経験者と未経験者です。

この溝を最初にはっきりと意識できたのが。
RJだったのです。

難しい=ク●ゲーという見識を示す人が
いわば、上で書いた、毒されたユーザーですね。

あと、もう、死語ですが、ハイスコア世代と、
時間さえ有れば誰でもクリアー出来る世代との
ギャップも強く感じましたね(^^;

ハイスコアを狙うために、様々な実験や失敗を
経験してきた世代と、なぞってるだけで、
かならず、エンディングまで到達でき、それで
そのゲームは消化され、消えていく・・・という
世代との、根底的な感覚の違いです。

そういった意味でのゲーマーの空洞化が
中高生を中心に進んでると感じます。

あと、ク●ゲーという言葉をどこで聞き覚えたか
しりませんが、安易に発しすぎますね。

ハッキリ言って、今の業界で、ク●ゲーという
呼称を向けても問題無いって言える作品なんて、
めっっっったに、有りません。

ク●ゲーとは、ゲームとして成立してない
粗悪極まりないゲームを指すものです。

最近のゲームは、面白さの度合いに幅があるとは
いえ、大抵の作品は、少なからず遊べます。

遊べない、もしくは、遊びとして成立してない
ゲームって、かなり少ないです。

そういう、コンシュマーユーザーの差が
RJで、初めて実感でき、その後PSOに移り
核心に至りましたです。

で、RJは非常に可能性を秘めているゲームです

確かに完成度という面では、諸手を上げ難い箇所
もあります。

モンスターのバリエーションの貧弱さ。
キャラ職業の特技のバランス。
キャラ装備でのグラフィックパターンの貧弱さ。
アイテムバリエーションの不足。
マップ背景のバリエーションの少なさ。
チャットシステムの貧弱さ。
アイテムコピーの対策の落ち度。
アカウント管理非搭載

などなど、改良の余地を感じる部分はあります。

しかしです。
それらの未達成箇所を補って余る程のゲーム性の
高さがRJの最大の魅力だったのです。

そのゲーム性に関して一番顕著に現れていたのは
『LV5』のダンジョンでしょう。

RJでは、ダンジョンレベルという物が存在します。

1~5の段階に別れており、
5が最高難度の部類に位置付けられます。

キャラクターLVが60、ダンジョンLVが4までの段
階なら、装備品の性能で敵を押し退けていけるの
ですが、LV5のダンジョンになれば、装備品の
性能などは、気休め程度にしかなりません。

一番重要なのが、プレイヤーの技量と変わるのです。

このLV5ダンジョンの存在がRJの一番の魅力で
あり、アクションロールプレイングとしての、本
格的な面白さを感じられる要素でした。

以前にも同様の見解を書きましたが、キャラのLV
を上げまくって、装備品も最強の部類をまとえば
あとは楽勝~♪なんていうゲームは、ユーザーを
おもいっきり馬鹿にしてると思うのです。

キャラLVをMAXに、そして装備品も最強のものを
揃えたりするっていうことは、それだけそのゲー
ムに触れた時間が長く、経験が蓄積されてるわけです。

その、経験を活かせる場を用意してくれてるのが
RJの最大の魅力です。
(LV5ダンジョンがその経験を活かせる場)

自分がLV4のダンジョンを制覇するにあたって得
た、操作技量の経験や、システムの効率の良い運
用方などが活かせることこそ、それだけの長時間
をRJに捧げたくれたプレイヤーにメーカーから
贈られる、最大のご褒美です。

そういった熟練プレイヤーのプレイを想定してる
ところに、RJの絶妙なゲームバランスが裏付け
されていると思うのです。

LV5のダンジョンをプレイすれば、みんな死にた
くないので、自然と協力して敵を倒していきます

こういう、自然発生の「協力精神」こそが、
本質的な協力というものじゃないでしょうか?

共生が裏に見える協力こそが、
生き物くさいですしね(笑)

強制を伴った協力では、それは次第に義務になり
その後には作業感覚に変化してしまいす。

LV5のダンジョンを、参加者と一丸になって
クリアーしたときの、あの独特な疲労感と
達成感は、未だに他のネットゲームで感じた事は
ありません。

コントローラーは汗で濡れて、
脈拍も一気にあがって・・・

ああいう緊張感と必死な環境は、
とても大きな魅力でしょう。

DCユーザーの中でRJをプレイした人は
少ないでしょう。

PSOが最初のネットロープレだったという人は
多数おられるでしょう。

そして、その初めてのネットロープレのPSOに
失望して去った人、PSOでネットロープレに開
花した人、どちらにも共通して言えるのが・・・

『RJを経験してないのは非常に勿体無い』です

そして、経験したユーザーは、RJの楽しさを
大きな財産として得たといえると思いますし、
今後、機会があれば、RJのことを語り継いで
いって欲しいと願ったりもします(笑)

現状では「RJ2」のリリースは、非常に困難で
あるというのは否めない事実です。

しかし、今後、必要な作品だとも思えます。

ゲーマーがゲーマーとしてプレイ出来る環境の
担い手として、ルーンジェイドがオンライン上に
帰ってくることを、心の底から熱望致します。

見せかけの派手さなんて、もうウンザリだし、
そんなものに躍らされてるユーザーも
日々、減少しているのは事実なわけですし。

ルーンジェイドがルーンジェイドとして
帰って来る日を待ち望んでいる人も多く居ます。

今日のサーバー稼動停止は終了でなく、
「次章への充電期間だったんだね」っと
話せる日がやってくることを堅く信じ、ここに
その活動期間の労いと感謝を込めて・・・

「ありがとう」と「またね」を贈ります。

個人的にはまだ、終わっていないですし(笑)
4職業の内、メインキャラ以外のマップ収集も
知り合いの協力で完了しましたし、今後はオフで
その3職業の全マップクリアーという課題と、
『疾風4』というアイテムを出現させるという
難関が控えています(笑)

そうそう、もし『疾風4』が出たら、
見たい人が居るなら見せてあげるね(笑)

方法は2つです。

現在未導入ですが、画像キャプチャーを導入して
いれば、画像を取りこんでWEBにUP

もしくは、どうしても現物を!っという方には、
『返却』が必須要項で、メモカを直接、宅配で
送りますよ(笑)

ま、出たらの話しですけどね(笑)

出せたら・・・伝説になるね(笑)きっと。

なにせ、出現確率は10億分の1だそうですから(笑)

0に等しい確率ですな(笑)

では、これから、ラストファイトをしに
サーバーに行きますので、この辺で締めさせて
もらいまする。

では、また明日お会い致しましょう。

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