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乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.65 まだまだ論外

PS3が早くも値下げっという見出しで、下位モデル(20Gバイトモデ
ル)の価格を49980円に価格を下方修正する旨の報道が流れました。

しかし、それは驚きでも何でもなく、技術者が狂走から目が覚め、
現実を突きつけられた結果から出てきた、単純な予定調和にしかす
ぎません。

そして、その調和も、自らが抱え込んだブルーレイというカルマが
根強く足を引っ張り、本来在るべき適正価格の域には踏みこめてな
い。

PS3が6万超えという論外な価格設定を発表してから今日に至るまで
、価格の面で語られる機会が多いのですが、PS3の弱点の本質は価
格ではありません。

確かに【たかがゲーム機】に6万円という価格設定は、付ける方も
尋常ではないし、もしそれがユーザーに受け入れられ、飛ぶように
売れるようになったとしたら、受け入れた方も尋常じゃありません

ですが、PS3が技術者観点からでなく、消費者観点から【たかがゲ
ーム機】ではない端末として認めて貰える機能を有していれば、6
万円というゲーム機の適正価格を逸脱する価格であっても受け入れ
られるでしょう。

しかしながら、PS3に含まれてる【たかがゲーム機】ではない部分
、つまり付加価値ですが、その部分は全て技術者観点で放り込まれ
てるものばかりで、消費者が渇望しているものではないところが一
番の問題。

良い者、性能の優れた物を作れば良いというのは、技術者としては
当然の不問律。

だけど、事が売るという部分で論じるなら、良い物だからといって
売れるわけではない。

求められてる物、もしくは、大衆の関心を多いに引き寄せ、好奇心
を刺激するものが売れる物であるというのは今更書くべきことでも
ないでしょう。

しかし、PS3には大衆の求めてる物も無ければ、関心を引き付ける
物も内包されていない。

PS3の特徴として代名詞的に定義付けられる付加価値は【ブルーレ
イ】という新規格の記録メディアを搭載している点であるのは周知
のとおり。

ですが、この【ブルーレイ】が人々の関心の的にならない。
何故なら、大衆はDVDに不満を抱いていないからです。

DVDより便利ですよ。こんな機能がありますよっとアピールしても
、根本的にDVDに不満が無ければ大衆はそちらへ投資をしようとし
ない。

実際の所、DVDは今が定着期。レンタル店ではDVDが主流となり、レ
コーダーも安価になり、メディアもまとめ買いしやすい価格になっ
てきた。

これから数年かけて、DVDは円熟期に入ろうという段階。

そんな時期にブルーレイだ!などと囁いても、大した関心は集めら
れない。特にメディアの切り替えという部分にだけ絞って考えても
、過去を振り返れば不満が飽和状態に達する前に新規格に主流が切
り替わった試しなどないのです。

主流の切り替わり、それは今までを振り返ると、爆発的な速度で切
り替わっていきました。

レコードからCD。カセットテープからMD。VHSからDVD。
動き出した途端、それは一気に津波の様に…

ですが、それには沸点に達した不満があったからこそです。

80年代後期、CDが一般流通に流れ始めると、レコードの不便さから
開放してくれるアイテムとして大衆は一気に主流の切り替えの波に
乗った。

MD、DVDに至っては、いつまで磁気テープなどという化石級の素材
を使っていかなければならないんだっという不満があった。記録し
たものが劣化していく。それでは記録の意味がないじゃないか。

そういった不満がくすぶり続け、飽和状態となっていたからこそ、
新しい規格への乗り換えは爆発的な速度で実現した。

では現在DVDに不満は貯まってるのでしょうか?VHSからDVDに切り
替わっていった頃のVHSに向けられていた不満と同等の欲求不満が
現在のDVDに蓄積してるんでしょうか?

DVDに不満が募り、次世代メディア規格の登場を世間が渇望してな
い以上、PS3に積まれてる【ブルーレイ】は大衆からは【余分】な
物と判断されます。

例え、DVDよりも優れていてもです。

余分な物が付いてる上に価格も高いとなると、それは付加価値では
なく、単なる負荷。そういうふうに大衆は捉えます。

PS2がDVDを搭載したことで、発売当初にバカ売れしたというのを、
市場心理的に的確に理由を理解できていれば、PS3にブルーレイと
いう選択はありえません。

表現を少し変えるとPS3を売ろうとするなら、DVDレコーダー機能と
HDD搭載か、地上デジタルチューナーを搭載したほうが確実に売れ
ます。

だけど、ブルーレイ搭載という時点でPS3を売ろうという意図が真
意ではないのが明白。ブルーレイ規格を普及させ、ブルーレイ市場
の拡大。つまりゲーム機市場を利用して、新しい金山を掘り当てよ
うというのがPS3の真意。

そんな物に、ゲーム機としての魅力が詰まってるわけがない。

確かにPS2ではDVDの普及という副産物により、DVD市場という金山
を掘り当てれましたが、それは上述のとおり、VHSの限界がとっく
の昔に訪れ、不満がジリジリと爆発寸前だったというタイミングだ
ったからであり、それを意図してPS2にDVDという組み合わせは見事
なチョイスだったと言えます。しかし、それがそういう意図であっ
たならばという条件付きですけどね…。

しかし、今回は違う。市場が、そして大衆が求めてる物をゲーム機
の付加価値として搭載したPS2とは違い、PS3は求められてない物を
付加価値と強引に位置付け、それを強要しようとする。

欲を書きすぎて墓穴を掘る。正にその典型です。

そもそも、ゲーム機に搭載する規格に、コストダウンを計れない新
しい規格を放り込むって時点で、奇行と言えます。

この強引な動きを見てると、SCEの母体であるSONYの焦りというの
が明確に見えてきます。

実際、SONYはガケっぷちです。業績は悪化の一途を辿り、主戦場で
ある家電市場では相次ぐ製品の不具合発生により、信用はガタ落ち
。バブルの頃に拡大した多くの事業が事実上の不良債権として延し
掛かり、一時自然撤退と化しつつあったPC市場に再度乗り込むも、
肝心の製品売り上げは低迷、そこに追い討ちを掛けるように、SONY
製リチュウムバッテリーの発火問題が発生。

本来は母体であるSONYが、現状ではSCE頼みといった状態。

企業の再建の旗頭としての役目を託されたのがPS3なんですから、
ゲーム市場、そしてユーザーの観点で製品を作れるはずはないので
す。

そして、すでにほぼ確定ともいえるPS3事業の失敗という未来がす
ぐ近くまで迫っているのです。

そんなSONY、そしてSCEの現状を見てると、何故か、大日本帝国の
連合艦隊を思い浮かべてしまうのはcocだけでしょうか。

必死にプロパガンダを行っても、沈み行く気配は消せず、時流と噛
み合わないまま、理念と理想にしがみ付いて、我こそが!っと唱え
続ける姿は、滑稽でもあり物悲しくも映ります。

さて、比喩はそのへんで止めておくとして、問題のPS3ですが…
下位モデルを5万円に値下げしたといっても、まだまだ高いです。

大衆が購入の同期付けに出来る様な明確なファクターが無い以上、
この価格帯では論外でしょうね。

そして、ソフトも1万超えするものとかも続出気味だそうですし。
勝ち残れる要素が皆無です…。

ほんと、いったいこれからSCEはどうなっていくのでしょう…。

ちょっと哀れみすら感じる今日この頃です。

一応、現在のトップシェアメーカーですから、そのメーカーの没落
というのは、業界にとって無傷で通り過ぎることはできないでしょ
うし、ゲーマーとしてはそこらへんの総合的な影響という面で非常
に心配しています。

今年の年末から、来年の夏までの半年間という物は、業界にとって
今後の5年、10年先を決定付ける程、重要な時期となるとcocは
考えています。

せめて、あと一万価格を下げれたら、どうにかギリギリ勝負出来る
範疇に滑り込めるんですけどねぇ…。

なんとも、切なく、そして苦笑いと溜息にそまる秋の夜なのでした

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女のNintendoDS 漫遊記 Vol.31 プロジェクトハッカー 覚醒


今回は【プロジェクトハッカー 覚醒】というテキストアドヴェン
チャータイトルを取り上げます。

しかしです。取り上げると宣言しておきながらも、まだ全然進めて
いません。

そして、話はソフトレビューではなく、個人的趣向の傾向で新たな
発見があったぞという話となります。

この【プロジェクトハッカー 覚醒】は製作が【RED】なんです。
で、プレイ開始して感じたんです。ワンパターンなテンポに…

話は遡って数年前、DCでサクラ大戦がリメイクされ、そのリメイク
で初めてサクラ大戦に触れたcocは1作目をプレイした時に、賛
辞とも言える評価を送りました。

サクラ大戦というのは、オリジナル版が世に出た頃に加え、DCでリ
メイクが出た頃までも併せて考えてみても、アニメとゲームを見事
に融合させた傑作だったと思います。

REDが本格的にゲームに関わり始めたのがPCE全盛期の頃、たしか食
玩発信だった【ネクロスの要塞】の製作から始まり、REDの名を世
に知らしめる事となった【天外魔境】へと続き、そしてサクラ大戦
へと行きつく。それがREDの略歴。

で、サクラ大戦で用いた手法、そして具現化したスタイルこそが、
REDがゲームというメディアの中でアニメ屋として本懐を遂げるに
相応しい形であり、望んでいた形体の実現化という結果だったので
はないかとcocは考えてます。

だから、サクラ大戦の1作目には、作品自体から発せられる熱気が
凄かった。作り手の情念とさ言えるほど魂が通っていたし、完成度
は他を圧倒するほどだった。

しかし、REDが目指した最初の夢を実現したサクラ大戦は、その続
編となる【】で【】の輝きを鈍らせてしまった。

所詮は続編。大きな変更点はなく、完成度では【】を大きく下回
った。やはりそれは【】に吹き込まれた物が、幾年の想いであっ
たのに対して、【】では売れる物で無ければならないという重圧
と制約の中で生み出された物でしょうから、そこから発するエネル
ギーというのは到底【】には適わない。

自ら、自らの2番煎じを行い。結果、際立っていた一作目の存在感
を薄めてしまった。

この流れを好意的に解釈すれば、REDスタイルの確立が成ったこと
を証明したのが【サクラ大戦2】であったと言えるかもしれません

しかしながら、サクラ大戦以降、REDは、その確立した手法を武器
にタイトルの量産に着手。

更に【サクラ大戦】に至っては、5作目まで出し、マルチプラット
ホーム化してリメイクタイトルも複数投入。

そういった状況下で、PCE時代から付き合ってる身としては、【
クラ大戦3
】でREDが確立した手法、それをcocは【REDの間】と表
現してるんですけど、台詞回しとビジュアルの展開パターンが毎度
同じなのに嫌気がさしちゃったんですよ。

それがいけないという意味ではないんです。チームの特色が作品が
変わっても反映されるというのは、そのチームの独自性をアピール
する上で重要なことでもありますしね。

アニメで言うなら、やはりジブリのアニメはタイトルが変わっても
、しっかりそこにジブリの色は出ているわけです。

ただ、好みの問題なんでしょう。cocはREDの間に飽きた…。
そして、その間に嫌気がさした…。

そんな中で【プロジェクトハッカー 覚醒】をプレイし始めてしま
ったのです。

実は、知らなかったんですよ。RED製作ってことを。
だから、プレイしてビックリ…

そして、プレイ開始してすぐに、これがREDであることに気付いて
しまい、一気にモチベーションを消失(タイトル画面のクレジット
表示は見逃していた)

だから、プレイ自体は殆ど進んでないのです。小型PCを貰った辺り
でプレイを中断しました。いや正確にいうと、そこでREDのワンパ
ターンな台詞回しと、キャラ絵の展開テンポに関しての我慢が限度
を超えたって感じです^^;

REDスタイルが好きな方なら楽しめると思いますが、cocには無理で
す。ですので、正確なゲームの評価は出来ません…。

ただ、導入部程度しか遊んでない上での感想としては、面倒なゲー
ムだと感じました。

タイトルからも解るように、PCやネットを素材にしてシナリオを組
んでるので、そういった作風の都合上、ゲーム内のPCでいちいちフ
ラグ立てに必要なキーワードを探したしなきゃいけないのですが、
それが結構な頻度で発生してウザく感じました…。

プレイ時間の短さで、語れるのはその程度です。
その後面白くなるのか、そのまま面倒チックに進んでいくのかは解
りません。

ですので、REDを好む人にしてみれば、期待どうりの出来栄えなん
でしょう。


そんなわけで、好みに合いませんでしたっという愚痴めいた報告を
終わるとします。それではまた次回。



*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女のモンスターハンター探険記 Vol.26


【晴天の霹靂】そんな言葉がまず浮かんだ、モンスターハンターの
PC版【モンスターハンターフロンティア オンライン】の発表。

個人的にcocとしては、モンハンは2で卒業かなっと思っていたん
です。【3】は【PS3】で発売されることが決定してますが【PS3】
を買う気など、まったくもってありませんし、いくらグラフィック
周りが強化されたところで、モンハンに抱いてる不満と言いますか
、要望といったほうが近いかもしれない数々のファクターは何も
PS3だから解消されるといった問題ではありませんしね。

そんな中、ついにPC版の発表。
これは、素直に嬉しいニュースです。

新要素として【ギルドシステム】【ランキングシステム】【ギャラ
リーシステム】などが搭載されるそうですが、その詳細は不明。

ただ、その言葉のとおり解釈すれば自ずと見えてきますね。
ギャラリーシステムっというのがどういった者になるかについては
興味深いです。

単純に人のプレイしてるクエストを観戦できるというのでは、面白
みにも欠けるし、家庭用では同期が取れてなかっただけに、本人的
にナイスな立ち回りを行っていても、他のプレイヤーからは、何も
居ない空間に攻撃を繰り出してる風に見えてたりしてたので、そこ
らへんの同期、つまる通信部分でパケットのやり取りそのもののレ
ベルから改良するのだろうか?っという疑問も生まれてきます。

さて、話を少し戻します。
【モンハンに抱いてる不満】についてです。

まず、一番に上げれるのがインフラ周りですね。
クエストの参加人数、街に入れる人数、エリアに入れる人数。
そして、インフラの仕様で不可能となってるクエスト中のプレイヤ
ーと外のプレイヤーがメールなどでコンタクトが取れない点。

こういったシステムの骨組みに位置する基礎的な部分にモンハンは
弱点を抱えていました。

KDDIのマッチングサーバーを使う為に、クエスト中とエリアや街に
居るときの通信の仕組みが異なり、双方のコンタクトは断絶されて
しまってました。

街に僅か8人しか入れないという点は、各キャラクターの装備品に
よるグラフィックの違いをリアルタイムで表示しなければいけない
のですが、PS2はデータをプールしておけるRAMの量が破滅的に少な
いので、8人の装備品を表示するだけで限界だったため、それ以上
の人数を街に入れるわけにはいかなかった。

しかし、8人という数は4人PT2組分。4人PTと2人PTがクエスト
に出てしまえば、その街ではどう足掻いても、残りは2席しかない
わけで・・・

街からクエストへっという流れが台無しなんですよ。

それに、その8人という人数の制限の為か、街という場所を勘違い
してる方が【2】で多く見受けられました。

街は公共の場でありフリーランスな場所。誰でも自由に出入りして
良い場所であるにも関わらず、街を通常のMORPGのホスト作成のゲ
ームルームのようなものだと勝手に思い込み、挨拶を強要したり、
同席の身として関心や交友を強制したりする人らが溢れてしまって
たのが非常にウザかったのを覚えてます。

まぁ、そういった一体感とでも言いましょうか、根拠が薄弱な連帯
性を重視したプレイスタイルを強く否定はしませんが、自分とは違
うスタンスの人をみつける度に、善悪の判定を持ち出し、自分が正
しいのだという主張を押し付ける人は困りもの。

そういった人について、以前にも書いたのですが、何故かセオリー
というのを作りたがる人が多い、そして、そのセオリーに準じてい
れば安心する、自分は標準側だ、だから悪くない。アイツは皆と違
うことをする、だから悪い。

オンラインゲームは仕組みを提供してるだけの物で、遊び方や捉え
方は人それぞれ、白も居れば黒も居る。マナーだモラルだと叫べば
己の正義感は満たされて充足するかもしれませんが、問題の解決に
何ら影響しない。

重要なのは、拾い聞いたローカルルールを考えも成しに全ての飲み
込まないこと。"皆がこうしてるから"等と、インテリジェンスの欠
片もないような理由を傘に物事の良し悪しを判断しないこと。広い
視野で物事を捉え"考える"こと。疑問を持つこと、特に自分の考え
に。

そして、オンラインゲームというのは、フリーランスというのが大
前提であることを忘れず、気味の悪い馴れ合いや、記号化した挨拶
のファンクション送信が形骸であることを自覚しつつ、空気を読ん
でドライorウエットに態度を変化させ、雰囲気の押し売りと強要に
至らないように注意することが大切。


さて、話が幾分逸れました。

今回PC版になったことで、街に入れる人数は大幅に増えるようです


現在確認できる情報では14人の参加が確認できています。
これくらいまで増えてくれれば、街という場所が本来持つパブリッ
クなスタイルも体感できるでしょうから、凄く歓迎できる変更点で
す。

残念ながら、クエストの同時参加及び、途中参加の是非、更にクエ
スト内とクエスト外間でのコンタクトの可否については不明。

しかし、それらの不明な点については、ゲーム的なシステムの問題
も勿論ですが、インフラがどうなるかで随分様子は変わると思われ
ます。

KDDIのマルチマッチングから離れるならば、上述の不明部分も良い
方向へと変更される可能性は高まりますが、そうなればなって料金
形態と回線の安定という問題が新たに生まれます。

料金に関してはKDDIのマルチマッチングは格安ですし、回線の安定
度という点についても【PS2】で【MH2】を立ち上げた時の混乱の少
なさは特筆すべき材料でもありますし、KDDIを離れるのか、離れな
いのかについては非常にナーバスな問題であるとも言えます。

そして、当然気になるのは、必要スペック…
当然の事ながら、快適にプレイするには、かなりのグラフックパワ
ーが必要でしょうね(オプションでローエンド設定もあるだろうけ
ど)

VRAM128MB以上推奨ってくらいは平気で要求してくるでしょうね。


あ、そうそう、肝心な事がもうひとつ。このPC版は【2】をベース
にした作品のようです。

さしずめ、モンスターハンター2.5っと言ったところでしょうか。
MH的に言い成すと【モンスターハンター2G】かなw

でも、先ほど書いたように、街の人数が大幅に増え、パブリック要
素がはじめて本来の形として機能するようになりそうっという変化
の片鱗だけで、ガラっと作品の持つカラーは変化すると思います。

あ、そうだ。個人的希望として、これはフルスクリーンオンリーで
しか起動しないようにして欲しい。PC版になることで、チートのリ
スク。BOT等を筆頭に外部ツールを併用しての効率至上主義なんか
が家庭用の時より影響力を強める可能性は高いですから、その完全
な抑止とはならないけど、少なくともウインドウプレイが出来てし
まうよりかは、抱え込むリスクは減ると思いますので、是非ともフ
ルスクリーンオンリーでお願いしたいところです(クエストの中と
外でコンタクトが可能という前提でね)


そんなわけで、お為ごかしなPS3の下位モデル発表&価格下方修正な
どというくだらないニュースよりも、この【モンスターハンターフ
ロンティア オンライン
】発売決定の報を聞き、熱く燃え上がった
cocさんなのでした。

そして、これで本当にいよいよPCを新調せねばっという気になった
次第ですけれど、今冬からβテスト開始とのこと。PC新調が間に合
いません…。冬はWiiに結構投資するから、PC組む予算はどう転ん
でも捻出できない…

なんとか、本サービス開始が来年の5月頃まで延びてくれないだろ
うかと、祈ってたりします^^;

それでは、今後の続報を心待ちにしつつ、今回はこれにて。



*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女のNintendoDS 漫遊記 Vol.30 アナザーコード 2つの記憶

発売されて随分時間が経ってしまいましたが、今回【アナザーコー
ド 2つの記憶】というテキストアドヴェンチャーをプレイしまし
た。

DS発売間もない頃に発売されたソフトで、DSのタッチパネル、マイ
ク、二画面などを用いたゲーム性の模索中であった時期のタイトル
ですから、なにかと粗は目に付きましたが、そこそこ楽しめました

ゲーム内容は、よくあるテキストアドヴェンチャーで、シナリオも
超が付くほど単純でありがちな展開をしていくので、そこにあまり
旨みはありません。

一応売りとしては、DSの仕様を駆使して謎説きをしていくようにな
ってる点なんおですが、正確にいうと、謎説きではありませんね。
何せ謎はありません。シナリオが単調で判りやすい展開をしていく
ので、先の展開は手に取るように判ります。

ですから、DSの仕様を使って云々という部分は、フラグを立てる為
に必要になってくるといった感じです。

よって、あまり推理を楽しめる仕上がりにはなってません。

シナリオ分岐も無ければ、延々一本道のストーリーをボタンを押し
てメッセージを進めていくだけといった場面が多々ありますし…

だから、あまり高評価できる作品ではありません。

しかしです。光る部分はあります。
DSの仕様を使ってフラグを立てて行くという動作の中で、無理無理
タッチペンで何かをやらされて、わざわざこんなことさせるなよっ
とシラけてしまう場面も多くあるのですが、中には思わず唸ってし
まうようなフラグ立ての仕掛けがあります。

まだプレイしてない人の為に詳細は書きませんが、【スタンプ】と
【写真立て】のフラグ立てには、ハマリましたw

あれは、テキストアドベンチャーというジャンルの経験値が有れば
有る程ハマる仕掛けですよ。

まさか!?っと思わず解けた時に苦笑いしてしまうほどでした。

特に【写真立て】のフラグ立ては、完全にゲーマーの常識という観
念が邪魔をして、15分以上立ち往生しました。

いやね、判ってるんです、その写真立てに含まれてる謎の意図は。
でも、そのフラグを立てる上でやらなきゃいけない動作ってのが思
い付かなかったんです。つまり、あの仕掛けをゲームの【中】でど
う解決するかという、モニターの中へと意識が行ったきりで、日差
しの向きを変える?何か別の道具拾ってきて、それで写し込む?と
右往左往してしまったのです。

まさか、こんなことさせて、それでフラグを立てる情報が得られる
分けないでしょ…っと殆どヤケクソ気味に試してみたら、あらま!
っとw

スタンプのフラグの時も、一生懸命インク探しましたしw
散々探した挙句にまさか…と行ったことが正解だったんだから驚き

この二つの仕掛けを体験するだけでも、この作品をプレイする価値
はあると思いましたね。

たった二つの仕掛けを体験する為だけに、買って遊んでみてねっと
は言えません。だから借りれる人は借りて遊んでみてください。

ワゴンセールで安くなっていたなら、買うのもありかな。

ただし、上述のようにシナリオ上の謎説きはありません。つーか、
プレイしてすぐに結末は見えてきます。存在するのはフラグ立ての
手順探しのみ。それを楽しむのがこの作品の主旨なんで、間違って
も攻略本など見ないように注意してくださいね。見てしまったら、
全てが台無しです。

まぁ、テキストアドヴェンチャーをプレイする上で攻略本を見るな
んてバカげたことをする人は居ないと思いますけど、念のためにw

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1261 よっっっぽどハラヘリンコだったんだろうね



はい。時事ネタ猛対週間として、すでに周回遅れ気味な感じで連日
いささかタイミング外しなテキストを書いていますが、今回は少し
前のニュースサイトでお馴染みとなったヘビ君について。


ファイル cocdiary20060920.jpg


写真はマレーシアの首都クアラルンプールから東に約200キロ離
れた村で羊を丸飲みした大きなニシキヘビが食べ過ぎ(w)で身動き
取れなくなってしまった所をタイーホされて撮影されたものです。

なんつーか、この生き様…漢だわw
(オスかどうかわかんないけど)

丸飲みっつっても、あんた限度っつーもんがさw
苦しかったでしょうに、途中でw

やっぱあれですかね、気合。

それとも、絞め殺した獲物は必ず丸飲みしなきゃいられないという
遺伝子プログラムから発生した暴挙?

それにしても、バカと言って終わるも良しなんですが、あれだけ膨
れ上がるほどの獲物を丸飲みして、しかもそれを受け付ける体であ
るということに驚きです。

裂けそうっていうか、裂けないのが不思議。
さすがヘビ皮っとでも言っておくべきですか?

そして気になるのが、捕獲後のヘビ君の様子。
あの飲み込んだ羊はどれくらいの時間で消化され、そのあとヘビ君
の体には変化があるのか。そこらへんの後日談が知りたいものです


あれだけ沢山栄養を取ったんだから、消化しきった頃にはかなりパ
ワーアップしてそうですもん。

もし、そうなら、そのパワーアップした姿で次はロバ辺りにチャレ
ンジしてみてほしいw

一体どこまでお前は飲めるのだ大会w

で、最終的には日本に連れてきて、曙と対戦させる。勿論ガチでw
って、無茶苦茶言い過ぎか^^;

とにかく、羊をぺロっと行くのであれば、人もぺロッといけるクチ
んあんだろうし、そういう大蛇がうろついてない国に住んでて良か
ったなぁっと思うcocさんなのでした。


それでは今回はこれにて。




*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女日記 Vol.1260 強襲、そして負傷

肩…、肩を負傷しました。先ほどです、そうです、負傷ホヤホヤで
す。

自宅マンションに到着後、1Fの郵便受けのロックナンバーをポチポ
チと押して開いた瞬間でした。

郵便受けの中から、何かがあたしのお腹辺りに飛んできた。
ビクっ!として、視線を腹部に送ると、そこには…ゴキブリ…。
しかも巨大…。

キャーーーーーーーーーーーーーー!!!っと雄叫びを上げ、服を
バタつかせて、払った次の瞬間でした。

郵便受け設置エリアからダッシュで逃げ去ろうと、反転して走り出
した瞬間、出入り口の側面にある管理人室のドアが凄い勢いで開き
、cocの右肩と激突…。

こちらの走り出した勢いも加わって、ぶつかった際の反動はかなり
大きく、ほぼ吹っ飛ばされるといった具合になり、スッ転んでしま
いました。

しかし、ゴキが近くにいる場で転んでる場合ではない!

管理人の驚く顔で、侘びる言葉を押しのけるように郵便受けエリア
から脱出し、管理人に「ゴキブリ!早く!早く殺して!!殺してー
!」っと大騒ぎ。

cocのその勢いに呑まれたのか、管理人のおじさんは「は、はい!
」っとw

管理人の踏みつけ攻撃が的確にヒットし、巨大なゴキが圧死したあ
と「物凄い悲鳴だったので、ビックリしましたよ。さっきドアにぶ
つかったけど、大丈夫です?」なんて心配されたけど『全然平気で
す。ありがとうございました』っと手短いにお礼を言い、恥ずかし
に満ちてる現場から逃げるようにして部屋まで逃げ帰ったのですが
、部屋に入って着替えをしようとしたら、右手が上がらないw

しかも、上げようとすると激痛が^^;

とりあえずシャツを脱いで鏡の前に行くと、明らかに肩が腫れてる
^^;

どんだけの勢いでぶつかっとんねん!っと情けなくなりつつも、氷
で肩を冷やす。

しかし、氷を当ててる左手がダルくなってくるからと、服を作った
時に余った布切れを引っ張りだしてきて、氷と肩を覆うように巻い
てみたんですが、鏡の中の自分を見ると、どこかで見た覚えのある
姿。なんだろうっと思いつつ、暫く考えながらTVをボーっと見て
いたら、イチローのCMが流れてきて、それで思い出しました。

ピッチャーが、投げたあと肩をアイシングするときに付ける肩用の
サポーターみたいなのと同じ状態でした。

なんか、かっくいいなw
激闘の投手戦を潜り抜けた戦士みたいじゃん!

って、くだらないことで盛り上がってんな!w

でもさ、これ巻くときにさ、胸が邪魔なんだよねぇ~。
(お前さ、なに必死に見栄張ってんだ?w)

ま、そんな阿呆な事言ってる場合じゃない。
明日、ちゃんと腕が動くか心配だよ。

骨折もヒビも経験あるから、それらのダメージ特有の吐き気が湧き
上がってくる痛みではないから、ただの打撲確定なんだけど、それ
にしては腫れがちょっと激しいから、明日どうなるか予測不能。

っち!あの管理人め!あのタイミングでドアなんか開きやがって!
しかも勢いつけて!ったく、使えないオッサンだ(アンタ、サイテ
ーw)

そもそも、なんで郵便受けにゴキが・・・
出し入れ口は金蓋で閉じられていて、半開きで何か郵便物が指し込
まれていたわけでもないのに…

ま、なんにせよ。これは何かの天罰なんでしょう。思いあたる節あ
るし(あるんかい!w

つーことで、管理人のオッサンに強襲され、負傷を負ったcocさん
なのでした(なんか、話変わってるぞw)

それでは、痛い肩を気遣いつつのタイピングはこのへんで終りとし
ます。

ではまた次回。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女のNintendoDS 漫遊記 Vol.29 Newスーパーマリオブラザーズ

売れに売れて、今尚もって売れつづけてる【Newスーパーマリオブ
ラザーズ】を遅れ馳せながらプレイしました。

一部の古参ゲーマーからの不満の声が上がっていたりしてるのを知
っていたので、自分もその古参ゲーマーの範疇に入る身としては少
なからず同じような不満を持つであろうと覚悟をしつつのプレイ開
始だったのですが、いざプレイしてみれば、いやいや不満?何を無
無理からに?って感じるほど楽しい肌触りに満ちた出来栄えでした

評価の結論を単的に言うなれば【楽しい】この一言に尽きます。

今更スーマリと言われてもっという冷めた自分が居ましたし、今の
自分が果たしてスーマリで楽しめるのかっという懸念もありました
けど、全然平気。今更も何も楽しい物は楽しい。そしてキチンとそ
れを関知できる感覚は残ってました。

そして、何故スーマリはスーマリなんだろう?
他の類似アクションゲームと何が違うのだろうっという誰しも感じ
る疑問に対して、今までもいくつかの結論を出してきましたが、改
めて思ったのが、先ほどから書いてる【楽しい】です。

この【楽しい】という感覚にさせてくるという点が、実際のところ
とても丁寧に作り込み、計算されつくされてた結果から生まれる感
想なんですよね。

動的な仕掛け一つとってみても、その仕掛けでプレイヤーを驚かせ
なければいけない。でも驚かせすぎると、それは仕掛けでなく、罠
になってしまいプレイヤーにストレスを与えてしまう。

思わず声が出てしまうような仕掛けを配置しておきながら、その仕
掛けの動作に突入したプレイヤーは驚きつつも、なんとかその仕掛
けを突破できるように難易度やタイミングが調整されてる。

スーマリはそこらへんの調整が絶妙なんですよね。

だから、まるでアトラクションを楽しんでるかのような、ドキドキ
とワクワクとハラハラが一斉に迫ってきて、その後に爽快感と安堵
感で締められる。

それは、もう見事としか言い様ありません。

初代のスーマリが世に出てから20余年。その純血筋の新作で今ま
たスーマリとは何か、アクションゲームとはどうあるべきかっとい
う答えを見せ付けられた、そんな感じすらします。

アクションが好き、苦手といった個人の趣向に関係無く、楽しめる
のがスーマリ。この【New】をプレイしてない方は、是非とも体験
しておくべきです。

ただし、ゲームで【楽しく】なんか成りたくないという人には向き
ません。そして、楽しく成りたくなければどうなりたくてゲームし
てるのか聞いてみたい。【New】真っ向否定組みにそんな問いを投
げかけてみたくなったcocさんです。

300万本も売れるには、売れるだけの理由がある。
その理由の正解なんて知らなくていい。ただ、触れてみて何を感じ
たか。cocにとってのの理由は上述のとおりです。

だから、人それぞれ感じた【理由】に違いはあるでしょう。

ですけど、恐らく【楽しい】を共通してるんじゃないかなっと思っ
たcocさんです。

辛口評価のcoc。10点満点で評価すると8点ですかね。
珍しいです。8点なんて付けるの。

6点=世間的に良作。7点=世間的に最大級評価ってな感じですか
ら、8点なんて滅多に付けません。

だけど、迷い無く8点っと断言させてしまう力がこの作品にはあり
ました。

未プレイの方は是非とも遊んでみて下さいです。

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女のアニメ独り言 Vol.71 何度描き直す気だ…

遅れた時事ネタ追っかけ週間として、やはりコレは拾っておかなけ
ればって事で、今回は【エヴァンゲリオン 新劇場版4部作】につい
てです。

正直、最初に公式としての一報が放たれ、確定と断定された時の感
想は「いいかげんにしろ…」っと思いました。

そして、3作は新作カット放り込んで、TVシリーズを再構築、4作
目で真の結末を描くという、現時点判明してる詳細を知ったら知っ
たで「やれやれ…」と…

だってさ、もうさ、あんたらグダグダ、グダグダ10年掛けてなに
やってんだよっとね…。

ラストを何回描き直す気だよ^^;

正直言いまして、cocはTVシリーズのラストだけで十分だったと思
います。

あぁいうラストになってしまった理由とか、そんなの世に発表しち
ゃった時点でどうでもいいこと。

勿論、TVシリーズのラストがベストであったか?っという点につい
ては、当然首を縦に振る事はできませんが、あの時、あの時期、あ
のメンバーとあの時間とお金で出来うる範囲での全力が、あれだっ
たわけですから、それが正解でいいじゃない。

しかし、どうしても作り手として、あれでは駄目なんだ。あんな風
に描きたくはなかったんだって思うなら、描き直せばいい。で、エ
ヴァは描き直した。

いや、正確には描き直そうとして、でもまた出来なかった。

で、10年経って、今度こそは…っと言ってまた描き直す。

そんじゃさ。次の描き直しはいつよ?って聞きたくなってくるんだ
よね。

描きたい形として、表現出来なかった。でもその結果、社会現象に
まで成り得た。それは不本意な結末が商業として成功する要因にな
り得たってことでしょ。

だったら、それで良いのよ。
TVシリーズのラストは、むしろアレだったからエヴァという作品が
意図せずとも孕んでいたテーマが受け手側から掘り出されて、作品
のポテンシャルが上がった。

色んな解釈が生まれ、その作品の質が高まった。
正直、今考えると、あのラスト2話は奇跡ですよ。

あの2話が無ければ、エヴァはやすっぽい【ロボットアニメ】とし
て消化されていっただけの存在になったのではないかと思います。

狂言なんだよ。だからお前はどうすんだよ?見てるお前だよ。お前
はどうなのよっという強いメッセージ性があの2話で生み出されて
、それが作品全体を包み込む形で奇跡の化学反応を起こした。

それが【エヴァンゲリオン】なんじゃないですか?

まぁ、確かにあの終り方は、ロボットアニメを設定越しでしか見れ
ない、理解できないといったヲタクには酷な終り方ではあったと思
います。

ロボットアニメ、なんちゃってSFアニメとして、エヴァ、使途、そ
してそれら取り巻く多くの物事の定義を全部吹き飛ばして、無かっ
たことにされちゃったんだから、作品の放つテーマは完結したけど
、設定云々は放り投げられちゃっいましたし。

で、設定大好き、設定越しでしか物語が成立しないなどと世迷言を
言う完全受動型ヲタクの為に、映画化してラストを描き直した。し
かし見事なまでに失敗した。つーか、また同じ過ちを繰り返し、そ
の過ちに対してのケジメの付け方の矛先を少し変えてみたりした。

すると、今度は、折角TVシリーズで一本筋の通ったテーマが崩れ去
り、エヴァそのものの価値が酩酊状態に陥ってしまう。

で、10年経って、今度こそ本当に描きたかった結末を描きます!
でしょ。

なんつーか、呆れるw

そして、今回描き直されるラストはなんとなく既に想像できちゃう
のよね。

つまりあれでしょ、ふつーーのロボットアニメとしてまとめちゃう
んでしょ。

エヴァがどうとか、アダムがどうとか、ネルフがどうとか、冬月が
こうでどうしたとか、だから、こうでしたって全部説明して終りに
するんでしょうね。

つまり、エヴァファンに対して媚へつらいにワザワザ10年越しに
ご機嫌伺いにやってきましたって感じになるんだと思う。

ほんと、大人ってやだね。作った物に責任もってほしいよ。

思春期の少年が内包する過敏で残酷な心情、しかしとてもそれは儚
く、拠り所のない頼りない物。それらをエヴァンゲリオンという舞
台を使い狂言で表現してみましたっていうTVシリーズの終り方っ
て、とても野心的で(意図せずとも)良いと思うんだけどなぁ。

製作側の事情云々は取り合えず別にしてさ、TVシリーズの結末は計
らずとも結果的に観た者に何かしらの問いかけをして終わる。考え
させられる、想像させられる。それでいいじゃん。つーかそれが最
もベストな終り方だと思いません?

勿論、核となるテーマが無いのに、そんな終わらせ方したら駄目で
すけど、キチンと一環したテーマが有ったんだから、最後の最後ま
で説明で埋め尽くして終わるより、あぁいった終り方の方が絶対良
いとcocは思うんですけど、世間はそうじゃないのかなぁ^^;

まぁ、取り合えず、10年目の描き直し、拝見させて頂きますよ。
15年?20年目の?描き直しの下準備としてねw

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女のNintendoDS 漫遊記 Vol.28 DQMJ発売日決定について

発売日が12/28に決定した【ドラゴンクエストモンスターズ ジョー
カー(DQMJ)】

なんとか年内滑り込みって感じで、それはそれで良いのですが、個
人的にはもう少しだけ早く発売して欲しかったです。

なにせ、12/28と言えば、その二日後から仕事が猛烈に忙しくなり
(28日の時点で既に忙しいのですが)とてもじゃないけどゲームなん
てやる暇ありませぬ…

そして、そんな忙しい日々は約二週間ほど続きますから、事実上1
月の下旬頃までプレイできない感じなんですよね…

せめて12月第一週だったら…と思っていたのですが、このDQMJの発
売日が決まった後で、Wiiの発売日が12/02と発表されたもんだから
、なんとも複雑な気分。

Wii買えば、当然ゼルダに没頭するだろうから、DQMJは暫く手を付
けれない。だからといって12/28発売は私的に残酷。

まぁ、結局はゼルダを3週間集中して遊んで、仕事に2~3週間没
頭してから、DQMJへと移行という比較的にスマートな流れになった
ので、結果オーライなのかもしれませんが^^;

それに、Wii発売後に出るってことは、ショップポイントがガツン
と増えた後なので、恐らくポイントオンリーで購入できますから、
それはそれで嬉しいわけなんです。

じゃ、何が不満なんだ!っと言われると、なんとも謎なんですが、
何て言いうか…、とにかく早く遊びたかったってだけの我侭ってや
つですよw

問題は、来年も年明け早々に入院ってなことにならないように、年
末突入前にはキチンと確実に体調を整えていかないとね。結局それ
が一番肝心なとこです。

っとまぁ、やたらとDQMJを待ちわびてるcocさんなわけですが、実
際のところ不安もあります。

シリーズ一作となる【ドラゴンクエストモンスターズ】には一年と
いう時間を費やし、俗に言うところのラスボス系のモンスターは当
然全て作り上げ、勿論LVも99。しかも、ただのLV99じゃなく、配合
手順で言うところの最下層配合からLV99同士で掛け合わせ続けて作
ってたので、かなりの時間を費やしました。

雑誌や攻略本で公開されていた配合表にはどれも誤ったデータが混
じってばかりで、しかも見難いものばかりだったので、自分で400
ページのノートに配合パターンの一覧は勿論の事、素材モンスター
からの索引、特技からの索引など、プレイ中に調べる際に一番効率
のよいデータ構成を考え抜いて自作データノートを作ってしまった
ほどハマっていました。

だからといって、激烈に面白いゲームだったかって問われると、即
座に頷けません。

一年遊んだけど、結構地味なゲームで、淡々とレベル上げに勤しむ
タイプの作品でしたので、何がcocをそこまで夢中にさせたのかは
明確に表現できません。

強いて言うなら、収集欲かな。

それに加えて言うなら、当時物凄く暇だったんですw

そういった係わり合い方をした作品ですから、新作となって登場す
るとはいえ、今対峙して果たしてキチンと向き合えるかどうかとい
うcoc自身への不安が強いです。

過剰に演出過多になり、システムも複雑になってしまってたりする
と、向き合うだけでそれなりの気構えが必要ともなりますし。

それに一番のネックは時間。

それらは、作品の秘めてる問題でなく、受け手であるcoc側の問題
ですから、一作目が発売された当時と今のcocでどのような接し方
の変化があるのか、そしてそれは違和感にまで匹敵するのか。そう
いった部分に関して、DQMJに不安を感じています。

スルメゲーを噛んで、噛んで、噛み続けるだけの顎の力が果たして
今でも残ってるのか、それに尽きますね。

ただ、携帯端末+スルメゲー=グータラゴロ寝プレイという黄金公
式が存在しますし、基本的にグータラなcocさんですから、そうい
う黄金公式に染まってグータラしたいという願望は今尚もって強い
ですw

ところで、話はDQMJとは全然関係ありませんが、カルドセプトのDS
版はまだ発表してくれないんですか?

Xbox360版でファンは期待を膨らませてるようだけど、cocは根強く
DS版の発表を待ってるのです。

ぶっちゃけ、DSでカルド出してくれたら、DQMJとカルドだけで3年
はは遊べますよ。

DQMJの発売が決まった今、残すところはカルド!

カードヒーローでも構わないんだけど、やっぱカルドのほうがね。
って、カードヒーロー自体もまだ発表されてないんだけど…。

さてと、いよいよ話が迷走し始めてきましたねw
このまま在らぬ方向に進んで着地点決めれないまま右往左往するの
はしんどいので、今回はこのへんでキリ上げておきます。

それではまた次回です。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.64 Wiiのさりげない多面性


緊急出張ラプソディー】を5回に渡って掲載した為に掲載する時
期をずれた時事ネタを時系列無視でこれから数字に渡って追いかけ
てみようと思ってます。

さて、それではまず本日は任天堂の【Wii】についてです。

周知のとおり、発売日が12/02。価格は25000円と発表されたわけで
すが、ここではその価格についての【とやかく】は書きません。

事実、適性価格であると思いますし、然したる懸念もありません。

そして、スペック等についての言及も突っついたりしません。
何故なら、Wiiはテクノロジーパフォマーとして存在する端末では
ないので、その点について語ることは無意味だからです。

とりあえず、まずはWiiの公式ページをご覧になって、機体コンセ
プトを再確認してみてください。

そして、そのコンセプトを再確認したら、一つ感じたことがありま
す。

PCがかなりの数普及し、インターネットを代表とするデジタルネッ
トワークの認知度も広く浸透した今、ふと考えると、重要な欠損部
分に気付かされます。

それは、標準モデルとされる端末の不在です。

いくらPCが普及したとは言え、どれほど一般家庭に入り込み、日常
的に使われているかというと、大きく疑問を感じます。

端的にインターネットだけに絞って考えてみても、PCではその高い
汎用性から、ブラウザの機能を理解し、インターネットを活用する
にはそれなりに経験と素質が必要となってきます。

情報を取り出すにも、いくつも手段が存在し、それら全ての手段に
対してアプローチできてしまうPCは、理解してるものには便利な物
ではあるけれど、理解度の低いユーザーには敷居は高く、そして間
口も広すぎる故に手に余るツールとなってしまうケースは少なくな
いでしょう。

そこで、多くのメーカーが所謂ホームネットワークのコア端末とい
った発想の元で、TV、ゲーム機、セットボックスなどにインターネ
ットに目的を絞り、そこにLAN環境と記憶媒体メディアとの連携を
容易に構築できる端末の開発、市場投入に踏み込んでるが、お世辞
にも成功したと言える例は無い。

現在では、それらの役目を携帯電話が担ってるとも言えますが、事
実上、携帯でのフルブラウジングには費用、通信速度の面で問題も
多く、やはり所詮は携帯。


そんな現状の中、やはりホームネットワークのコア端末というもの
は日本の文化の中ではTVに直結できる端末でなければならないと
いう結論に至るのは、早計でもなく、TV主動で娯楽の文化が構築
されてるこの国では当然の結論かと思います。

逆説的に言えばPCにTVチューナーを搭載するモデルが常識となりつ
つ現状を見れば、どれだけTVに依存してる民族かってことがうか
がい知れます。

そして、TVに直結するということは、TVのチャンネルに割り込
むという形になりますから、単純にインターネットが利用できると
いうだけでは、中々そのチャンネル争いに勝つことは出来ないでし
ょう。

なにせ一般家庭のリビングのTVに繋いでもらおうってわけなんで
すから、使い勝手は勿論のこと、使用に際しても面倒であってはな
りません。

当然、ここでは各個人の部屋にあるであろうTVに繋ぐっというの
は除外しています。

そういう環境で使う場合は、TV+端末の構成であっても広い意味
ではPC、つまりパーソナルコンピューターで在ると考えるからです


ここでは、同じPCでも、ずっと不在であるパブリックコンピュータ
ーの可能性について書いているのです。

このパブリックコンピューターの位置に置いて、成功とまでは言え
ないものの、結構な数と期間で実働数を得たのは、ドリームキャス
トとPS2&HDDなのではないでしょうか。

ただ、どちらも十分な存在感を見せれたとはいえません。
PS2はHDDの普及という数お障壁がありますし、PS2単体でもブラウ
ザソフトを起動させれば、インターネットにアクセスできます。
この"ブラウザソフトを起動させれば"という点において共通なのが
ドリームキャスト。

しかし、残念なことに"ブラウザソフトを起動させれば"っという部
分がネックなんです。

ゲーム機ですから、TVに繋いだ時点で主要チャンネルとそのTV
の稼動目的を争わなければいけません。そして"ブラウザソフトを
起動させれば"というのは、他のゲームソフトを押しのけて、ブラ
ウザソフトをディスクトレイに入れてもらわなければならないとい
う競争も生まれてしまいます。

そして、共に言えるのが、ブラウザを起動したとしても、それは単
に"ブラウザを起動しただけ"であって、そのブラウザを用いて行え
る利便性に優れた情報の抜き出しについてはユーザー任せ。

それでは、スタンスがパソコンと何ら変わず、パソコン上でブラウ
ザを動かすよりかは、敷居も間口も狭まっていますが、あまり大き
な変化はありません。

日本人は、残念な事に受動的であり、それは表現を比喩させると、
強制されるのを好む民族であるともいえます。

自分で目的や用途を見つけていける素養のある人は、これだけ文化
レベルの高い国にしては、極めて少ないと言えるのではないでしょ
うか。

ですから、すぐに「どうしらいいの?」「なにしたらいいの?」っ
という疑問を放ってきます。好きにすればいいっという答えが一番
適切なんですが、それだと何も見えてこない。そう、見えて"こな
い"と動かないんです。

見に"行こう"としない。

この件の良し悪しは取り合えず別の問題ですので、これ以上の言及
はテーマを逸脱しますので省きますが、現実としてそういうのが日
本という国の大衆の中の大多数だというのが現状。

ですので、パブリックコンピューターで必要ななのは、汎用性では
なく、深意性。特定の機能に絞り込んで、それらを使わせる。決し
て選ばさない。否応無く目に付く個所に飛び込ませて選択を強要さ
せるくらいの強引な仕様。

そして、その端末は必要最低限、もしくは特定のものに絞りこませ
た拡張性に留めるのも必須条件。

多目的拡張性は、理解する者にはとても利便性に優れていますが、
パソコンの汎用性と同じですが、大衆にはそれらを選び、使い、用
途を広げていく創造性と好奇心がありません。

少し話はそれますが、PSPの失敗の根本的理由はそこにあります。
並ぶソフトラインナップの殆どがPS2タイトルからの劣化落ちばか
りで、ハードを牽引する力は皆無。そして、端末自体の拡張性を売
りにしようにも、一部のマニアしか理解が及ばず、大衆はついてこ
ない。結果PSPは現状で、NESやSNES、GBAなどのエミュレーターや
、エンコードされた動画を動かす専用端末と化しており、その本来
の役目は死滅してしまってます。

それらの例も踏まえた上で、少々強引な言い方になりますが、パブ
リックコンピューターに拡張性は必要ないのではないかとcocは考
えます。

さて、ここで話を戻します。

cocはWiiの公式サイト見て感じました。これはもしかすると、長年
不在となってるパブリックコンピューターの席にWiiが座ることに
なるかもしれないとね。

その明確な機体コンセプト。全ての動作に関わってくる直感的なイ
ンターフェイス。更にポータルチャンネルの構成の仕方。ブラウザ
は本体メモリにインストールさせてノンストレスで起動可能。

非常に端的にWiiの存在証明が表現出来てる仕様だと思うのです。

ただ、それらの機能は、Wii購入の動機付けに相当すものではあり
ません。むしろそうであっては困ります。

Wiiはその独特なインターフェースから生まれる、新しいゲームと
の距離感を楽しんでもらおうというのがコンセプト。

そのオマケとしてパブリックコンピュータ成り得る機能も有してる
という捉え方が最もスマートな受け取り方ではないかと思います。


勿論、まずはWiiが大衆に受け入れられなければなりません。それ
が大前提です。

ただ、DSの大ヒットの余波に乗り、Wiiも記録的な売れ方をすれ
ば、一気にWii経由でのネットワーク参加が増え、本当の意味で一
家に一台のネットワーク端末というのが実働という意味において成
し遂げられるんじゃないかなっという想像をしてみたりします。

パソコンも使わない、使えない。ゲーム機のブラウザでネットに放
りこまれても何をどうすればいいかわからない。見つけようとしな
い。そういった人達がWiiに触れて、どういった化学変化が起きる
のか。そこらへんが非常に楽しみでもあります。

っと、そんなに控えめに書くこともないか…
いくら現状、ゲーム市場はDS一色でゲーム機が据え置き型である理
由はもうなくなったっていったような短絡的考察がタレ流される時
代となったとはいえ、やはり核となるべきは据え置き型であり、据
え置き型あってこその携帯機。

で、次世代機と世間的に位置付けされる機種の中で、Wii以外の選
択肢は事実上存在しませんから、売れるのは必然なんですけどね。

PS3は論外だし、Xbox360には可能性あるけど、PS2がまだまだ現役
な現状、似通ったコンセプトのマイナーイメージ貼られまくりの端
末が盛り返すのは極めて難しい。

そういえば、以前知り合いが「PS2はRAMを拡張させすればあと5年
はいける」と言ってました。激しく、とても激しく同意です。

わざわざ、あんな技術者のエゴの結晶で醜態さらしまくりなPS3な
んて出さなくても、RAM拡張ユニットやRAM拡張型PS2を投入すれば
まだまだ儲けられたのにね。


っとまぁ、そういうわけで、Wiiのパブリックコンピュター化とい
う可能性について、好き勝手書いたわけですが、そうなった未来の
ほうが楽しげだし、やっぱ楽しいほうがいいじゃないってのがcoc
さんのスタンスでもあります。そして、こうして発売前に未来をあ
れこれ頭の中で期待を膨らませられるってのが、新たに投入される
ゲーム機の本来の姿だと思う次第であります。

それでは、12月2日に向けて、がんばってゲーム貯金をしていきた
いと思います。

では、今回はこのへんで。




*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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