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乙女のキネマ論報 其の十

脚本:宮藤官九郎、監督:水田伸生、主演:阿部サダヲという、痛快ハイテンションコメディー映画として傑作となった【舞妓Haaaan!!!】のスタッフが再集結。っという触れ込みで宣伝されていた【なくもんか】を見ました。

このスタッフ陣営で作られた前作と言える【舞妓Haaaan!!!】は確かに傑作でした。全く期待せずに見たのですが、その突き抜けたバカっぽさと、娯楽映画としての完成度に驚かされました。

そのスタッフ達が作る、2作目の映画ということで、今度は期待しまくってたんですが、結論から言うと…二匹目のドジョウは居ませんでしたw

なんとも中途半端な内容なんですよ。三丁目の夕日のようなノスタルジーに、ちょこちょことコミカルな場面を挟み混んだだけのような作品で、【舞妓Haaaan!!!】のあのハイテンポ、ハイテンションの面影はありません。

予告編でいしだあゆみさんがぶっ飛んだセリフを放って、阿部サダオさんが鮮やかに突っ込んでるシーンが使われてたんで、この【なくもんか】はセリフの掛け合いで畳み掛けてくるような感じの映画なんだろうなぁって勝手に想像しちゃってたので、かなりガッカリしました…。

やっぱり、○○のスタッフ達が送る!とかって触れ込みの映画はダメですねぇw

その○○以上に面白くないから、宣伝にその○○というタイトルを使うわけだし。

そうだと判ってるのに、ついつい期待してしまう。この面子なら面白いはず!とかってね。そうやって過去に何度騙されたことか…w

でも、期待値が高かったからダメだったのかもしれません。何の期待もせずに、そして【舞妓Haaaan!!!】も見て無い人がみたら【なくもんか】でも十分楽しめるのかもしれません。

無論、保証はしませんけどねw

つーことで、期待してた映画に肩透かしを食らって、ちょっぴりゲンナリなcocさんなのでした。それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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