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乙女のらぶらぶサッカー Vol.91 手を出した方が悪いのです。

ジダンの頭突き騒動が案の定大きな波紋を呼んでます。
しかし、驚いたのがフランスの新聞社が10日付けで行った世論調
査で【ジダン選手の行為を許すか】との問に61%が許すと答え、許
さないと答えた人は27%に留まったとか。

これは、正直意外な結果だとcocは感じました。

ジダンはそれだけフランス人に愛されてるか。それとも同情かわか
りませんが、いくら偉大な英雄であろうとも試合中の暴力行為は如
何なる理由であっても重大な過失であるとcocは思いますし、そう
いった点をドライに捉えられる風土でもフランスでは、やはり英雄
の失態が責められることになるだろうと思っていただけに、世論調
査の結果は意外でした。

そして11日付けの英誌で、読唇術の専門家に分析を依頼し、ジダン
に侮辱的な発言をしたと推測されるイタリア代表マテラッティがジ
ダンに放った言葉は【売春婦テロリストの息子】であったという見
解を報じていますので、今後さらにフランス国内ではジダンを擁護
する方向へと流れるかもしれません。

しかし、それだとマテラッティが槍玉に挙げられてしまい、事態は
別の物と摩り替わってしまいますよ。

実際、マテラッティが何を言ったのか、それを確定するのは難しい
でしょう。どこまでいっても、言った、言ってないの応酬になるし
、その放たれた発言の真相を追究するよりも、やはり挑発に乗って
暴力行為に出たジダンの行為の方が遥かに過失があったとcocは考
えます。

それに、ジダンは世界中のサッカー少年の英雄でもあったわけです
から、やはりジダンの行ったをこと【致し方ない】とするのは、絶
対に良いことだと思えません。

今後、この問題はジダン本人が静観してしまうと、マテラッティが
マスコミに吊るし上げられ、人種差別問題にまで大きく発展してし
まう危険性もあります。(ジダンはアルジェリア系2世)

なんでもかんでも真相をさらけ出せば良いということでも無いと思
うんです。敢えて闇に葬ることも時には必要。

ジダン、そしてマテラッティの個人の問題で済まなくなった現状を
考えると、ここは潔くジダンが自らの暴力行為を謝罪し、自身の過
ちは決して行っていけないことだったといった感じの声明を出し、
騒動をゴリ押しで押さえつけてでも治めるべきかと。

実際、悪いのはジダンなわけだし。
例え、マテラッティが何を言ったにしろです。

それに、今更侮辱的な発言や挑発的な発言を問題視するのもどうか
と思います。

そんなの海外リーグや欧米の代表対戦などでは、日常茶飯事で飛び
交ってるものですもん。少しでも挑発に乗せて、腕を振り回すなり
、小突くなりしてくれば大げさに倒れ、反則を一つ多く取れるチャ
ンスなわけですから、南米辺りでは、そりゃもう・・・酷いもんで
す。

自国の英雄とは言え、あまり子供じみた贔屓論争を今後も続けない
ようにフランスには自重してもらいたいものです。
(まぁ、試合に負けた悔しさも混じっての論争なんでしょうけど…)

とりあえず、サッカーなんだから、頭突きは禁止。これ世界共通で
すw

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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