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乙女日記 Vol.289 何故か誤解される。

cocさんは、何故か『お嬢様』もしくは『箱入り
娘』と誤解されることが多々有ります。

何故なんでしょう?

実際は『お嬢様』でも『箱入り』でも無いのです
が(^^;

で、誤解される度に、あたしの生い立ち(笑)を
話すんですけど、以前にもここで書いたと思いま
すが、今一度。

まず、実家ですが、確かに有る程度裕福な家だっ
たと思います。

これは、仕方無いです。

生まれてくる家を選んだわけじゃないし…。
そして、裕福気味なのは、両親であって、cocが
裕福なわけではないところがミソです(笑)

どういう事かと言いますと、cocさん、15歳で
実家を追い出されたのです(笑)

先ほども注釈気味に入れましたが、この辺りの話
しは、書いた覚えが有るのですが、要所、要所を
掻い摘んで書いただけのように記憶してるので、
今回は、詳細に書こうと思います。

まず、『追い出された』ってのは、別に勘当され
たわけではありません(笑)

事の発端は(coc的に)兄の中学卒業でした。

なんと、兄は中学を卒業したら実家を強制的に追
い出されたのです。

驚いたcocが両親に問いただすと「男の子は早い
内から自律せな駄目。どうせ数年後には家を出る
事になるなら、早い内から厳しい環境に慣れさせ
ておくのが良いから。あと、男の子だから多少無
理させても、どうにかなるでしょ」ということだ
ったのです。

当時のcocはそれを聞いて「ふ~~ん」って感じ
でした(笑)

いやね、卑しい打算が合ったんですよ。(笑)

兄は、男だからそうされたわけで、cocの場合は
そんなことに成ることはないから、悠々と実家で
の生活をずっと続けようと思っていたのです。

で、cocが中学卒業間近になった有る日、父に話
しが有ると、改まって呼ばれたのです。

何?卒業祝いで何か買ってくれるの?とウキウキ
していたら、印鑑と印鑑証明書(cocの)と1枚の
地図を見せられました。

なんです?これ?と尋ねたら、中学卒業したら、
その地図に書かれてる部屋で一人で生活しなさい
と言い出すのです。

なんですとーーー!って驚きまくり(^^;

も、もしや、あの兄の惨劇が今、繰り返されよう
としてるのでは!?

あまりのことで、呆然としてると、更に追い討ち
のように、部屋の敷金、礼金と前家賃1ヶ月分と
2ヶ月分の光熱費、そして1年間の学費はお前へ
の中学卒業祝いとしてプレゼントしてやる。だが
、その後の費用は、自分でバイトして稼いで生活
しなさいっと言い出すのです。

あまりのことで、気が遠くなりかけたのを良く覚
えてます(笑)

で、ずっと黙って話しを聞いていて、やっと口に
出た言葉が「ヤダ!」(笑)

だって、嫌だよ。当時のcocにはかなり苛酷な試
練でしたもの。

で、父の横に黙って座ってる母に助けを求めたん
です。

「無理だよ~。そんなの無理だよ~」ってね。

そしたら「Cちゃんの面倒をCちゃんが死ぬまで見
れるなら、喜んで面倒見てあげるよ。でもね、
歳の順で言うとね、どうしても先にお父さんとお
母さんが先に死んじゃうのよ。その時にCちゃん
が一人で生きて行けるだけの力を身に付けてくれ
てないと、心配で心配でたまらないのよ」と言う
のです。

正直、その母の話しを聞いたとき後からガツン!
って殴られたような気がしましたです。

つまり、納得しちゃったんです。

両親曰く、『これが最後の子育て』ということで
家を出ることになったのです。

で、父が最後に付け足したのが、『本当にお金に
困って、明日をも知れぬ位にまで追い込まれたら
、言ってきなさい。だけど、限界まで頑張らない
内から助けを求めてきても助けないからな」とい
う、苛酷な宣告です。

それから、cocの日常は激変しましたさ。

バイト→バイト→帰宅→勉強→仮眠→学校→バイ
ト→バイト→帰宅っといった感じでした。

バイト代は、家賃、光熱費、学費でほとんど消え
るし、いっつも金欠でした(笑)

でも、今思えば、本当に良い経験をさせて貰った
と思ってます。

当時は、泣きながら塩化ナトリュウムライス(塩
ご飯)を食べて絶望しかけてた時期もありました
けどね(笑)

その代償として、仕事をするということ、お金を
稼ぐと言うこと、自活していくこと、社会で生き
ることを学べたのが、すごく今に役立ってます。

そういった試練があったからこそ、自分が幼い時
から憧れて夢見ていた仕事に付けることが出来た
とさえ思います。

もし、実家で、のほほんと飼われていたら、夢は
夢で終わるという挫折をし、自分の日常を屁理屈
で悲観するような愚人になっていたかもです。

だけど、違う角度で思い返すと、悲惨な時期でし
たよ。

だって、ずっと、スッピンでしたもん(笑)
そらそうです。コスメ買えないですもん(笑)

友達から貰ったりもしたけど、それでも一式は、
揃わないしね。

服も、全然買えなかったし(-_-;)

つーか、食べることも間々ならぬ日々でしたしね
(笑)

水道水のみで1週間とかも有ったし(笑)

今だから笑えるけど、当時はもう地獄でしたよ。

まぁ、実家に顔を出せば、食事くらいはさせてく
れたでしょうけど、あたし、負けず嫌いだから、
一度、大決断したからには、実家に頼らずやって
いくんだっていう意地がありましたから(^^;

ただ、父が趣味で実家に無数生息しているペット
達の方が、遥かにエンゲル係数は高かったですね
(笑)

でも、1年半くらいは、キツかったけど、それ以
降は結構余裕も出来てましたね。

生きるコツってのを掴んだんでしょうね(笑)

バイトも効率重視で複数を上手くこなせるように
なってたし、お金の使い方も上手くなっていまし
たしね。

親を驚かせたのが、17歳の時に、引越ししたん
ですよ。勿論、すべて自費で。

かなり驚いてましたよ。

よく、そんな資金を貯めれたもんだってね(笑)

我が親にして、我が子の力を過小評価しておった
のですな(笑)

17才の頃、月収で35万以上稼いでましたw
それを言ったら、父が愕然としてました。

「お、おまえ!なんか、未成年がやってはいけな
いバイトとかしてないだろうな…」と恐々聞いて
きましたし(笑)

我が子を疑うな!(笑)

ちゃんと、真っ当なバイトじゃい!(笑)

確かに、時給では稼げない金額だから、疑われる
のも解らなくも無いけど(^^;

で、そんな感じで過ごしていて、やがて、バイト
を減らして、今の仕事に付く為の勉強を本格的に
開始して、国家試験をゲットして、今に至るわけ
です。

つまり、自分で言うのはなんですけど、結構な苦
労人なのです(笑)

そんなcocが何故『お嬢様』や『箱入り』とよく
思われるのか、凄く謎です。

そして、そういう風に言われるのがcocは嫌なの
です。

嫌というより、大嫌いですな。

何故かというと、お気楽人生歩んでるのね~って
聞こえるんですよ、cocには。

冗談じゃないやいっ!ってムカっときたりするの
です。

別に、苦労したことを自慢したいとかでなく、そ
こで経験して、沢山のことを学んだ、有る意味で
大切な宝とも言える時期を軽んじられるような気
になるんです。

だって『お嬢様』とか『箱入り』って言葉って、
苦労とは無縁なイメージしません?

だから、そういう風に言われると、あの時期がま
るで、無かったことのように扱われる気がして、
無性に嫌気がさすのです。

そんな、お気楽能天気バカじゃないやいって事で
す(笑)

もっと言うならば、与えられた自尊心を何の疑い
もなく、ひけらかして生きてるように思われるの
が嫌なのです。

cocの自尊心は、自分が見て、聞いて触って、そ
してぶっ倒れて築いたものですもん。

そこんところ、微妙なようで、微妙じゃ困るので
す。

・・・・で、こんな事、急に書いてどうしたの?
って思われた方もおられるでしょう。

どうもしてませんが、どうもあったのです(笑)

まぁ、良いじゃないですか(笑)

世の中、色々、有りますよ、色々とね…。

そいじゃ、今日はこの辺で終わりにしときます。
では、また次回の更新でお会いしましょう。

追記。

変わった教育方針の親ですが、夫婦自体が奇妙な
夫婦ですから、仕方無いです(笑)

そして、今尚も我が子に経済的援助をしてくれな
いので、ちょっとイヤ~ンです(笑)

たまには、甘やかしてみませんか?我が子を(笑
我が子的に、いつでも歓迎しますので(笑)

つーか、ハッキリ書きましょう!

父上!母上!……金くれ(笑)

特に父上、我が子が仕事の経費で自費を削って、
四苦八苦してるのに、車何台買えるのさ!?って
感じの金額のペットを新たに購入してる場合です
か!(笑)

結論!意外と思い付きで生きてる両親なのかも
(笑)

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