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乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.39 特別編『夏休み特別企画 私的、MMORPGの理想系』#6

さて、いよいよ今日で『不満』編は終了です。
長かったですね(笑)

では、『不満』編、最終回をどうぞ。
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不満 その8

・季節要素をも含んだ動的オブジェクトの存在。

何故、刻一刻と季節が変化していくMMORPGが見当
たらないのでしょう?

やはり、季節は欲しいです。

何故、欲しいか?
それは、ゲーム内のあらゆる物に影響を出す要素
だからです。

例えば、木々。
芽吹き、花を咲かせ、葉が覆い茂り、紅葉し、枯
れる。

これだけでも、木の実や果実の旬が作り出せます

魚もそう。季節によって釣れる魚が違う。

動物もそうです。狩猟で仕留められる動物も季節
によって違いが出てくる。

前項の空腹に関して直結する要素でもあります。
『食』がゲームの中で存在感を出すからには、季
節からもたらされる恵みという要素は必要でしょ
う。

すると、『旬』の素材で市場が賑わったりするわ
けです。

さらに、季節による『温度』の変化によって、キ
ャラにも影響が出るようにしたいですね。

『温感ステータス』とでも言いましょうか。

夏に厚着してると、体力の消耗が激しくなる。
だからといって、危険地帯に出向いてる冒険者が
鎧を脱ぎ捨てるわけにはいかない。

ならば、高価な通気性の良い鎧を買わなければ!
そして、多目に飲料水を持ち歩いてっとなるわけ
です。

季節による、天候の変化というのも良いですね。

冬に活気付く街や、夏に活気付く街といった影響
も組みこめますし。

夏に日照りが続けば、作物の生産量に影響が出て
食料の物価が上昇するという当然な仕組みも組み
こめます。

地味ながら、有ると無いとでは、大違いって気が
しません?

是非とも、欲しいシステムです。

不満 その9

・箱庭が小さい為、文化水準が一様に同じ

なぜ、現行のMMORPGはどの街を訪れても、基本的
に文化水準が同じなのでしょう?

あと、経済水準も同じですね。

やはり、地域や国によっての貧困の差や、産業の
発展具合に大きな差が有っても良いと思うのです

つまり、現実のように、東の小国では、チョンマ
ゲと刀の武士がお家騒動の真っ最中で、西の大陸
では、鉄鋼産業の発展で鉄道が開通し、鉱山フィ
ーバーが起きてるとかね。

それくらい激しい文化、経済の差が有って良いと
思うのです。

で、その文化、経済の成長は、プレイヤー次第と
いうシステムが良いですね。

ある街では、鉄加工技師が多く住み、鉄鋼が盛ん
で、隣町では漁業で生計を立てる人が多数。

すると、定められた条件の元、突如、造船産業が
発生していくとかね。

雪深い高地では、澄んだ雪解け水を用いて、蒸留
水や、飲料水、または酒造が盛んになるとか。

つまり、どの地域のどの町がどう栄えるかは、プ
レイヤーのプレイ次第で、予期せぬ世界が誕生す
る楽しみもあるわけです。

そう、現実と同じ要素で文化、経済の発展が進行
していくシステムを強く求めます。

このシステムが、cocの思い描く理想のMMORPGに
おいて、とても重要なものとなります。

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さて、全9項目に及んだ『不満』編も今日で終了

明日からは、それらの不満を前提にした私的MMO
RPGの理想系を書き上げます。

それでは、あと2回、お付き合い下さいませ。

そいじゃ、次回の更新でお会いしましょう。

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