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乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.39 特別編『夏休み特別企画 私的、MMORPGの理想系』

お久し振りの『行方』シリーズですが、今回は通
常とは赴きを変えて、あたしが求める理想の多人
数同時参加型ロールプレイングゲーム(MMORPG)
について、熱く暴走してみることにします(笑)

実は、これから書く内容は、結構前から密かに思
い描いていた事なんですけど、あまりにスケール
が大き過ぎる為、現実的に中々受け入れ難い案で
あると自覚していて、ずっと黙ってました。

ですが、先日チャットで、ちょっとしたキッカケ
で、これから書く内容の一部を話したのです。

ずっと、黙ってたのに、話しちゃったわけです。
なら、全部書いちゃえっ!ってことで、今回の『
特別編』と相成ったわけでありまする。

まず、『理想系のMMORPG』を語る前に、現状の
MMORPGのどういった所に不満を持っているか?
からお話ししたほうが良いでしょう。

無論、私的な不満ですよ。

では、不満その1

・ワープ系魔法の存在によって箱庭の存在価値が
 希薄傾向に。

『ワープ系魔法』とは、所謂ドラクエで言う所の
『ルーラ』に相当する効果を持った魔法を指しま
す。

この魔法がMMORPGの世界に存在してしまうことに
よって、折角の箱庭が台無しになっているのです

ワープ系の魔法を唱えてしまうと、ポイントから
ポイントへ瞬時に移動できてしまいます。

すると、『移動』というイベントを破棄している
ことになるわけです。

これが、スタンドアローンのRPGでしたら、プ
レイヤーがゲームから配信されるイベントは予め
用意された物を、フラグの発生と終了というロジ
ックの周期で行われていますから、フラグを終了
させてしまった所に何度足を運んでも、永遠に変
化は生じません。

そんな、いわば、不必要となったパーツを『移動
』の度に辿らなければならないのは、有る意味で
苦痛だし、無駄な行動とも言えます。

そんな時、ワープ系の魔法があれば、ポイントか
らポイントへ瞬時に移動。
つまり、フラグからフラグへとショートカットし
たほうが円滑にゲームが進みます。

スタンドアローンの大前提はプレイヤーが円滑に
行動出来ること、それはつまりプレイヤーの一人
称世界だから必要な都合なのです。

しかし、箱庭系のMMORPGには基本的に組み込まれ
たイベントや、それに伴うフラグなどは存在しま
せん。

プレイヤーが存在し、その『存在』が折り重なる
事によって、イベントに相当する出来事が偶発的
に発生するのです。

例えば『A』という街から『B』という街に移動
するとしましょう。

その移動は、プレイヤーにとって頻繁に行われる
行為だともしましょう。

2日前に、移動した時と、今日、同じ道を辿って
移動した時とでは、明らかに『変化』が起きます

その変化とは?

例えば道すがらで見かけるプレイヤーの数。
横切る動物の姿。
攻撃を仕掛けてくるモンスターの種類等など。

もう少し、具体例を出すとすると…
そうですね、2日前は、のどかだったその道も、
今日通ってみると、瀕死の重傷を負いながらモン
スターから逃げているプレイヤーと出会うかもし
れません。

もしくは、突然『ダンジョンの行き方を教えて下
さい」と聞かれるかもしれません。
そして共すれば、そのダンジョン潜入に帯同する
ことにも成るやも知れません。

そうです。スタンドアローンのように、ロジック
でイベントが用意されていない分、プレイヤーが
存在するだけ出会いが有り、その出会い方次第で
無数のイベントに成り得るのがMMORPGの醍醐味
なのです。

それを、ポイントからポイントのワープをOKと
してしまうと、世界観はぐっと縮小され、結局は
スタンドアローンRPGにネットワーク機能が追
加されただけの淋しい環境になってしまうと思う
のです。

ログインして、ダンジョンにワープして戦って、
消耗品補充の為にお店にワープして、ログアウト

そんなのが当たり前のようにように出来てしまう
箱庭の世界は、すでに存在定義自体が揺らいでる
とさえ言えないでしょうか?

あたしは、MMORPGにとって、一番大きいテーマは
『不便』だと思うのです。

『便利』つまり、プレイヤーに都合の良いシステ
ムの環境で遊びたければ、ケーブルを引っこ抜い
て、スタンドアローンのRPGで遊べば良いと強
く思っています。

ネットを介して、多人数が同時に同じ箱庭にアク
セスするというのは、その時点でバーチャルな社
会が形成されると捉えているのです。

社会であるなら『不便』が何よりも現実臭い要素
で都合主義な『便利』は忌むべきものだと思うで
す。

ですから、ワープ系の魔法などと言う『都合主義
』と『便利』の象徴とも言えるシステムはMMORPG
に不用だと言いたいわけです。

不便だからこそ、協力し合えるわけです。
そして、『協力』する相手に困らないのがネット
ワークで繋がってる世界なわけですし。

ただ、魔法使いという存在は欠かせないと思いま
すし、移動系の魔法が皆無っていうのも可哀相。

ですから、有る程度の距離に限ったテレポートは
可能というのは魔法使いの個性を主張出来る要素
として歓迎できるのでOKです。

ただし、近距離のみですよ。
そうね・・・視界範囲とか、2画面先とか、その
程度のテレポートなら魔法使いらしいじゃない。

その代わり、魔法使いに付いてまわる『MP』の
みの消費でテレポートが出来るというのは駄目。

やはり、物体移動という大技は、魔力+何かしら
の消耗ステータスの2属性が必要ってのがベター
ですね。

例えば、魔力+精神力とかね。

ま、そういう話しになると、後述する話題と被る
ので、取り敢えずこの話題はここで終了。

とにかく、軽やかに飛びすぎってことです。

冒険するなら、歩け!走れ!そして休め!って事
(この『休む』も後で述べます)

======================
さて、話しはまだ始まったばかりですが、今日は
ここで終了です。

ええ、そうです。例の如くテキストが肥大しまし
たので、分割して掲載することにします。

しかも、今回は1つのテーマで続く、言わば短期
集中連載物として、最高の全8回に及ぶテキスト
になっちゃいました(笑)

そゆことですの、以降8回続きます。

あ、8日間という意味ではないです。

まぁ、日記に特別取り上げたい時事ネタが無けれ
ば、そのまま8日間の連続掲載で終了しますが、
途中で別の話題を差し込む可能性は大いに有りま
す。(なにせ8回ですし)

ですので、8日間でなく8回という事をお間違い
無きようお願いしまする。

では、次回もお付き合いして下さいませ。

追記

熱はなんとか37.4まで下がりました。
最高で、40.4まで上がりましたさ(笑)

真剣、死ぬかと思いまひた(-_-;)

と言うことで、逝きそびれてしまったcocの
復活第1弾のコラム、テキトーに楽しんで下さい
な(笑)

一応、隠しサブタイトルで
『送り火と一緒に送られるかと思ったぜスペシャ
ル』という名が付いてたりします(笑)

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