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乙女が思う 21世紀のゲーム産業の行方 Vol.4

さて、4回目は任天堂社の
『ドルフィン』です。

このハードは任天堂に取って
ディスクシステム以来のディスク媒体採用の
マシンであり、今後展開されるであろう、
任天堂エンターテインメント戦略の中心に置かれる
要注目のハードです。

このニュープラットで展開される任天堂の戦略は、
他社から見て、非常に恐い存在となるでしょう。

現在コンシュマー機(携帯は除く)に於いて、
唯一のロムソフト形態での展開を行っている
『N64』

この『N64』のソフトラインナップを過去から
さかのぼって見てみると、その化け物じみた、
開発能力の力、セカンドパーティとの抜群の
パートナーシップは、驚異と表現しても、
差し支えないでしよう。

そもそも『N64』のスペックは、
非常に3Dに特化しており、裏を帰せば
2D表現を苦手としており、故にRPG
などのジャンルの制作には困難を要していました。

それに加え、あまりにも特異過ぎるスペックの為
開発機材の使い勝手も容易ではなく、
この点も原因となり、サードパーティーの
増加の足枷になっていたのも事実です。

しかし、さきにも記述した通り
そんな厳しい状況の中に於いて、
『N64』のソフトライナップの
質の高さはどうでしよう。

この開発能力を備えている任天堂が、
各ハードメーカと媒体を並べてくると
言うのですから、今まで”遊べない゛ゲーム
(日記過去ログ及び、げすとぶっく参照)を
多数リリースしてきた、メーカにとっては、
驚異となるのではないでしようか。

ここで『ドルフィン』にとって、
最も肝心なのは発売日でしよう。
現時点では、2000年年末
(一部の発表では12/24)
日米同時発売とアナウンスされていますが、
これが延期されるようなら、
任天堂にとっては、非常に苦しい
状況となるでしよう。

後ろに『X-B0X』が控えてますから。

しかし、この『X-BOX』の
2001年 秋発売というのも
考えようによっては、いい目安と
なるかもしれません。

つまり、いくら開発が遅れたとしても
『ドルフィン』にとって『X-B0X』よりも
後発になることは、事業的な面から見ても、
許される事ではないでしようから、
遅くても来年の8月初頭が『ドルフィン』に
とっての締切となるでしょう。

さらに、この『ドルフィン』の成功の鍵を
握っているのが、後日ご紹介する
『ゲームボーイ アドバンス』です。

この『アドバンス』とのリンクによっては、
爆発的なヒットを生み出す可能性を
『ドルフィン』は備えています。

勿論ネットワーク対応でもあり、
その点でのノウハウは、
過去の『サテラビュー』現在の『64DD』で、
充分な経験値も蓄えていますので、
私個人はかなり『ドルフィン』に注目しています

『ドルフィン』 スペック

CPU:400メガヘルツ IBMカスタム・プロセッサー”Gekko”
メモリユニット:高速DRAMテクノロジーメモリバス
その他:DVD-R0M
●通信機能:ネットワーク機能標準装備予定
●発売日:2000年を予定
●価格:未定(PS2よりは安くする意向)

http://www.nintendo.co.jp/

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