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乙女日記 Vol.1259 緊急出張ラプソディー 第5話

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==前回までのあらすじ==

既に4話掲載して、今更あらすじもへったくれもありません。
今回初めて【緊急出張ラプソディー】を目にした方は是非とも第一
話から読んでくださいませ。

では、いよいよお話しも結末を迎えます。

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いよいよ、この出張も最終日。予定されてるスケジュールの進行具
合は若干遅れてるけど、なんとか頑張れば一日で終わらせることが
出来るはず。

それに、この二日間で現地徴用兵(失礼w)なスタッフの面々のスキ
ルレベルやら個性も把握出来てきたし、作業効率も随分と違ってき
てる。

蓄積された疲労が背中から覆い被さろうかという勢いを、あとは前
に進むだけという覚悟で打ち消し、気合十分のcocさんとポチでし

「さぁ!がんばりましょう!」キムチ牛丼くさい息で声を張り上げ
るポチ、その横で、無言で顔をしかめるcocさん。

「まだ臭います?」っという問いかけに『しゃべんな!ハゲ!』と
罵り、ポチの無駄に満ちてるヤル気を削ぎまくるところから朝の作
業スタートw

順調でした。他のセクションとの連携も深まり、スムーズにスケジ
ュールを消化していくcoc班。この分だと終了予定時刻前に終われ
るんじゃ?っという希望すら各々が感じだし、更に士気は上がって
いました。

そんな順調な勢いに拍車が掛かっていた14時頃。この企画の現場責
任者、つまりはプロデューサーな位置付けの●川さんから各セクシ
ョンの統括者に集合の号令が発せられました。

集合とだけ言われて集められた各セクションの統括者達は皆一様に
首を傾げ「大詰めなのに、なんだ?」「時間勿体ないよ」などとボ
ヤきながら、集合に指定されたブースへと集まりました。

「全員揃ったようなだな』という●川さんの声が合図となり、ザワ
付いていたブース内は静寂に包まれていきました。

「大変残念な知らせを君達に伝えなければならない。今回のこの企
画は、先に通達済みの通り、前デザイナーとクライアント側との間
で問題が発生し、企画そのものが一度は消滅していたものだ」

「しかし、クライアント側自身が別のデザイナーを立てたことで、
再びこの企画にGOサインが出た。しかし急遽決定した故に、実作
業の日程はとても厳しく、ただ人数を集めればこなせるっといった
仕事ではなかった」

「よって、私が君達に打診して集まって貰ったわけなんだが…」

「………。先ほど、現デザイナーとクライアント側が企画の方向性
についての不一致を理由に今企画の契約を破棄することに決まった
…」

ザワ付く一同…。

「無論、私と、私が所属する会社が仲介として双方の和解を勧めて
いたのだが、現デザイナーの▲▲氏の意思は固く、説得に至れなか
った」

「よって、この企画は中止となる」

所々から野次が飛ぶ。

「そこで、問題となるのが今回君たちに支払われる予定のギャラな
んだが、手元に契約書のある者はよく文面を見て欲しい…。第七項
の三だ。」

「手元に今持ち合わせて無い者の為に掻い摘んで説明するが、当企
画が中止、または途中解散となった場合、日給として1万円を支給
するっと書かれている」

"冗談じゃない!""無茶過ぎる!"などの声が飛び、騒然とした空気
にブース内が染められ始め、「俺、5人連れてきてんだぞ!」「こ
っちは9人だ!どうすんだよ!!」っという怒号も混ざり始める。

それを聞いてcocも…"なんてこった、こうなるんだったら昨夜は同
室にしとくべきだった…"と激凹み。

「勿論、君達の日給が一万円で妥当だとは思っていない。この企画
を完成に至らしめる難度は非常に高く、それを可能に出来る者とし
て私自らがそれぞれの実績を加味して選出したのだから、そのよう
に安い者達であるわけがない」

「しかし、私は今回の決定を伝える者であって、それ以上でもそれ
以下でもない…」

「問題が問題なだけに、中には訴訟問題として動く者も現れるかも
しれないが、そういった者に対して私は支援できない。しかし訴訟
等を起こすな!などと引き止めたりもしない。むしろこんな無茶な
契約を行使しようとしてる会社など追い詰められてしまえば良いと
さえ思っている。」

「以上が、所詮"使われ人"として私が言える全てだ」

静まり返るブース内。僅かな踵の動く音さえも聞き取れそうなほど
、氷付く空気が充満していく。

「まぁ、ぶっちゃけ、もうどうしようもないんだよ。出来得る限り
の抵抗はしてきたんだが、企画続行という結論に繋げられなかった
…。すまん!みんな!」

90度以上頭を下げた●川さんのクセ毛の襟足が強めの空調の風で
揺れているのを呆然と眺めていたcocさん。

「あぁーあ、シャレきつ過ぎっすよ」
「仕方ない。解散、解散」
「●川さん、暫く恨みますからねぇ」

緊張した空気から一変して、砕けた空気となり、それは諦めと疲労
からの解放からくる安堵が、シビアな金銭問題をも中和してしまっ
た様でもあり、それに加え、鬼気迫る殺伐とした空気にならないの
は●川さんの人徳でもあるでしょう。

各セクションの統括者がダラダラとした足取りでブースから出てい
こうとしてる様子が目に入ったところで、cocさんの回路が現実逃
避モードから緊急スクランブルモードへと切り替わりました。

猛ダッシュで、そのブースから飛び出るcoc。●川さんがすれ違い
際に「あ!cちゃん!」っと呼び止める声が耳に入ってはいました
が、完全無視。つーか、●川さんにも申し訳ないけど、もうこの事
態に至っては●川さんに用はない!

作業の指示者を失い、手持ちぶたさで退屈そうに座り込んでいるポ
チの元へチョッパヤで戻ったcocは「あ、おかえりなさい。で、な
んだったんです?」っと呑気なポチの問い掛けを無視し『企画が中
断になった。今すぐ帰るから支度してきて!車の準備も!』っと捲
くし立てる。

「え!?中断!?ど、どいうことですか?」っと言葉を返すポチに
『いいから!グズグズしない!帰り支度してくるって言ったらして
くるの!ダッシュ!猛ダッシュ!超ダッシュ!!』っと追い出す勢
いでスタジオから外に向かわせ、彼がダッシュで視界から消えてい
くのを確認したと同時に、cocさんもダッシュでスタジオから脱出

外は蒸し暑く、とても9月とは思えない外気の中、スタジオから出
てくるであろう他の面々の視界が届かない場所に向かって再度ダッ
シュするcocさんの右手には携帯が握り締められています。

冗談じゃない!

通りの角を曲がると、大きめの木が青々と大きな葉を茂らせていて
、根元を完全に日陰にしていました。その日陰に飛び込んだcocさ
んは、久しぶりに、その名を携帯のディスプレイ表示に写しました
。そう、相手は▲▲氏。

7回目のコールでようやく電話に出た▲▲氏の「cちゃん。どうし
たの?」っという間抜けな言葉が聞こえてきたと同時にcocさん爆
発。

『冗談じゃない!何が企画の方向性の不一致だ!そんな子供じみた
我侭で中止なんかにされてたまるか!赤字だよ!大赤字!そもそも
さ、あたしは●川さんから連絡貰った時に断ってるんだ。でもその
後にアンタからわざわざ連絡がきて、同期のよしみってことで何と
か手伝ってくれないかって言うから、仕方なしに契約したんだ!な
のに何だ!日給一万円だぞ!一万円。どっかの日雇いバイトか!連
れてきたアシのギャラ払えないじゃないか!いやそれどころじゃな
い!それどころな問題じゃないんだぞ!どういうつもりなんだ!』

cocの中の人がフルスロットルで捲くし立てます。

「………。とりあえず、言いたい事は終了?」っと返事を返す▲▲
氏、いや▲▲氏改め、サル吉(昔の呼び名)

『終了ー?貴様!ふざけんのもいい加減にしなさいよ!!』更にレ
ッドゾーン振り切るcoc。

「いやいや、ふざけてるわけじゃないんだよ。とりあえずさ、言い
たいことは全部言って貰った方が落ち着くかなっと思ってさ、悪気
無いから怒らないでよ」っと勘に触る言い回しで返してくる…。

『怒らないでよ?アホー!!既に怒ってるんじゃい!サル吉!アン
タ許さないよ!』っと全然落ち着くわけないcoc。

「で、幾ら?赤字?」これまた呑気な声で問うってくるサル吉。

『幾らって…、そ、そうね。大体60くらい』っと算数すら怪しい
cocさん、慌ててなんとか計算w

「そうか、じゃ、振り込むから口座教えてよ」
『へ?』

怒り狂って電話した手前、予想もしない返答に、普通に素に戻され
てしまったcocさん。その所在の無さにオロオロとしだすと「聞こ
えてる?口座だよ。口座。どうせあれでしょ。ギリギリの予算でこ
っちきて、それ使っちゃってるからアトがないってやつでしょ」っ
とチクリ刺してくるサル吉。

『いや、その…、うっさい!そんなのいいでしょ!そして誰も払え
なんて言ってるんじゃない!なんでアタシがアンタにお金貰わなき
ゃいけないのさ!あたし言いたいのは!!』

「言いたいことは?」

『………。ホントに無理なの?企画続行』
「あぁ、悪いけど無理。つーか、向うが俺を騙してたから」
『権利範囲?』
「あぁ、さすがそういうところは察しが良いね」
『無茶な条件になってた?』
「あぁ、無茶だし、それをまぁ巧妙にな、隠してやがった」
『和解は?』
「無理。向うが開き直りやがって、全く応じる気配無し」
『そう…』
「で、どうすんのよ。赤字。ヤバイんだろ?」
『だから、それはこっちの問題で、アタシだけが赤食ったわけじゃ
ないんだし』
「だけど、ほら同期のよしみってやつさ」
『同期の同情なんていらないっつーの』
「俺が頼んだんだし、それは同期のよしみだろ?じゃそれを返すま
でさ。別に同情でもないし、借りを作ろうってわけでもないぞ」

遠くから時期外れの蝉の鳴き声が聞こえてくるものの、日陰に居れ
ば確かに秋の気配を感じさせる午後、自分の性分とは別に、他人を
巻き込んでしまってる現状が葛藤する。

「相変わらず、頑固だねぇ。それじゃこうしよう。今、別に進めて
る仕事があるんだけど、それを手伝ってよ。そのギャラってことな
ら受け取れるだろ?」っとサル吉が同期のよしみを提案。

『………。判った。それに乗っかる』
「らじゃw」

電話を切った後、確かに後悔はあったけど、ポチにギャラは払えな
いんだっと言うだけの根性はないから、ここは自分を押さえ込む時
だなっという現実把握を何度も頭の中で復唱し、ポチと落ち合う手
筈の場所へと向かうcocさんなのでした。

ポチと合流し、何度も向けられた企画中断に関しての質問を曖昧な
返事で流しつつ、車を走らせるポチに本来の目的方面とは違う場所
に行って欲しいと伝えると「何か用事っすか?」と大して気にとめ
てないポチの相槌に近い質問にも生返事で返していたcocさん。

「大体この辺りになるんですけど、ここで合ってますか?」という
ポチの声で考え込んでた自分の世界から現実に戻ったcocさんは、
窓からサル吉の言っていた目印の建物、看板を見つけ出し、行くべ
きビルの特定を済ますと、ポチに暫く待っていてと伝え、いざサル
吉の事務所へ。

エレベータで4階に上がり、フロアの入り口に立つと、あまり見た
くはなかったサル吉の顔が見え、思わず舌打ちを打つcoc。

「なんだよ。来たなら来たで声くらい掛けろよ」っと言いながら近
づくサル吉が「はい、これ」っと手渡した封筒を受け取ったcocさ
んが『待ってて、下にアシ君待たせてあるから、彼に今回のギャラ
として渡してくる』っと言うと「君?へぇ、今のアシって男使って
るんだ。変わるもんだねぇ」っと、またもやチクリ…

だから、嫌だったんだ、こいつに頼るのだけは…っと1人密かに後
悔しつつ、エレベータの中で封筒の中からポチに支払う分だけを残
し、残りをポケットに押し込むcoc。

ビルから出ると、車の中で待ってれば良いのに、わざわざ外に出て
突っ立って待ってるポチ。

ほんと、忠犬だわ…っw

「あ、!用事終わりましたー?」っと呼びかけるポチに近づき封筒
を差し出すcoc。

「うん?なんすか?これ」
『今回のギャラ』
「ギャラ?あ、それはどうも…」
『で、悪いんだけど、先に1人で戻ってくれるかな?』
「1人で?何でです?」
『いやね、ちょっと昔の知り合いの仕事を手伝っていくことになっ
たんだ』
「あ、じゃ、僕も残りますよ。」
『いや、君はいい』
「やだなぁ、一応これでも使える奴だという自負あるんですよ」
『そういうことじゃないんだ』
「そういうことじゃない?」
      ・
      ・
      ・
      ・
『こんなこと今更言うのもアレなんだけど、あたしは弟子は取らな
いって昔言ったよね。でも君はそんなの無視して勝手に師事し出し
た。でもね、それは素直な部分で言うと嬉しかったよ。そんなにも
あたしの作る物に惹かれてくれてるのかってね。だから今まで君が
勝手に付きまとってるっていう形で何も既成的な事実を作ってあげ
てなかったけど、もういいかなって思う。人に聞かれたら、これか
らは弟子ですって言うよ』

「ど、どうしたんです?急に」っと素直に"驚いてます"って表情で
疑問をぶつけるポチw

『これから手伝う仕事は、あたしの信念に反する内容の仕事なの。
君には見せたくないだよ』っと真剣に伝えるcoc。

「じゃ、やめればいいじゃないですか!おかしいですよ!そんなの
cさんらしくない!仕事に関しては頑固がcさんの売りじゃないです
か!」っと興奮しだすポチ。

なんとも熱いというか、青いというか…、いや暑苦しいかw

『だから、見せたくないの。帰りなさいって言われたたら帰る!ち
ゃんと弟子認定したんだから、あたしが師匠なんでしょ?だったら
師匠の言う事に逆らわない!』強く、若干怒気を含んで言うと、押
し黙るポチ。

「どうやって帰ってくるんですか?」
『新幹線でも飛行機でも、乗ってしまえば嫌でも帰れるよ』
「1人で駅行けますか」
『タクシー使えば問題ないでしょ』
「駅の中でホームに辿りつけます?上りと下り間違えませんか?」
『駅員とっ捕まえて案内させるさ』

拳を口元に当て、暫く考え込むポチ。

「知らない人に付いていったりしたらダメですよ!!」
「それに、知ってる人でも簡単に信用しちゃだめです!」
「駅とかで駅員だからって油断もダメです」
「とにかく人気の少ないところに連れていかれそうな時は逃げて」
「バスは路線がややこしいから無理して乗らない」
「夜の9時以降にタクシー使う場合も1人で乗っちゃダメです!」

「それから、えっと…」
『わかったから。あたしは子供じゃないんだから…』
「いや、なんか、昔、妹が8歳の時に母方の祖父が居る福岡に1人
で遊びに行くことになった時があって、そん時と同じくらい不安な
んです」

まず、何から突っ込もう…w
取り合えず、単的に…、8歳のガキンチョと同列かよ!!

『妹さんは無事におじいさんの家まで行けたんでしょ?』
「えぇ…」
『じゃ、大丈夫さ。』

って、今の今だよ。弟子認定してあげたの。立場逆だろw

しつこいほどにポチの注意事は続き、一度は「そいじゃ、おつかれ
さま」っと見送ったのに「あ!それとー!」っと車の窓から顔を出
し、何か叫んでるポチ。

聞き取れなかったけど、近づいて聞き直すのも面倒だったから「お
っけー」っと聞こえた振りで見送ったcocさんw

ポチの車が通りから消えたのを見て、ゆっくり振り返るcoc。

さてと…、サル吉と対決か…。

夕暮れ時にも関わらず、遠慮を知らない湿気で、背中に滲んだ汗が
一滴流れ落ちるのを感じつつ、cocの出張物語は更なる展開へと進
んで行くのでした。

【緊急出張ラプソディー】 完

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さて、全5話に渡ってお届けしました【緊急出張ラプソディー】
如何でしたでしょうか。

書き始めた時点では、まさかここまでの長文になるとは全く予想し
ておらず、書き進めてる途中で、何度も自分に"これはいつ終わる
んだ"っという疑問を投げかけまくりでした。

そんな疑問を自分に投げかける時点で、出来事を文章に起こす能力
の欠損を証明してますね。

ネタとする出来事の規模から、テキストの量が予測出来ないって、
アンタは何年テキストサイトをやってるんだっと^^:

まぁ、じっくりと構成を練って書けば良いものを、構想はリアルタ
イムでやってるのが駄目なところですねw

えぇ、そうです。これ一気書きなんです^^;

そして、書き上げる上で実は一度不幸に教われました。

最終回の大詰めってところまで書き進んだ時、突然PCが原因不明の
BIOSエラーを繰り出し、完全ハング・・・。

仕方なく再起動するハメになり、テキストはたまたま保存していた
4話途中からの書き直しに…

かなり凹みましたね。もう書く気が一旦失せましたもの。

そんな不運を乗り越えて、今回無事に完結となりました。

が、しかし、読んで頂いたように、これは未完です。
この話しの続きがまだまだあるのです。

しかし、ここまで続けた上に、更に新章突入ってのもいい加減ウザ
いっしょ?

もし、この続きが読みたいぞ!なんて要望があったりするのなら、
時期を見て書き上げますけど、まぁ居ないっしょw

そして、この5回分を掲載することで、時事ネタに関したテキスト
をアップすることができなかったので、明日からはちょっとタイミ
ングのずれた時事ネタ関連主体のテキストをお送りすることになり
ます。

それでは、お付き合いくださいまして有難うございましたです。

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*オマケ

書く事になるのかどうかは要望次第ですが、一応予告なんぞ置いて
おきますw

例の如く煽り気味でw

=緊急出張ラプソディー 至るべき未来=

ポチを戦線から離脱させ、宿敵サル吉との対決に身を投じるcoc。
過去の因縁と現在が絡み合い、舞台は東京から京都へと拡大。

そして、ポチの暴走!飼い主の言葉も耳に入らなくなったポチが巻
き起こす波乱とは!?

明かされるサル吉とcocの過去。そして新たな人物の思惑が思いも
寄らぬ事件への引き金に。

サル吉:良く言えるな、俺にそんなこと。

ポチ:なんで!そんなの今更関係ないだろー!

coc:そんな事言われても……

皮肉るサル吉!唸るポチ!
DSのバッテリーが切れて嘆くcocさんw

あとはキジが居れば、鬼退治ダナーw
なんて言ってらんなくなったcocさん、どうするんだ、どうするつ
もりなんだ!?

coc:勝手にやってればぁw
サル吉&ポチ:え?

=COMIN'SOON(?)=


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1258 緊急出張ラプソディー 第4話

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==前回までのあらすじ==

cocが無計画で引き受けた緊急出張の道先案内人に指名された【引
率君】彼の献身的な行動、そしてどこか反抗的な態度に、悪魔の異
名を拝命したcocさんが繰り出す無責任パワーとが織り成す、緊急
出張ラプソディー。引率君にとって悲惨な9時間以上のドライブを
経て、二人は東京の依頼先事務所に到着。

宿泊予定のホテルに先にチェックインして休むつもりだった引率君
は、唐突に仕事のアシスタントも兼ねてると聞かされ、回路崩壊。

そんな彼に打たれる鞭は休み無く、瞬く間に下僕から奴隷、そして
ポチへと扱いが代わっていき、自尊心との葛藤に【諦め】という大
人ならではのアビリティをもってして全てを受け入れていくことな
ったポチ。

過酷な初日の仕事が終わり、全くの無駄足となった使いに出されて
しまうという落とし穴に頭から突っ込んだ二日目のポチの疲労はピ
ークに達しようとしていた。

そんな矢先、宿泊先のホテルで予約が入ってないというハプニング
が発生。深夜1時、ホテルの部屋はダブルしかない。無言で佇む忠
犬ポチと飼い主の夜は更けていくのでありました。

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「はは…、部屋取れてないって。ど、どうしましょう?」
"僕、動揺しちゃってます"っと顔に書いてあるかのように判りやす
い態度でcocに決定権を譲渡しようとするポチ。

「今から、○○さんに電話して事情話してみましょうか?」っと依
頼先の方に相談してみてはという議題をあげて、その場の微妙な空
気を打破しようと努めるポチ。

「あ、でも、もうこんな時間だし。電話は失礼か…」っと1人完結
するポチ。

「えっと…」っと更に何か続けようとしたポチの言葉が非常に煩わ
しく感じたcocさんは、ポチの無意味な発言を遮り『じゃ、そのダ
ブルでお願いします』っとホテルマンに伝えると「え!いや!それ
は!」っと、またもやウザったくカットインしようとしてくるポチ
にイラっっ!!ってきたcocさんは、再度ポチの言葉を遮り『2部
屋で』っと伝える。

「へ?」

間抜けな声を漏らすポチw

ってか、あったりめぇーだろ!
本来ならあんたは犬小屋指定で屋外放置なんだぞ、そんな犬があた
しと同室なんざぁ、4年7ヶ月はぇーんだよ!(なんだその微妙に短
い指定期間はw)

「はは…、そうっすよね。普通二部屋ですよね。なんかすいません
。オロオロしちゃって…」っと詫びてくるポチに『いや、別に一緒
でも構わないんだよ。でもそうなるとポチは床で寝ないといけなく
なるから、ちょっとだけ慈悲ってやつ?それで部屋分けたのよ』っ
と後ろに付いてくるポチに振り向くことなくcocが言うと「優しい
んだか、酷いんだか…」っと漏らすポチ。

優しいだろ!優しさ以外のなんなんだ!
なんだ、一緒の部屋にしないのが酷いのか!
つーか、図々しいぞ!生意気な雑種め!

『襲おうとで思ってたのか!?』っと、振り向きポチを睨みつける
cocに「いや、そんなつもりじゃ!」っと取り繕うポチ。

『何が不満?内容によっては今から同室に変更しても構わないよ』
「いや、不満とかそういうんじゃなく…」
『じゃ、なに?』
「いや…、あぁもスパっと"二部屋で"って言われると…」
『言われると?』
「なんか、寂しい…」
『キモっ!つーか、懐くな!』
「キモいとか言うな!」
『キモい以外で表現のしようがないんだけど』
「……。それに、あの噂も本当なのかなって…」
『噂?』
「……。いや、女の人専門な趣味なんじゃないかっという…」

次の瞬間、深夜のホテルの廊下に、激しい殴打音と男の悲鳴が響き
渡った。

持っていた、アルミ製のボックスバックに目一杯の遠心力を加え、
ポチの脇腹にクリティカルヒット炸裂。

「いっっっってーーーーーーーーーー!!」っと喚くポチ。
一睨みし、無言で踵を返し、痛んだ駄犬を置き去りに自分の部屋へ
と消えていくcocさんの背中に「やっぱ、悪魔だー!」っと浴びせ
るポチの遠吠えが虚しく響く9月のい夜でした。
          ・
          ・
          ・
          ・
翌朝、ホテルを出る時間の一時間程前。激しくドアを叩く音。
「cさん!cさーん!」

朝っぱらから…うるせぇっての。これだから犬っころは始末が悪い
。つーか、こちとらシャワー終えて、髪乾かして、メイクしてっと
いう一連の朝の流れを素っ裸で遂行中なんだから、すぐドア開けれ
るかってのw

ドンドンドン!!「起きてますかー!」

…本気で殺す、いや駆除すんぞ!

『なによ。朝から騒々しい』っとドア越しに返答すると「あ、起き
てましたか。朝メシどうします!」っと…

どうしても、こうも男ってのはウザいんだろう…
過密スケジュールで疲労が蓄積してるにも関わらず、満足な睡眠時
間も取れてない朝に、朝食を何にするとかって、有り得ないっつー
の。

『そこらへんに落ちてるものでも拾い食いしてないさい!』っと怒
鳴りつけると「またまたぁ~」っと呑気なトーンで返してくるポチ

「で、朝食は何が良いっすかー?」っとまた叫ぶバカに、cocさん
マジギレ。

『うるさいっ!静かにしれ!朝食なんて食べません!』っと言うと
、「身体に悪いっすよ~?」っと…

なんでしょう、このワナワナと沸いてくる殺意は…w

「まだ時間ありますし、食べちゃっておきましょうよ」っと続ける
バカに我慢効かず、ショーツとキャミだけ一先ず着けて、ドアをバ
ン!って開け放ち、殺意に満ちた視線で睨みつけたら「あ!いや、
すいません。まだ支度とかの最中でしたか…」っと目が泳ぎまくる
ポチのバカっぽさは恐らく世界クラス。

『そう支度中。そしてまだ支度中。むしろこれから支度中。なんな
ら見ていく?構わないよ。その代わりお金取るけどね』っとドSキ
ャラで攻めたら「いや、お腹減ってるんで、何か食べてきます…」
っと、そそくさ消えるポチ。

はぁぁぁ…、なんだかなぁw

駄犬の騒ぎで、遅れた支度を手早く済ませ、出発時刻の5分前にロ
ビーに降りると、バカ犬が尻尾を振りつつ近寄ってきて「おはよう
です。」っと。

し、しかし…

お、お、お、おはようじゃねぇー!!
クサっ!なんだこの臭い!

『ちょっとアンタ、何食べてきたのよ!』っと聞くと、シレっとし
た顔で「キムチ牛丼食ってきました」っと…。

朝からキムチ牛丼だと!?
ありえねぇー!そしてくせぇー!

『あたしの半径3メートル以内に近づくな!』っと固く命じられた
ポチは、ややションボリ気味にテクテクとcocの後に付いて、スタ
ジオへと向かうのでありました。

いよいよ出張最終日!気合十分の1人と1匹は意気揚々と現場に向
かいます。

しかし、その最終日に前代未聞の事件が勃発!
ドタバタ続きの【緊急出張ラプソディー】その結末とは一体!!

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はい…、そうなんです。今回で終わりではないんです。
いい加減、これいつまで続くんだって呆れてます?
安心してください、筆者も同じく呆れてますからw

しかし、いよいよ次回が最終回です。

でも、ここまで書いておいて思うのも変ですが、果たしてこのテキ
ストは面白いんでしょうか?

これを読んで楽しんでもらえてるのかどうか…

だからといって、ここまで書いて止めるわけにもいきませんし…

でも、それもこれも次回で終了。

気になる【前代未聞の事件】とは何か!?御期待下さいませ。

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*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1257 緊急出張ラプソディー 第3話

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==前回までのあらすじ==

cocが無計画で引き受けた緊急出張の道先案内人に指名された【引
率君】彼の献身的な行動、そしてどこか反抗的な態度に、悪魔の異
名を拝命したcocさんが繰り出す無責任パワーとが織り成す、緊急
出張ラプソディー。引率君にとって悲惨な9時間以上のドライブ、
cocにとっては退屈なドライブを経て、二人は東京の依頼先事務所
に到着。

道中、cocの悪魔的行動に疲弊しきった引率君は、宿泊予定のホテ
ルに先にチェックインして休むつもりだったが、仕事のアシスタン
トも兼ねてると聞かされ、回路崩壊。

そんな彼は瞬く間に下僕から奴隷、そしてポチへと扱いが代わって
いき、自尊心との葛藤に【諦め】という大人ならではのアビリティ
をもってして全てを受け入れていくことになる。

過酷な初日の仕事が終わり、いよいよ始まった二日目。妙にやる気
に満ちた彼に忍び寄る人影。そして予期せぬ事態へと飲み込まれて
いく彼に微笑む神は現れるのか。

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通りががったオジサマと何やら小声で話しをしてるcocを黙って待
つ忠犬ポチは、今まさに自分に降り掛かる不幸は知るよしもありま
せんでした。

そのオジサマと話し終えたcocがポチの元へと歩み帰ったと同時に
「どうしました?」っと尻尾を振りながら聞いてくる彼。

どう言えば良いのか迷ったcocですが、下手に誤訳して伝えて、後
々文句言われても困るので、ありのまま伝える、いや指令を下すこ
とにしました。

『搬入が予定されてる機材が連絡のミスで、こちらに届いてなくて
、今ちょうどそれを取りにいける人を探していたそうなんだよね。
で、その機材なんだけど、横浜の…』ってとこまで言ったところで
、ポチが猛烈に拒絶。

「やだ!ぜってぇーやだ!あれでしょ。僕に取りに行けってことで
しょ!もう勘弁してくださいって。また運転!? 僕、帰りも9時間
近く運転しなきゃいけないんですよ。こっちに居る間くらい運転と
は関わり合いたくないです!!」っと最もな主張を展開するポチ。

『でもね…』
「でもねっじゃないっす!!」
『うるさい!良いから聞きなさい!』
「聞きたくないです!他にも沢山人が居るじゃないですか!」
『あの人、●●の●●さんだよ』
「え…、あの●●の?」
『そう、●●の。だから、ここで点数稼いでおけば後々さ』
「うーん、確かにそういうことなら…、でもなぁ」
『つべこべ言わない!行きなさい!』
「横浜か…、まぁそれくらいならいいか…」

この"そのくらいならいいか"が放たれたとほぼ同時に、そのオジサ
マに駆け寄り、機材運搬OKを伝えるcocさん。

再びポチに歩み寄ったcocさんは、シレっとポチに『あ、そうそう
。●●の●●さんって話し。あれアタシの勘違いだったよ。いやぁ
、似てたからさぁ。でも今よくよく顔みたら別人だったよ』と澄ま
し顔で伝えるw

「………。ありえねぇー!なんだそのハメ方!100%悪魔だ!そんで
アレだろ!もう引き受けたから断れないしってことなんだろ!」っ
と激昂する彼に『どうせ作業遅れてるんだし、ポチの手が必要にな
るほど忙しくなるのは随分先だから、それまでここでブラブラして
ると、男手ってことであれ手伝ってくれ、こっち助けてくれってコ
キ使われるのは目に見えてるんだから、それなら横浜までブラっと
車流して戻ってくるほうが楽でしょ」っと言うと、急に黙りこくり
「また騙してません?今、これって言いくるめられてるってことな
いです?」っと確認してくる引率君w

『信用ないんだねぇ』
「えぇ、信用ってことに関しては0ですから」
『そう、判った。じゃ、今回のギャラも0にしとく』
「……、それ普通なら冗談になるけど、cさんの場合…」
『うん、マヂになるね』
「わかりました。車流してきますよ」
っと、納得した(させた?w)彼。

詳細な目的地の確認をしに地図を取りに向かおうとした彼が突然振
り向き「ポチの手が必要になるほどって!誰がポチじゃ!」っと。

いや、おせぇーだろw

そして、お昼になり、13時を回り、14時を回っても彼は戻ってこな
い…。

おいおい、どっかで事故ったりしてるんじゃ…、などと考えるも、
携帯で現状を聞く暇も無いほどcocさんは作業に追われて、それど
ころじゃない…

既にポチ不在を忘れそうになりつつあった17時頃、ようやくポチが
帰還。

スタジオに入ってくるなり「c-!!」っと凄い剣幕で駆け寄って
くるポチ。

つーか、とうとう呼び捨てかよw

「あんた、また騙したな!」っと怒鳴るポチ。

"また"って、人聞きの悪い奴だw

「言われたとおり、横浜まで行ったさ!そしたら…」
『そしたら?』
「ここには無いって言われて、千葉まで取りに行くハメになった」
『千葉ー?』
「白々しい!知ってたんでしょ!」
『いや、本当にそんなの知らないよ』
「真剣に騙してはいないと?」
『そうだよ。騙すどころか、おっせぇーなって』
「おっせぇーな扱い!?」
『うん、ノロマ扱い』
「僕が必死でアチコチ動いてる最中に…?」
『あちこち?』
「言われた千葉の業者まで行ったら、横浜の別の業者にあるって」
『たらい回し?』
「えぇ、すんげぇタレ流し』
『それ、つまんない。で?結局?』
「………。あ、いや、その横浜の別の業者に有って」
『それでこんな時間になったわけね』
「えぇ…」

『ごくろうさま』」っと労い、ちょうどポチが帰ってくる少し前に
、この機材の運搬を頼み込んできたオジサマがうろついていたので
『向うの方に、朝のオジサン居たから、取り合えず帰還報告しとい
で、それに機材をどこに運び入れるかも聞かなきゃ判らないだろう
し』っと彼に言うと、深い溜息を置き土産にブラブラとスタジオの
中を彷徨いだしていったポチw

それから30分ほどしてもポチが戻ってこない。
手が足りないんだから、早くもどってきてよっと思いつつ、作業に
没頭していたcocさんが、一段落できたのが彼が消えてから約一時
間後。

あいつ!どこで寄り道してやがる!っと、ポチに携帯をかける。

『あ、ポチ!今どこよ!?』
「……………。」
『聞こえてるー?ポチ?』
「…えぇ、聞こえてますよ。生声で」
『生声?』

改めて回りを見渡すと、機材や資材が積まれた一角の薄暗い壁際に
背中を預けながら座り込んで缶コーヒーを啜ってるポチを発見!

ゴルァァーー!何サボってんだー!っと駆け寄ったcocに、何かを
悟り極めたような目で「ははは…、サボってか…、まぁ、そうです
ね…。サボってますね」っと虚ろに答える彼。

『どうしたの?』って聞くと、意味ありげな沈黙を挟んでポチはボ
ソボソと悲惨な結末を語り始めました。

「あのオッサン見つけたから、朝の機材の件ですけど、行った先に
は無くて、紹介先、その更に紹介先と方々走り回って、遅れました
がやっと持ってこれましたって言ったら、そのオッサン…、"あぁ
、あれ?遅いからさぁ、もう別ので代用してなんとかその場凌いじ
ゃったよ。あれ?あぁ、そうか忙しくて君の先生?あの小さい子供
みたいな女の子に伝えるの忘れちゃってたよ"って、ガハハ笑いと
一緒にあっけらかんと言われちゃいまして…」

悪いけど、爆笑したw
こんなに悲惨な人、見たことないですもんw

笑うcocに釣られ、頬を引きつらせながら、完全に魂が抜け出たよ
うな精気の無い表情で薄ら笑いを浮かべるポチの姿は、たぶん一生
忘れられないことでしょうw

そんな虚ろなポチの悲惨な一日を労う慈悲など見せぬ神は、ただた
だ湿気臭い空気を夜空に撒き散らし、梅雨に逆戻りしたかのような
時期外れの蒸し暑い夜を閉じていくだけだったのでした。

二日目の作業は、予定より1時間押しの24時に終了。これで久しぶ
りにベットで寝れる!という、ささやかな喜びに必要以上に喜んで
みせるポチは、どこか哀れでもありましたが、それくらいで喜んで
みせておかないと、余りにも今日一日の自分に救いが無いと察して
の自己防衛だったんでしょう。

そんなわけで、この仕事の依頼先が用意してくれたホテルに二人で
向かったわけですが、ホテルのフロントで更なる悲劇が!

【申し訳ありませんが、仰ったお名前での予約は承ってないような
のですが】

「へ?」

【あいにく、今夜空いてる部屋はこちらのダブルしか…】

「へ?」

ポチの世界に通用するオトボケ声が静かなホテルのロビーに響き、
疲れ果てた主人と飼い犬は呆然と立ち尽くすのみ。

【あの…、どうされますか?】

ホテルマンの疑問符だけが妙に白々しく聞こえ、こいつ…、もしか
して疫病神なんじゃっという視線を送るcocと、そんな視線を送ら
れるポチの夜は更けていくのでありました。

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さぁさぁ!そうです!そうです!
まだこの話しは続くのです。いい加減にしろっという苦情を恐れず
、一昔前の3流青年コミックにありがちな展開で幕を下ろした第3
話。

こんなベタな展開は現実で起き得るのか!?

そんな疑問は当の本人達が何度も反芻し、悪戯な神、そして悲惨を
呼び込むポチを呪い済みであり、どれだけベタで3流な展開だと言
われようが、これが現実に起きた出来事であり、こうもありがちな
形になるのは、ある意味ミラクル!

このミラクルは一体どうなるのか!?
そして二人はどうするのか!?

次回、いよいよ佳境に突入です!

それでは今日はこれにて。
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*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1256 緊急出張ラプソディー 第2話

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==前回のあらすじ==

cocが無計画で引き受けた緊急出張の道先案内人に指名された【引
率君】彼の献身的な行動、そしてどこか反抗的な態度に、悪魔の異
名を拝命したcocさんが繰り出す無責任パワーとが織り成す、緊急
出張ラプソディー。引率君にとって悲惨な9時間以上のドライブ、
cocにとっては退屈なドライブを経て、二人は東京の依頼先事務所
に到着。

道中、cocの悪魔的行動に疲弊しきった引率君は、宿泊予定のホテ
ルに先にチェックインして休むつもりだったが、仕事のアシスタン
トも兼ねてると聞かされ、回路崩壊。特攻覚悟の彼に待つ更なる試
練とは!?

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自分の運命を悟ったのか、それとも呪うことで開き直ったのか、引
率君はこれぞ【THEカラ元気】っといった様子で、cocを追い越し自
らビルのロビーへと先頭を切って突入し、見たこともないハイテン
ションで受付嬢に不気味な笑顔で愛想を振り撒き、担当者の呼び出
しを要求。

「どうぞ、8階の第一企画室です」っと内線から引継いでくれた受
付さんの表情は、その目前に居るやたらとテンションの高い男を怪
しむ素振りが少し隠されていたのにcocさんは気付きましたが、壊
れた彼に伝えるほど残酷ではありません。しかし、黙ってエレベー
ターの方に向かいつつ、遅れてヘラヘラ付いてくる引率君に対して
『そのバカ丸出しなテンション、いい加減やめたら』っと冷たい視
線をプレゼントw

一瞬で表情を変えた引率君が「だって、こうでもしなきゃやってら
んないっすよ!アシやらなきゃいけないなら、もっと先に教えてお
いてください!そもそもなんで僕がアシなんですか!アシなら別に
呼べばよかったじゃないですか!鬼!悪魔!」っと吠える彼。

『で、言いたいことはそれで終わり?』っと冷たく放つと、彼も無
言で睨む。

チーン!

8階に到着したアナウンス音がその沈黙を終わらせ、エレベータか
ら降りる直前にcocさんから彼に一言『グダグダ言わずにさっさと
いくよ。そこの下僕』

「下僕って…、でも確かにそうだ。紛れも無くこの状況は僕が下僕
であることを説明してる…」っと、ぶつくさ溢していた引率君なの
でしたw

それから企画室で担当の人と会い、実作業のスケジュールの変更点
や、当日で判明した問題などの注意点を聞き、すぐさま現場のスタ
ジオに乗り込むことに。

部屋を出る時に、その担当の方が「ところで、アシスタントは女性
の方とお伺いしてましたけど?」っと。

『あぁ、アレですか。アレは気にしないで下さい。ただの奴隷です
から』っと指で引率君を指し、サラっと答えるcocさんw

「あぁ、奴隷ですか。また良い物をお持ちで」っと、これまたサラ
っと受ける担当の方w

「ちょっと!奴隷ってなんなんですか!しかも"アレ"呼ばわりなん
て酷すぎる!さっきは下僕で、数分で奴隷に格下げですか!」っと
後ろから猛抗議する引率君の勢いに担当の方と足を止め、顔を見合
わせるcocさん。

『あぁ、言い間違えました。あれはポチです。ペットです』っと言
い直したcocに笑いながら担当さんが「犬ですかぁ、犬は良いです
よね、従順で忠誠心が厚いうえに利巧だ」っとw

「今度は数秒で犬に…、もう人間じゃないんだ僕って…」っとつぶ
やく彼を尻目に『いくよ!ポチ』っと言ってしまうcocさんw

「はい…」っと完全に全てを諦め飲み込んだ彼の返事はとても弱々
しく、覇気がありません。

『"はい"じゃなく"ワン!"でしょ』っと言うと「うるさい!そこま
でしません!僕だって怒りますよ!」っと再びテンションの上がっ
た引率君に『まだまだ元気あるじゃん。おっけおっけ』っと笑顔で
答えるcocさんに反抗的な目を向け続ける引率君。

すると、担当の方が「いけませんねぇ。ポチならそこで"付いて行
きますワン!"ってくらい言えないと、今度はもっと格下げされま
すよ」っとw

依頼先の方にそこまで言われてしまい、一瞬表情が凍った彼ですが
、そこは彼も大人、そして犬以下の扱いだけは何としてでも回避し
たかったのでしょう、「はい…、すいませんワン」っとw

いやぁ、いい!その諦め加減は素敵だぞw

それから担当の方と共に現場に移動、仕事道具の重い荷物は、勿論
忠犬ポチが運んでくれて、cocさんは手ぶらで現場入り♪(ここ、非
難していいところですw)

さて、ここからがcocさんの仕事開始。

道具の準備、機材の配置等々をテキパキ済ませた引率君が、仕事着
に着替えて戻ってきたcocを見つけるやいなや、小走りに近づいて
きて、小声で「準備完了しましたワン」ってw

いや、もういいんだぞ?w
いつまでそれ続ける気だw

しかし、結構本人さんもまんざらでは無い様子なので、笑いたいの
を必死に堪えるcocさんなのでした。

ところで、初日の現場は急遽組まれた仕事ということで、あちこち
で問題続出。特にタイムスケジュールの伝達ミスが多発して、一時
は騒然とする場面も…

○○時にあげなきゃいけないセクションが○○時になっても肝心の
中心人物が現場入りしてこないといったことがおきたり…。

●●時予定と△△時予定のセクションが■■時に揃って到着。共に
拘束時間が同じだったりとか…。

しかも現場でスタッフが揉め出して、これは困る、聞いてない等の
怒号が飛び交い…

某氏の我侭発動で、現場が停滞したと思ったら「でていけ!!」っ
と控え室で内輪もめが勃発して、周りが必死でなだめたりと…

23時終わりの予定が、2時になっても3時になっても終わらず…

しかし、ポチ、いや引率君が3時半頃に限界よろしく宣言でちゃっ
て、スタジオの倉庫の隅で意識途絶w

結局、終わったのが朝の6時。

で、翌日のスケジュールは朝8時開始。つまり2時間後w

とりあえず、まだ初日に使った物の片付けをしてる方々にお詫びし
つつ、シャワーだけさせて頂くことに…^^;

勿論ポチはそのまま放置でドロのように爆睡してましたw

シャワーを済ませ、メイクし直して、差し入れで置いてあった栄養
ドリンクを2本飲み干した後、倉庫の隅でそれこそ犬のように背中
を丸め寝ている引率君に『ポチ~。お仕事だぞぉ。起きなさ~い」
っと起こしに。

呼びかけにモソモソと反応し起きたポチは「お、おはよう…ござい
ます……、、、ワン」っとw

その何とも言えない間の取り方に思わず笑うと「誰がポチやねん!
調子のんな!」っと、寝起きが超ーこえぇw

つーか、あんた寝起きの第一声で"ワン"って乗っかったじゃん。
なのに、遅れてキレんなよw

「で、今何時ですか?」というポチに時間を伝え、「もう仕事再開
ですか?」っという問いに『だから起こしてるんじゃん。さっさと
顔洗ってきなさい」っと死人のような顔色の彼を強引に起きやがら
せ、支度に向かわせるスパルタなcocさん。

フラフラと歩き、トイレに向かう彼、途中で搬入物の出し入れをし
てるスタッフにぶつかってしまい「あ、すいませんですワン」っと
言ってしまってるしw

"すいませんですワン"と言われてしまった人のキョトン顔が最高に
面白かったけど、ポチよ、もうその"ワン"はいいから…w

普通に変な人指定で見られてるぞw

顔を洗って目を覚ましてきた彼を迎え、いよいよ二日目の作業が開
始。

予定していた進行具合とは随分遅れが生じてるけど、cocさんが受
け持ってる分野の作業だけではどうにもなりませんので、ここは覚
悟を決めるしかありません。それこそ、途中でポチのように意識が
途絶するような状態になったとしても、引き受けたからには、現場
の全スタッフと運命共同体ですしね。

「さぁー!気合入れて、今日もやりますよー!昨日は長距離ドライ
ブの疲れがあったから、途中でリタイアしちゃいましたけど、今日
からはトコトン付き合いますからね」っと張り切る引率君を1人の
オジサマが呼び止める。

「君、どこの人?」っと尋ねる年の頃40代半ばのオジサマに、
cocが『うちのアシスタント兼運転手』と伝えると、そのオジサマ
が「ちょっと」っとcocを手招き。

ちょっとの間、そのオジサマとcocの小声な話し合いを、ボーっと
見ていたポチに、その後悲惨な指令が下ることに…

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さてさて、気分一新!朝の活気に満ちたスタジオの雰囲気にテンシ
ョン上げまくりのポチに下った悲惨な指令とは一体何か!?

そうです!またまたこの話しは次回へと続くのでしたw

どうなる!ポチ!どうされるんだ!ポチィー!

あの【南極物語】を越えたと一部で絶賛の声が上がった、ポチの物
語はまだまだ続きます。

それでは今日はここまで。
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*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1255 緊急出張ラプソディー

ただいまです。緊急出張を終えて帰還してまいりました。

過密過ぎるスケジュールで、かなりの疲労蓄積をお御土産に戻って
きたcocさんですが、出だしは快調でした。

引率君曰く、新幹線にしたかったのですが、現地着いてからの都合
上から車で行くことにしたそうです。

ま、あたしは何で行こうと構わないので、左様ですかっと朝の5時
に迎えにきた引率君の車に乗り込むやいなや、DSを取り出し、トリ
プルミリオンな【New スーパーマリオブラザーズ】を起動。

実はこの時が初プレ。(ファーストインプレッションは後日別記)

なんとなく時間潰しにと始めたのに、そこから夢中になり、キャッ
キャ、キャッキャの大騒ぎw

「もう少し静かに遊べません?」
「あの、ちょっとウルサイです」
「だぁー!ウルサイって言ってるでしょうがー!」
っと怒られるハメに^^;

だって、面白いんだもんw

しかし、半ば強引にスーマリ禁止令は施行され、やむなく途中でプ
レイが中断したままだったGBAのブレスオブファイアを起動。

それから約15分後。意識途絶w

引率君曰く"早朝にゲームで騒ぎまくって、静かにしてくれと頼ん
で、やっと静かになったなっと思ったら、幸せそうな寝顔で寝息立
てられ、殺そうかと思いました。そしてそれが正解のような気がし
てなりませんでした"っとのことw

そんな引率君の殺意など知るよしもないcocさん、車中で目が覚め
、寝惚けつつも『今どこらへん?』っと。

「浜松過ぎた辺りです」
『浜松過ぎた…、じゃ青マスゾーンか』←でた!桃鉄変換地理w

で、つい言っちゃったんです『えー?まだそんなとこなの?』っと

「まだとは何です!まだとは!僕は寝てないんですよ!昨夜だって
急にこの予定入ってきたから、準備やなにやらで遅くなっちゃって
、2時間しか寝れてないんですよ!なのにまだとはなんですか!」
っと怒る引率君。で、じっと黙って引率君を見つめるcocさん。

「なんですか?」
『終わった?ガス抜き?じゃ、寝る。おやすみ』っと再び睡眠タイ
ムに入ったcocさんw

「ひでぇ。あんたぜったい悪魔だ。紛れも無く絶対純血の悪魔だ」
っという愚痴に笑うのをこらえて眠りの中に。

しかし、二度寝というのは余り長い時間寝れないもので、30分程
度で目が覚めちゃって、モソモソとシートの上で動き、カバンの中
を探るcocを見て「今度はどうしました?」っと聞いてくる引率君
に『次のPAで休憩に入って』とcocさん。

「トイレっすか?」っと遠慮の欠片もない返答をする引率君に『い
や、それよりも』っと応えながらカバンの中を覗き込んでたcocさ
んが顔を上げた時に手に持っていたのは歯磨きセットw(クマさん
プリントケース入りw)

「なんか、楽しそうっすね。気楽で」っと皮肉る引率君にムカつい
たので、いきなりクラクションに手を伸ばし連打!スイカを割る勢
いで連打!w

「ちょ!!やめっ!いや、マジで!!」っと慌てる引率君を睨みつ
けるcocさん。

「こぇー、今、もしかしたら石にされるのかと思った」ってw

どこまでも悪魔キャラで引っ張りたいらしい引率君。しかし、そっ
ちがそうくるなら、期待どうりに悪魔に成りきろうと思うcocさん
なのでした(しめしめw

それからPAに入り、ベンチで脱力してる彼に、作ってきてたお弁当
を渡したら「うん?弁当すか…」っと暫し沈黙。

「毒入ってっるしょ」っと言った引率君の顔面に0.5秒の超人的な
反応で、パンチを繰り出したcocさんw

殴られた本人、殴られた事実に一瞬唖然としつつ、一気に怒り出す
から[『なんなら、これから園芸店にでもよって農薬でも買いにい
こうか?で、それガブ飲みする?それなら期待どうりの毒盛りにな
るよ』とマジ面で睨み返したcocに「冗談です…、すいません。お
弁当頂きます…」っと瞬く間にスイッチオフになってくる引率君が
「でも…殴ることないのに…」と呟きながらオニギリを頬張ってい
たのには、何か哀愁めいたオーラが立ち上っていて、なかなかの男
前ぶりでしたw

そして休憩を終えて、再び車移動開始。

ここからは、三列シートを全部倒して簡易ベット状態にし、そこに
ゴロ寝しつつ、お菓子とジュースとDSで暇を謳歌するぞ体制に入
ったcocさん。

いくらなんでも、それはやりすぎですっという引率君の冷たい視線
など全く無視して、一人ゴロ寝するcocさんに「運転代わってほし
なぁ」っと呟いた引率君。

『いいよ!代わってあげる。』
「マジっすか!」
『じゃ、ターボボタンとかミサイル発射ボタンとかどれ?』
「ターボ付いてません」
『キノコ拾っても?』
「えぇ、拾ってもです。つーか落ちてません」
『ミサイルは?』
「勿論積んでません…、念のためですが甲羅も付いてません」
『じゃ、前方走行車を蹴散らせないじゃん』
「えぇ、蹴散らせませんし、蹴散らさないでください」
『じゃ、あちこちぶつけちゃうよ?』
「まだ買ったばかりの新車なんでぶつけないで下さい」
『でもスターをゲットすれば!?』
「も、もういいです…、そこでゲームしててください…」
『あい!らじゃー!』

っといったやり取りで、結局cocさんはゲームすることくらいしか
なくなってしまったのです。残念なりね(あんたって人はつくづく
…w)

やがて、ゲームに飽きてきた頃に、ようやく目的地到着。
『どこ!?ここどこ?』っとやたら元気なcocさんとは対照的に「
どこでも関係ないでしょ。言ってもわからないんですし。そこのビ
ルの8階が○○さんの事務所なんで、あとは○○さんにスケジュー
ルの事聞いてください」と途切れ途切れに小声で覇気なく話す引率
君w

で、車から出ようとしたら「あ、そうだ。これ今夜泊まるホテルの
場所と名前、そしてこれが預かってたお金からですが、タクシー代
です。僕は先にチェックインして寝てますので、仕事頑張ってくだ
さい」っと言い出す引率君。

『え?先にチェックイン?寝てる?何言ってんの。今回の仕事はア
シスタント必須だよ。これから君も付いてくるんだよ』っと言った
時の彼の顔って、どう表現したらいいんだろう…w

なんか、秒速で一気に老けていく感じ?w
エナジー枯渇の決定的瞬間とも言えるかなw

「…あの、聞いても無駄でしょうが、それってマジ…ですか?」と
、わなわなしながら聞いてくる彼に『激マジ!』っと親指を立てて
応えるcocさんw

5秒程視線を膝に落とした彼が次に発した言葉、それは「よーし!
!なんでもこい!なんだってしますよ!さぁー!一気にバリバリや
っちゃいましょう!」でしたw

こいつ…、吹っ切れた。いや壊れたw
やけくそって、こういうのをいうんだろうなぁっと感慨に更ける
cocさんと、やたらハイテンションな彼は一路今回の依頼先の事務
所に意気揚々と乗り込んだのであります!

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さぁ!これから引率君はどうなる!?
壊れてしまった彼に待つ、更なる過酷な試練とは!
そして、最初の夜が更けていく二人に一体何が!

気になる緊急出張ラプソディーの結末は!?
待ち受ける事件とは!?

つーことで、次回に続きます。
では、今日はこれにて。
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*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1254 ぎょーむれんらっく

まず、今日はお知らせ~から。

仕事で急遽、明日から木曜日までの3日間出張に行く事になりまし
たので、5日~6日分のテキストの更新はとまります。

再開は金曜日未明に予定してる7日分からの再開となると思われま
す。

2日分のテキストくらい、ストックないのかって?
えぇ、もう4~5年ストック無しでやってきてますので、今更探し
たところで、TVの雨傘的なストックテキストは見つかりませんです

そいじゃ、後でまとめて書け? えっと…イヤですw
だって固め書きは苦しいんですもん^^;

出張先で書け?
ノートPCは荷物になるから持っていきませんです。
あと遊びに行くわけじゃないので、テキスト書くような時間取れる
かどうかわかりませんし^^;

っと、グダグダ言い分けの予防線貼りまくってますが、ぶっちゃけ
ていえば、ネタが無いのですw

ネタが有れば、後日まとめて書いて更新ってのもやぶさかではない
のですが、肝心のネタが無い以上、固め書きはムリっす。

まぁ、出先でなにか面白いことでも起きれば、それをネタにして抜
けた2日間の分に回して書くかもしれませんけどね。

しかし、急な話でびっくりしたなぁ。
断ってもよかったんだけど、お世話になってる方からのお願いだっ
たので、無碍に断れなかったです。

そして、肝心の出張先についてですが、現地に行く当人がどこに行
くのか理解してませんw

例の如く引率付きなんですけど、受ける受けないの返答をしたあと
、詳細についてはこちらから電話を掛けなおしますっと伝え、いつ
も遠方出張の際に引率してくれてる人に連絡。

「じゃ、僕の方から先方に電話して場所やタイムスケジュール聞い
ておきます」っと言ってくれて、いやぁ、頼もしいねぇっと思って
いたりしてたんだけど、その後暫くして彼に連絡して、結局どこに
行くことになってるの?って聞いたら「関東方面です」っとだけ…

それじゃわかんないよ!っと迫ったら「言ってもわかんないでしょ
?良いんです!付いてきてもらえば間違いなく送り届けますし、回
収もしますから」って…

まず一言!!
"良いんです!"って一言に言葉の暴力が含まれてます。てめぇは黙
って付いてきたらいいんだ。グダグダ口挟むんじゃねぇー!ってこ
とでしょ?

なんか、お姉さんさ…、かなすぃよ。
もう少し、もう少しでいいから、優しく扱ってくれw

そして、一番カチン!っときたのが"回収"
おい!あたしゃ、物か!w
もう少し何とか言い様あるだろ!よりにもよって回収とは…
舐めやがって…、当日思い知らせてやる!cocを軽んじた報いはキ
チンと受けてもらうナリ!(キリっ!

しかもさ『明日は何で行くの?新幹線?飛行機?それとも車?あた
し新幹線がいいなぁ』って言ったら、電話口の向こうで『チッ』っ
て舌打ちされてんです。

ちょっ!今あんた舌打ちしたっしょ!って追求すると「してません
。いや、したかも。でもどっちでもいいです。とにかく何で行くか
はまだ決めてませんけど、取り合えず明日は5時に迎えに行きます
から準備しといてください」って、一方的に舌打ちの件はウヤムヤ
にされました…ToT

でも、何で行くかは知りたいので、しつこく聞いてみたんです。そ
したら「決めてないって言ってるでしょ!」って怒り出すし…

そして「なんでそんなに聞きたがるんです?」って聞かれたらから
、素直に「乗り物乗ってる時間の長さに併せて、お菓子の量とか雑
誌の量とか決めなきゃってさ」っと言ってみたら「本気で絞め殺し
ますよ。明日、5時に死にます?」って…ToT

半分は冗談だっつーの…
そんな恐い声で抑揚もなくサラっと明日5時に死にます?なんて言
うな!ちょっと恐かったぞ!ToT

ま、そんなわけで、彼にビクビクしつつも、がんばって仕事してき
ます。

それでは今回はこれにて。
また次回です。

追記

結局、お菓子は買い込んだんですけどねw


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1253 リッピング覚え、悪魔来たりて…w

今まで余り関心が無かったので、掘り下げて調べることがなかった
のですが、ちょっとしたキッカケでリッピングを少しかじりました

なんとなく難しそうな気がしてたんですけど、手順さえ分かってし
まえば、簡単にDVDのバックアップって作れるんですね。

まぁ、まだまだ初歩的な事しか学んでないので、もう少し経験値を
上げつつ、試行錯誤していかないといけないと思いますが、別に急
ぐ必要もないので、少しずつ覚えていこうと思います。

そして、取り合えずTSUTAYAでガンダム関連のDVDを片っ端から借り
る!で、全部コピる!当面はそれを目的としまする。

一応、殆どのガンダム関連作品はビデオで持ってるはいるんです(
殆どがレンタルからのダビングですが)

でも、DVDでも揃えて起きたいってなるのが、ダムオタの宿命w

しかし、考えてみれば良い次代ですね。ビデオの頃は借りてきても
、画質は劣化しまくりで、ノイズもガンガン入ったりしてるのもあ
ったりと、何とも歯痒いものでしたけど、今はDVDで画像劣化があ
りませんから、借りてきてダビングしちゃえば、製品版と同じ画質
で手元に揃えていけるんですから嬉しいものです。

あ、こんな注釈要らないと思いますけど、一応念の為に書いて起き
ますね。映像著作物のバックアップは個人で楽しむ目的でなら合法
なので、著作権シンガーイなんて言わないでくださいねw

CD借りてきてMDやCD-Rに落とすっしょ?
ビデオの頃は、借りてきてダビングするっしょ?
それと同じなんで^^

いやね、リッピングの事を調べてたときに、そういった的外れな突
っ込み入れてる書き込みとか良く目にしたんで、一応書いておこう
かと。

取り合えず、手元に揃えるぞっと目論んでるのは・・・
ガンダム全般、ジブリ作品全般、ルパン全般、あとは、ハイジやフ
ランダース辺りの定番も揃えておきたいかな。ってアニメばっかり
かよw

いやいや、それ以外にも、踊る大捜査線シリーズも揃えておきたい
ですねぇ。劇場版2は買ったんで手元にあるんだけど、TVシリーズ
やTVSP物はビデオでしか持ってないので。

あとはビデオでホントに擦り切れるほど見た、バックトゥザフュー
チャー3部作も抑えておきたいし、レオン完全版もお気に入りだか
ら外せない。

そういえば、ロードオブザリングも!
猟奇的な彼女も!
それから、えっと…、コナン!未来少年コナンも忘れちゃいけない
よ。(結局、そこに戻るのかw

ま、これから少しずつライブラリーを増やしていきます。

うん?ちょっとまてよ…、知り合いにDVDの中古も扱ってるショッ
プに勤務してる人居るから(メインはゲーム)その人に頼んで中古を
密かに無料で貸してくれないかと頼んだりしてみようかな?
一応、店舗責任者らしいし、そこらへんチョロっと誤魔化してても
らったりしてさ、で、ダビングしたら返すっと。

うひひ(それ、たぶんズルって言うんだぞw

でも、そんなのが会社にばれて、その人がクビにでもなったら可哀
想だよね^^;

ま、その時は菓子折りでも持って謝りにいくさ(って、それだけ!?
つーか、本気で頼むつもりらしいw)

いやぁ~、これで目処が立ちましたよ(立てんな!w

じゃ、ま、そうゆことで早速【お願い】とタイトルを付けて、本文
は若干脅迫めいたメールを発射することします(若干…じゃないだ
ろw)

それでは、ビバ!DVDってことで、今回はこれにて。
また次回です。、


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1252 あっという間に年末は来るよ

9月です。来月は10月で、再来月は11月。ってことは12月突入まで3
ヶ月を切ったわけじゃないですか!!

これは由々しき発見です(左様か…w

外付けHDDを買うとか、ついでにゲームソフトも衝動買いしちゃお
うかなって言ってられません。

購入確定の【Wii】が発売されるまで、あっという間じゃないです
か!

同時発売タイトルに何本好みのタイトルが並ぶか確定していない以
上、無駄使いしてられません。

WiiとWiiゼルダとDSドラクエモンスターズJの購入は決定なので、
この時点で3万オーバーは確実。他にも欲しいソフトが出てくるの
可能性は高いから、少しでもゲーム貯金残しておかないとマズイ。

HDDなんて買ってる場合か!面倒臭がらずDVDに焼け!焼いて焼いて
焼きまくれ!w

つーかさ、早くWiiの詳細発表してくださいToT
19800円と半ば公式発表に近い席で本体価格についての示唆はあっ
たものの、確定とは言い切れないし、周辺機器などで最初に揃えて
おいたほうが良さそうなアイテムは幾つ出るのか、そして価格は。

そういった初期投資額に関係することが凄く知りたい。

必死だねw
あぁ、そうさ、必死ですとも。なにせ万年金欠のcocさんですから
、必死になりますとも。

恐らく10月に任天堂主催のゲームショウが各地で行われ、そこで
Wiiがお披露目ってことになるでしょうし、もう少し我慢しないと
詳細は見えてこないでしょうけど、なるべく早く発表して欲しいも
のです。

そして、一つ要望が!
周辺機器のクラシックコントローラーですが、あれはあれで良いの
ですが、N64と同タイプのデバイスも発売してほしいです。もしく
はN64のコントローラーをWiiで使えるようにできる変換アダプタで
も構いません。

下位互換でN64のゲームも遊べるWiiにおいて、あのN64のデバイス
は是非とも欲しいアイテムです。

つーか、あのN64のデバイスは眠らしておくには勿体ないですって
。だから、是非とも再利用を!そしたら地球環境にも優しいでしょ

だから、ね?ね!ね!♪

あ!それに早く発売日確定してくれないと、仕事休めないじゃんw
やっぱ発売日から3日間くらいは仕事したくないしさ(こういう大
人になってはいけませんw)

一日でも早く発売日を確定して欲しいものです。

そんなわけで、9月に入った途端、気持ちは一気に年末に向けて動
き出したcocさんなのでした。

そうそう、Wiiは両手が常に塞がるっぽいから、チュッパチャップ
スの箱買いもcocにとっては必須になるかもw

つーことで、何かと物入りになる年末のお話でした。
それでは今回はこれにて。また次回です。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1251 急遽差し替え

眠い…。

マズったです。先ほど一度テキストアップしたんです。
でもね、アップした後に急激に恥ずかしくなって、削除しました…

前編、後編の2日分丸々書き上げたのに…、その長文はボツフォル
ダ行き^^;

マイッタなぁ。ちょっとテンション上がってたから、どれだけ恥ず
かしいこと書いてるのか途中で気付かなかったんですよ。

書き終えて、前編の部分をアップして、お茶を入れに行って一息付
いたら、なんか猛烈に不安になってね…^^;

ちょいとばっかし吐露しすぎなんじゃない?って思いが過ぎったの
が最後。一気に恥ずかしさのメーターの針がレッドゾーンに突入。

大慌てで削除と相成った次第です^^;

だからといって代換えのテキストはないわけで…

仕方ないので、淡い初恋の話でも。って、するかっ!ボケ!w

さて、どうしたものか…。

テキスト書き終えて仮眠取ろうと思ってたから、物凄く眠いんです
よ。全然脳が働きません(汗

あ、そうそう。(ようやく記憶の引き出しが開いたw)

先日、職場の先輩に小食なことを叱責され、根性が足らんのだ!と
ヘタレ呼ばわりされ、そこから火花散らしまくりの言い合いになっ
たんです。

で、話の流れで、売り言葉に買い言葉って感じで"ビックマックく
らい余裕。2秒で完食さ!"などと無謀な宣言をしてしまい、その実
証をさせられました…。

懐かしいな…、ビックマック。
学生の頃に同じく小食の友達と、やっぱ沢山食べれるようにならな
いと!っという結束の元、ビックマック完食するぞ隊を結成して、
連日マクドに押し入り、ビックマックにトライしてたことあったん
です。

友達は8日目で見事に完食してみせたのですが、結局2週間掛けて
もcocはビックマックを攻略できず、負けず嫌いにも限界が来てギ
ブアップした苦い思いでが一杯なんです。

そんな強敵ビックマックと再び対峙するハメになるとは…。
これは正に宿命!ヤツを攻略しなければcocの前進は有り得ないと
いうことなんでしょう。

おーし!やってやる、食ったるどー!っと勢い強く挑みました。

あの二週間のビックマック戦を思い出しつつ、こんなものチョロイ
!なめんじゃねー!っとモシャモシャ、ハグハグ!

「おっ!半分言った」っという先輩の合いの手に「ゲフっ!」っと
ゲップで返事するcoc(サイテーw

しかし、半分まで行ったあと、ピタリと止まった…

「どうした?ギブか!?」と横から言われるも、首を横にふるcoc。

だけど、勢い任せで食べた約半分のビックマックが秒単位でドンド
ン胃を圧迫してきて、お腹がぽっこり出て来てるのがハッキリわか
る…。

いかん!負けるのはヤダ!っと覚悟を決めて、カプっと残り半分に
なってるビックマックにかぶり付いた瞬間、頭の中で限界ヨロシク
を知らせるホイッスルがピピィィィーー!っと甲高く鳴り響いてし
まい、いったんかぶり付いた口を外し「すいません…、ギブっす…
」と…

「なんだそれ!情けねー!全然駄目じゃん。根性無さ過ぎ、ヘボ過
ぎ!」っと敗者にコレでもかってほど鞭を打つ先輩。

普段なら、そこで「なにおー!」って応戦するcocさんですが、そ
んな余力もなく「駄目、あぶい。お腹っていうか、胸まで痛い…」
っと完全にグロッキー宣言^^;

更には店内に充満じてるハンバーガーの臭いだけで、気分悪くなっ
ていく始末で、ヨボヨボのヨタヨタでマクドから逃げ帰ったのでし
た…。

くだらない事だと思われるでしょうけど、本人さんにとってみれば
、すっごく悔しいんです。屈辱なんです。

いつか完食!これ野望。かならずリベンジしてみせるんで、しばら
く待っとけ!>マクド

さて、ようやく記憶の引き出しを開いたと思ったら、こんな下らな
い話しか思い出せませんでした…

でも、正直もう書きなおすだけの時間も気力も無いので、今回はこ
れで許してくださいませ。

それじゃ、僅かだけど仮眠しようと思いますんで、今回はこれにて
。また次回です。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1250 なぜかナルニアがメインの話題に…w

さてさて、8月も今日で終り。宿題は片付いてるかね?ガキンチョ
どもよ!w

今はYahoo天気情報で過去の天気も簡単に調べられるので、絵日記
を今から書きまくろうとしてるサボリっ子も安心だぞ。便利な時代
になったものですねぇ。

そして宿題を言い換えれば、課題。
cocさんは今PC作業で3つの課題があります。

全てが今まで扱った事のないファイル操作や作業テストなんですけ
ど、なかなか時間が取れず…、いやその気になれず放置したままで
す^^;

どういった内容の事かは、書こうにも書けないっていうか、ごにょ
ごにょでゲフンゲフンなテストとか、こそこそとそそくさってな意
味不明な表現しかできないので、詳しくは明かせないのですが、ま
ぁ、cocがPCを何系で良く使ってるかを知ってる方なら大体予想出
きるとは思います。

ところで話は変わりますが、ディズニー配給の【ナルニア国物語第
一章 ライオンと魔女】のDVDを見ました。

なんでしょうね、これ…w

映画としては、超ド級のDランク。原作の良さを表現しきれないっ
てのは、原作物映画の抱える十字架ですから、それは仕方ありませ
ん。しかしコレは原作を殺してるw

起承転結の要点だけを繋ぎ合わせただけで、心理描写が全くと言っ
てよいほどに配慮されておらず、場合によっては全く違う解釈とい
うか、っなわきゃないだろ!的な短絡的な心理描写に置き換えられ
てしまってます。

更に脚本が強烈なほどD級で…。素人が書いたのか?って疑うほど
です。

まぁ、原作の壮大さとテーマの荘厳さから考えて、どうあがいても
改悪になるだろうなっとは思ってましたけど、ここまで酷いことに
しちゃうとはビックリです。

原作を読んだ事の無い人がこの映画を見て、なんでこんな物語が世
界中で売れて、ファンタジーの代名詞みたいな扱い受けてるの?っ
て誤解されるのが非常に残念でなりません。

ディズニーお得意の価値観の押し付けで、原作の中に込められてる
テーマが湾曲され、間違った方向で固定されてる様は見ていて唖然
とするほどでした・・・。

そして、原作の存在自体を知らない人が見ても、なんだこれ?って
印象受けると思います。ありがちで短絡的で御都合主義の塊みたい
な内容で大雑把過ぎる展開に付いていけないじゃないかな。

唯一特筆出きる点はCGですかね。
ただ、CGは良くても、カメラワークが下手。迫力を出しきれてない
んです。

どうしても正面絵が多くて、折角のCGが世界に溶け込んでない。
見てる場面がいかにもカメラフレームですっていう興醒めな感覚を
度々呼び戻されような単調なカット割りなんで、監督に難有りすぎ
です。

ただ、カット割りが悪いとはいえ、単純にCGだけに要点を絞って評
価するなら、出来は上々だとおもいます。

でも、そこだけなんですよ。この映画で唯一評価できるの点は。

つまり、この映画、FFか!?って感じw

そして原作と唯一同調してるのがターゲット層ですかね。
よく、ナルニア国物語と指輪物語は比べられ、比較されたりします
が、共通項としてファンタジーである以外は作品の方向性が全然違
うので、比べること自体ナンセンスです。

ナルニア国物語はいわゆる児童向け。指輪物語は大きなお友達か、
ファンタジーファンに向けて送られた作品。

そういう意味においては、映画のナルニア国も子供向けなコンセプ
トで作られてる。

でもね、子供舐め過ぎ。子供にはこうあって欲しいという大人のエ
ゴ強すぎなんです。

そういう部分が、この作品全体に漂う御都合主義に現れてます。

決してクエスチョンを出さないw
大人から求めた子供の姿しか出てこない。
子供を美化しすぎ。

子供はこう有るべきだっという、勝手なエゴの固まりな価値観を押
し付けようとしてるこの映画を子供に見せるのは控えた方が良いと
おもいます。

こんな偏見と差別に満ちた善悪の押し付けを子供に見せるて満足す
るのは大人だけ。それではダメなのです。子供には考えさせないと
いけません。

そして自分で答えを出せないといけません。

そして、その答えがどうであれ、その考えを尊重して上げなければ
いけません。その積み重ねを経て、子供は自分で善悪の判断を付け
ていくようになるんですから。

大人は、この映画みたいに押し付けるのではなく、側で見守ってや
って、あまりにも方向違いに脱線しそうになったときに、センター
ラインの場所はここだよっとサポートしてあげる役目で有るべきで
す。

ですから、小さなお子様にこんな映画見せるなら、ドラえもんやポ
ケモン、アンパンマン等を見せて上げたほうが良い影響に繋がると
思いますです。

っと、なんか少しだけ書いて、すぐに別の話題に移ろうと思ってい
たのですが、書いてる内にテンション上がっちゃって、ついつい長
くなってしまいました^^;

で、それ幸いってことで、今回はこれで終わろうと"ニヤリ"なcoc
さんなのでありますw

つーことで、今回はこれにて。また次回です。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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