記事一覧

乙女日記 Vol.1205 もう、平和ボケは笑ってられる状況じゃない

ドイツW杯準決勝、ドイツvsイタリア戦をワクワクしながら観戦し
ていた時、速報ニュースで【北朝鮮がミサイルを発射し、日本海沖
に着弾】という第一報が報じられた。

先頃行われた日米首脳会議において、平たく言えば『北朝鮮、ミサ
イル打ちやがったらタダじゃすまさねぇぞ』といった意味合いで厳
しく警告をしたばかりなのに…

しかも錯綜する情報の中で判明した発射時間は、同日に打ち上げら
れたスペースシャトルの発射時刻とほぼ同じ…

しかもこの日はアメリカ独立記念日…。

正直言って、国際社会に対しての牽制では済まない凶行だよ思いま
す。

これを書いてる時点で、発射されたミサイルの数、そして着弾した
場所の詳細はまだ不鮮明で、ハッキリしていません。

しかし、これは正に有事であり、日本という国家において非常事態
であることは確かです。

そんな中、マスコミや政府の対応が遅いと喚いてる方も多いのです
が、遅いですか?

そう言ってる人に聞きたいのですが、どこと比べて遅いのでしょう

比較的同じ条件下の元で比較対象としてるものが何のか知りたい。

発射後一時間以上経ってからの速報に怒ってる方が非常に多いです
が、ならばどうすれば良かったと?

防衛庁は当然監視していたし、発射直後も関知しています。ならば
発射後に即マスコミに一報を流し、全地方自治体に緊急連絡を入れ
、全都道府県において警報を発令すれば良かったとでも?

それこそ平和ボケ。

国家防衛という意味においての軍組織が無闇に国民に有事情報を流
すような仕組みは全世界どこを探しても、そのような国家は存在し
ません。

ましてやマスコミに素早く情報を流すなど有り得ない。

無駄に混乱を招き、国内情勢が危機に陥ります。言い方を代えれば
、すぐさま知らされても何も出来ないでしょ。

そんなことに手を動かす暇があるなら、目の前の有事に大して国家
防衛を最重要とした行動をするべきだし、していたはず。

公安も市ヶ谷もバカじゃないんだから、やるべきことはやっていた
はず。別に肩を持つわけじゃないけど、防衛庁の仕組み、市ヶ谷と
永田町のパワーバランス、日米安保理などの基礎前提等を理解せず
、いや日頃関心を持たないのに関わらず、こういった事態及んでか
ら対応が遅いと喚くのは、恥ずかしいから止めておくのを強く勧め
ます。外交政治などは、言葉選ばずに書くと"国民が口を挟める領
域ではない"のですから、そこらへん国家を動かすという事の本質
を一度は真剣に想像して欲しいものです。

そして現段階ではまだ詳細な情報が流れていませんが、ミサイルの
迎撃は行ったのか?行って成功したのか、失敗したのか、それとも
迎撃の必要がないという確定的なデータが発射直後に得られたのか
。まずはそれが知りたいです。しかしそれが国民に知らされること
はないでしょうね。

ま、それが国家というものです。悪戯になんでも情報を公開すれば
良いというわけには行きません。

もうすこし国家という物をリアルに認識してほしいものです。

そして、今回何よりも問題視しなければいけなかったのが、発射を
阻止できなかったという点です。

北には、勿論日本から、そしてアメリカからも諜報部員が送り込ま
れていたでしょうし、そういった実動隊がなぜ妨害できなかったか
、そして国家間のやりとりで、日本ないしアメリカが発射を阻止す
る方向で話を付けれなかった事の方が大問題。

あと、弾道ミサイル迎撃についてですが、実際そう簡単に迎撃なん
て出来ないです。

衛星監視で打つのが判るのならば、その前に迎撃ミサイルを準備し
云々というのは、あくまで理屈上の謳い文句にしか過ぎず、実際打
つほうも様々な偽装、仕掛け、騙しあい、そして迎撃を迎撃で迎え
撃つなど、黙って監視下からバカ正直に今から打ちますよよ宣言し
た状態で打つわけがないというのが当然の結論。

暴ける技術があるなら、欺く技術もあって然り。

そんな状況下でこれほど近い距離で日本と北朝鮮は向き合ってる。
真実を導き出せば、打たれたらオシマイなんですよ。本気で本土着
弾コースで何発も打たれてしまえば、勿論それには迎撃を阻止する
防御策がいくつも講じられてる中で、全てのミサイルを迎撃できる
かどうかなんて・・・冷静に考えれば察しが付くでしょ。

だからこそ、打たせないということが最も重要で、打たれてしまっ
た現状は、日本、そしてアメリカの大失態なわけです。

そして、この有事においてやはり問題視すべきは憲法9条であり、
世界第三位の軍備力有してながら、それらは全て専守防衛の元でし
か動けないという問題。

それがどれほど危険なことか、60年余戦争に晒されてない日本で
は、理解してる人は少ない。

打たせないという阻止行為の選択肢が【専守防衛】によってどれほ
ど狭まれているのかわかりますか?

正にそれは、3メートル先で銃口を向けられているのに、素手で構
えることしかできない状態なのです。

だからといって憲法9条が悪いとは断定できない。
なぜなら、その憲法9条は日米安保有って然るべきの問題であり、
1945年の敗戦後、軍事再建を放棄させ、金銭を稼ぐことに専念
しろ、その変わり俺らが守ってやるから安心しとけ、そして守って
やるんだから、安心して金は稼げるだろ?だから稼いだ金はこっち
に優先的に都合つけろよっと言われ、それに従うしかなかった日本
は約束通りに経済大国に成長を遂げたにも関わらず、アメリカはそ
の責務を果たしていない。

今回だってアメリカが防いで然るべき、なのに阻止できずにミサイ
ルを打たせた。しかも数発(現段階では3発とも4発とも言われて
いる)

結局、日米安保なんて、犬や猫よりも役に立たないってことが今回
良くわかったと思う。

自分の身は自分で守らなければならないと証明されたはず。

よって、今回の出来事で北朝鮮との平和的な対話での解決は勿論の
ことですが、真剣に日米安保の存在意義についても考えるべきだと
思います。

所詮、ホワイキーの奴らなんて、日本を守ろうなんて本気で思って
るわけないんだし…。

日本を焼け野原にしておいて、植民地化かしなかったのもアメリカ
人の30%が黄色い奴らで占められることになるのを良しとせ、そ
こから起るであろう人種問題等の面倒毎を回避したいからであって
、故に日本をアメリカの州には加えず、都合の良い同盟国という仮
面を被らせ、首輪(押し付けた憲法と民主主義)を付けさせた上で鎖
で【日米安保】という小屋に繋いで飼いはじめた。

しかし、戦後の日本にとって、その小屋は有り難いものだった。

朝鮮戦争、ベトナム戦争、冷戦時代とアメリカの軍事力は世界を睨
みつづけ、その飼い犬である日本にちょっかいを出そうという愚か
な国は現れなかった。

故に日本人は平和が当たり前と教えられ、その中で経済力を唯一の
アイデンティティーとして生きる術を学んでいった。

それが不幸かどうかは別として、確かに平和で安全だったことは確
かであり、それは感謝すべきことなのかもしれない。

だけれど、時は進み、時代は変化した。
日本人が日本人とし生きる道の中で、アメリカは確かな障害として
認知されるようにもなった。

今回の出来事で、日本にとって日米安保が本当に今尚もって日本国
家に有益なことであるのかどうかという点を考えて欲しい。

そして今回の北朝鮮の狙いは恐らくアメリカで、日本海に着弾した
ミサイルは見せ弾にしか過ぎなかったのではないかと思う。

スペースシャトルの打ち上げにあわせてのミサイル発射。しかもア
メリカ独立記念日、そして放ったミサイルの中に、アメリカ本土を
直接狙える超長距離弾道ミサイル【テポドン2】が含まれていた可
能性が高いと報じられてる。(発射後40秒で空中分解の後爆発し
、発射は失敗に終わったという情報が流れてる)テポドン2の発射
、それすなわちアメリカに対して牙を向いたということになるわけ
だから、アメリカは黙って拳を収めないのではないかと、それが一
番危惧する問題。

今後、日本政府がやらなければ成らないことは1つ。興奮してるア
メリカを鎮め、日本国土を対北朝鮮戦の最前線になるような事態を
回避し、対話を大前提とした平和的解決の道を作ることです。

これで戦争になったりしたら、日本国民の頭上にいつミサイルが飛
んでくるかわからない毎日になるのです。それだけは絶対に避けね
ばなりません。

そして、最後に一つ。何も平和的解決といった奇麗事に終始するつ
もりはありません。大きな影を排除するのに一滴の血も流すなだと
と、寝惚けた事を言うつもりはありません。

ですから、北の独裁者の暗殺。これも急務の一つだと思います。
あの独裁者さえ消えれば、朝鮮統一もスムーズに実行され、アジア
圏の平和意地も確定的になりすしね。

消えるべき血、流されるべき血というのは、どの時代にも存在し、
それを排除することが重要であることは歴史が証明しています。

今成すべき事を見誤らず、日本国民を危険に晒すこともなく、問題
をクリアしていってくれるように願うcocです。

それでは、明日はどうなるか、いや明日があるのかもわかりません
が、とにかく今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

プロフィール

リンク集

過去ログ