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乙女が思う 21世紀のゲーム産業の行方 Vol.6 DC

第6回目の今日は
『Dreamcast』(以下DC)です。

皆さんご承知の通り『DC』は
現在発売されているコンシュマー機で唯一
ネットワーク機能が標準登載されている
ハードです。

さらに『DC』のネット環境はある意味では
PCより、優れている所もあります。

まず『安全』であると云うこと
これは、ネットビギナーにとって何よりも
有り難い環境です。
現時点では、ウイルスには感染することは
ありませんし、
(ウイルスの進入する保存領域を持たない為)
危険なデータが混入している可能性のある
ファイルも『DC』ではダウンロード事態の
許容範囲が小さいので、開く事も出来ません。

さらに、WEB上に於いての自動回線
切り替えも『DC』では不可能なので
Q2回線などのトラブルにも守られています

しかも『DC』は超初心者であっても
購入後、およそ10分でネットワークに
接続する為の設定を完了出来るという
素晴らしさも備えています。

買ってきて、僅か10分で、WEB観覧や
IRCチャットができるなんて!!
凄スギ!!
(たしかに、このIRCに関してはPCユーザーの方々とDCでは、使用者の知識度とマナーの面で、今でも色々問題がありますが、、、これもPCとDCの機能差を互いに理解しあえば、大概の事はクリアーされると思います。DCは入室してみないと、メンバー確認が出来ないので、、、。あと、この日記を読んでくれている、ビギナーの方『マナー』くらいは守りましょう。礼儀に現実とネット上の差なんて、ありませんから。)

こんな『安全』『簡単』なネット端末が
僅か19900円とは、、、驚き!!

ネット入門機としては、正に最適。

しかし、現実問題、、、あまり普及、、、。

何故でしょう、、、。

私が思うに、一般の方は『DC』で
インターネットが出来る事を知らないのでは
ないでしょうか?

今現在に於いてはゲーム機で
インターネット接続可能と云う事実は
付加価値に値するものですから
(今後はネット接続もスタンダードになっていきますから。現に64DDも会員性とは云え、ネット端末機能を装備していますしね)
このネットワーク機能をもっと全面に出して
広告展開をしなければ、今後の普及率向上には
繋がっていかないと感じます。

『PS2』がネットサービスを開始して
『ドルフィン』が発売されてからでは、遅いです。

今年中がチャンスなのです。

今の時代は、いくらゲームで宣伝した所で
「プレステしようか♪」
(ゲーム=プレステな人達=ライトユーザー)
の人達の触手の向きを変える事は出来ないです

DC=セガ=マニアと云う図式が
今だに根強くあるのが、現実です。

その図式を取り払って、業界に新たな地位を
築くには、今までのようなスタイルでの
販売戦略では、王者に立ち向かえません

ある情報によると(すいません。ニュースソースの発信元、忘れてしまいました)
今年の二月までの国内に於いて
インターネット端末の普及率が、28.4%と
なったそうです。(携帯電話は除いて)

この数字から考察するに
まだまだ、流動の余地が大きい産業と
言えるでしょう。

ここにどれだけシェアを差し込んで行くかが
今後の『DC』の一番の課題でしょう。

『19900円の真実』をもっと
宣伝しましょう。セガさん。

さらに、今後は続々と周辺機器も
充実してきます。
zip.MP3対応VM.など
それらすべては『ネットワーク』と云う
キーワードで繋がっているのですから
その部分をもっとアピールするべきですね。

勝てる戦もこのままでは、、、。

でも、そんな所がセガらしいのかもネ、、、。

『DC』 主なスペック

CPU:200メガヘルツ128ビットSH4
メモリー:メイン16メガバイト
グラフィック:PowerVR2 DC
その他:GD-ROMドライブ、Microsoft Windows CEカスタムバージョンOS登載
●通信機能:33.6kbpsモデム標準装備
(リムーバブル方式)
●発売日:1998/11/27
●価格:19,900円

URL  http://www.sega.co.jp/dreamcast/

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