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乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.39 特別編『夏休み特別企画 私的、MMORPGの理想系』#8

さて、いよいよと言うか、やっとと言うか、今日
が最終回です。

では、前回の最後の方から数十行巻き戻っての掲
載です、

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仲間が死亡した、それは旅を続ける上で必要な戦
力が低下したという意味になる、しかし、食い扶
ちが減って、食料と飲料水の節約になるという意
味合いも有る。

それに蘇生をするにしても、定められた期間内の
間に、世界に点在こそしてるものの、その数は希
少に価するほど少ない蘇生施設に死亡者の遺体を
運び込まなければいけない。

しかし、運悪く、その施設に寄るとなると、旅の
進行方向からして、大きく回り道をしてしまうこ
とになる。

すると、その蘇生施設まで行く間の余分な食料を
どこから調達する?

仮に食料の問題がクリアーされたとしても、蘇生
施設で、死亡した仲間を蘇生するには、このキャ
ラバンの中の誰かが、自分の保有するステータス
の50%を献上しなければならない。

誰が献上するのだ?

そして、そもそも、ここから蘇生施設までは蘇生
可能期間内で到達出来るのか?

それに、キャラバンの他のメンバーは苛酷な旅の
中で、疲労もピーク。

そろそろ安全な場所でテントを張り、数日、野営
をしたいところだ・・・。

休みを取らなければ、旅の続行が厳しい。
このキャラバンに医師は居ないのだ。

そこで、キャラバンのメンバーの中から、疲労度
の少ないメンバーをセレクトし、死亡した仲間を
蘇生させる為の別働隊を編成。

残ったメンバーは、野営をしつつ、別働隊との合
流ポイントまでゆっくりと進行するようにしよう

死亡者のメンバーを蘇生する為に必要な50%ス
テータスはキャラバンマスターである者が50%
ステータスカードを発行し、別働隊に託す事に。

そのカードを作成した段階で、キャラのステータ
スは50%に減少する。

それから数日後(現実時間でも)別働隊が合流ポ
イントで見たものは、キャラバン本隊がモンスタ
-の襲撃に合い、無残にも全滅してる光景だった

非戦闘メンバーを多めに残し、キャラバンマスタ
ーがキャラバンの指揮に専念するといった策が裏
目に出てしまい、全滅に至る。

ステータスの50%を分け与えて蘇生してくれた
キャラバンマスターにお礼を言う事も出来ず、目
の前には、蘇生期限が数時間後に迫ってるマスタ
ーの亡骸が転がってる。


といったような人間臭い駆け引きを生み出したい
のです(笑)

なんか、ちょっと独走しすぎた?(笑)

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つまりは、『旅』を実感する為には、ゲームに有
りがちな『便利なシステム』を排除する必要があ
ると思うのです。

移動魔法なんて論外、魔法使いが『便利屋さん』
のままだったら、戦闘での死亡や消耗に緊張感が
無いし、ワールドマップのサイズも簡単に街に戻
れるような大きさだったら、それこそ『旅』じゃ
ないし。

そしたら、数々の要素が生まれてきて、結果、最
初は『旅』を成立させたかっただけなんだけど、
それらの副産物的なシステムから『旅』以外の部
分での世界観が勝手に出来あがったって感じです。

特に、文化、経済の成長においての地域性なんて
『金銭の入手困難』から生まれた考えですし。

そして、『旅』を成立させるほどの広大なワール
ドマップを思い描いたら、結果として現在殆どの
MMORPGが抱えてる『熟練者と新規加入者の格差』
問題も解決出来そうな感じがしてきたしね。


でも、全部曝け出すと、コミックやアニメで有る
所謂、旅もの系の冒険活劇あるでしょ。

アレを擬似体験したいぞ~っていうのが、根底の
本音だったりするのです。

で、旅を成立させようとしたら、その前に完璧な
世界図式を作る必要が出てきて、それらを考えて
たら、結構、本気でこれゲームにしたら、面白く
ない?って感じになったわけです。

無論、馬鹿げたスケールで、「無理だよ」って
言われそうな案ですけどね(笑)

そらね、航海すると、数日から数ヶ月は船の中だ
けしか移動出来ないというシステムは、暴挙だと
思うよ(笑)

だけど敢えて、その部分に『便宜上の便利』とい
うものを入れたくないのです。

航海とは辛いものなのだよ!ってことを大前提に
したいのです。

やっぱ、大陸渡航をお気楽にしてしまうのは、ち
ょっとね・・・。

で、これを読んで貰ってると、これは壮大過ぎる
よって思う人も多いと思うのですが、それが、今
のMMORPGの不満点そのものなんです。

本当に壮大過ぎたら、それは、逆にプレイヤーに
とって壮大じゃなくなるのです。

なぜなら、攻略しようと『頂上』を目指しても、
事実上、攻略は不可能ですから。

すると、プレイヤーは個々で自分の世界の枠を決
めることになると思うのです。

「俺はこの街で成り上る!」とか
「この地域の鉱山を取り仕切ってやる」とか
「家を買って、仕事して、この街で生活」とか
各プレイヤー毎で勝手に世界の限度を作ってくれ
ると思うのです。

そう、現実の私達と同じようにね。

例え、街一番の富豪に成り上っても、世界に数百
万存在する街の1つの富豪にしかすぎませんから
それが頂上ではないのです。

ですから、攻略は不可能。

現行のMMORPGみたいに、なまじ頑張れば攻略可能
なスケールだから、熟練者と初心者の格差や、
熟練者有利の風潮になっていくのです。


ただ、この案にも、重大な欠点があります。

それは、ワールドマップを『現実世界と等比』
もしくは、50%、20%として、旅を成立させ
られるくらいの規模(最高に妥協したとしても日
本列島縦断に1ヶ月は必要な規模にしたい)だと
プレイヤーの数が足りなくなるのです(笑)

そう、文化、経済の発展に必要な人材が明らかに
足りません。

すると、特定の地域だけ、異様に発展し、後は、
荒野が広がるのみといった感じに・・(笑)


これの解決策として。無数のAIキャラをサーバ
ーに住まわせ、彼らの行動が文化、経済の発展の
促進に影響を及ぼすという形式にせざる負えない
のです。

まぁ、それだと、プレイヤーのみが影響を出しあ
って作られていく、特異な世界の発展の可能性が
縮まってしまうんですよね。

だからと言って、プレイヤーの数に合わせたワー
ルドマップにしてしまえば、既存のMMORPGと同
じになってしまう。


そこらへんが、難しい部分ですね。


あ、そうそう、今まで書いてきたものとは、かな
りトーンが違うんですけど、もひとつ希望するシ
ステムがあります。

それは『テーマ曲』システム(笑)

いや、結構、真面目ですよ(笑)

自分で作曲し、登録しとくんです。

で、テーマ曲を流したい場面で流せるのです。
無論、一定範囲のプレイヤーに聞こえます。

まぁ、常時流されても困るので、曲が流せる場面
の限定はした方がいいかもですね。

ま、用途としては、さすらいの一匹狼的な戦士が
窮地のキャラバンを発見し、助太刀に参上する時
とかに鳴らしたり(笑)

あ、なんかイタイかな?(笑)

でも、このシステム欲しく無いです?

でも、ちょっと色物系の案だよね(笑)

えぇ、判ってますとも、だから最後にちこっと、
書くのみにしたのです。



さて、ここまで8回という長丁場で書いてきまし
た『夏休み特別企画 私的、MMORPGの理想系』
如何でしたでしょう?

かなり、勢い任せで書き綴ったので、書きそびれ
てる部分もあって、本人的にもやや不本意なテキ
ストとなりましたが、取り敢えず、書きたい事の
7割は書けた感じなので、それなりに納得してい
ます。

でも、案と言っても、全くのオリジナルな案では
ないですし、所謂、寄せ集め的というか、好きな
ゲームの修正案と言うか、好みの既存作品の集合
体と言うか(笑)そこらへんは深く言及しないで
くださいな(笑)


ただ、あたしが、スパーミラクルにお金を持って
いるなら、この案を形にしますよ(バカですなw)

なんなら、ビルゲイツあたりをゲットして(にひ
思う存分お金をかけまくるとか♪
(そこ!哀れむな!w)

でも、ここまで馬鹿げた案を書き続けたわけです
が、正直言うと、そう悪くないんじゃない?とか
少しだけ本気で思ったてたりもしてみたり(笑)

まぁ、ゲームバカの戯言に8日間も付き合ってく
れた方、ありがとうございますです。

そして、ご苦労様です。

ついでに・・・
こんな飛躍し過ぎたゲームの理想論に8日間も付
き合ったあなたも、結構ゲームバカかもね(笑
とか言ってみたり(おいおい)

ま、掲載は8日間掛かってますが、実際は2時間
半ほどで一気に書き上げたものですので、結構、
荒があります。

ツッコミ入れる下さる場合は、そこらへんを考慮
した上で、突っ込んで頂けると幸いです。
(え?結構わがまま?w)


それでは、独走テキストをここで閉じようと思い
ます。

繰り返しになりますが、8回付き合って下さった
方、ありがとう御座いますです。

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